shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

Ramones Forever / 少年ナイフ

2010-09-09 | Ramones
 1ヶ月以上にわたって私を悩ませていたパソコン問題にやっと決着が付いた。腐れ外道のパソコン・メーカー、ゲートウェイは私が修理に出したパソコンを勝手に処分し、代替品と称して全く別機種の “メーカー再生パソコン” を送り返してきたのだが、何とそれが3日で壊れるというお粗末さ(笑) メーカーの言い分は “無いものは仕方がない”、 “同等のスペックのパソコンを渡したのだから文句を言われる筋合いはない” という、木で鼻をくくったような横柄かつ傲慢な対応で、これには温厚なケーズデンキの担当者もブチ切れ。 “おたくの会社はそれでよく客商売してはりますな!”(←よぉ言うた!!!)と怒鳴りつけ、かなり強硬な姿勢で迫った結果、最終的にメーカー側が折れて渋々 “全額返金” となったらしい。ケーズデンキよ、よぉ頑張ってくれた(^o^)丿 これからは電化製品全部おたくで買うからね。それと、最後の最後まで往生際の悪かったゲートウェイ(日本エイサー)はこの世から消えてなくなれ!!!!!
 ということでいつまでも暫定旧型 XP のコマ送り動画や長~い砂時計に付き合っていられないので、返金してもらいに行ったその場でニュー・パソコンを買うことに... 鬼畜な海外メーカーにはもうこりごりなので今度は絶対に国産メーカーだ。まずソニーと東芝(←アフター・サービスはダントツに良いらしい...)はキーボードが特殊な形状で打ちにくそうだったのでパス。NECは在庫が私には不要なブルーレイ対応の高価な機種だけだったのでコレもパス。結局消去法で富士通 Lifenote シリーズの AH550/5A に決定。価格.com の最安値よりも更に値引いてくれはったので、ゲートウェイVistaの返金額に3,000円上乗せしただけで最新のウインドウズ7が手に入った計算だ。愛車とお揃いのクリムゾン・レッドもカッコ良くて気に入っているし、縦横比 16:9 のワイドスクリーン画面に馴染めない(←TVもPCも 4:3 が見やすくてエエのになぁ...)ことを除けば文句ナシの高性能マシンだ。とりあえずは災い転じて福となす、ということでようやく一件落着である。

 とまぁこのように悶々とした日々を過ごしながらも音楽生活面では相変わらず “ガールズ・ロック祭り” を継続中で、今週は大好きな “少年ナイフ・ウイーク” になっている。彼女らの曲は基本的に全部好きだが、私が持っている200曲近いナイフ・ナンバーの中で最も好きな1曲はと問われれば、私は迷うことなく2007年リリースのアルバム「fun ! fun ! fun !」に収められた④「ラモーンズ・フォーエヴァー」を挙げる。
 この曲はタイトルが示すようにパンク・ロックの開祖とも言うべきラモーンズに捧げられたナンバーなのだが、私はこれほど愛情とリスペクトに溢れたトリビュート・ソングを他に知らない。お約束の “ワントゥスリフォッ!” というカウントで始まり、ラモーンズ直系のラウドでパンキッシュなサウンドが炸裂、そして何よりも私の胸を打つのがラモーンズへの憧れをストレートに表現したその歌詞である。全編英語で歌われているが、日本語の大意は大体こんな感じだ;

  ある日ラジオで聞いた素敵なミュージック
  何て楽しく、驚くべき発見
  次の日早速アルバムを買って聞いてみた
  そして自分も始めたパンクロックバンド
  N.Y.の彼らみたいにクールになりたかったから
  皮ジャン 破れたジーンズ
  マッシュルームヘアーカット...

  ラモーンズ フォーエヴァー、ミュージック フォーエヴァー
  ラモーンズ フォーエヴァー、パンクロック フォーエヴァー

  何年もパンクロックバンドを続け
  ついに彼らのオープニング・アクトに指名された
  まるで夢のよう 憧れのスターと同じステージへ
  それは彼らの最後の日本ツアーだった

  私は決して忘れない...
  ラモーンズ最高!

 私はこの歌詞がたまらなく好きなのだが、下に貼り付けた YouTube 動画がこれまた素晴らしい出来で、テンポよく切り替わる画像が疾走感溢れる曲調とバッチリ合っており、何度見ても心にグッとくる。夭折したラモーンズのメンバー達もきっと天国で喜んでいることだろう。
 少年ナイフの歌詞はすべて自分達の感じたことを素直に表現したものである。小賢しいことを考えずにそれをシンプルななロックンロールに乗せるから、聴き手の心にストレートに届き、共感を呼ぶ。このスタイルを30年間も貫き通してきた頑固一徹少年ナイフの音楽はもはやイデオロギーの次元で語られるべきものである。信ずる音楽への深い愛情、そして大好きな音楽を演る喜びがダイレクトに伝わってくる少年ナイフの存在こそがロックンロール・バンドの真にあるべき姿なのではないかと思える今日この頃だ。

Ramones Forever - Shonen Knife