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大豆の収穫→タマネギの植え付け→小麦の播種へ

2021-11-29 04:15:39 | あしがら農の会


 大豆の収穫の後半分を11月27日に行った。まだ乾いて居ないものがあり、乾かしてある。大豆の収穫期がずいぶん時期がずれるようになってしまった。たぶん種大豆の選別をしないできたことの問題が出ているのだろう。自家採種を続けるという事はなかなか難しいことだ。

 大豆は鹿に食べられなければ多分豊作だったに違いない。それでも、株によってはほとんど実のついてないものや、成長が極めて悪いものもある。それが同じ場所でそういうばらつきがあるのだから、これも種のせいなのかもしれない。

 小糸在来種の種を買えばいいという人がいたが、それは違うとおもう。在来種の種取りをしたものを買うという事は相当難しいはずだ。そして私たちは自給活動を行っている。やはり自分たちで努力で、種大豆を維持してゆくという事が大切なことなのだろう。



 昼頃から雨という予報で、少し気持ちが急いた。ところが天気予報は完全に外れた。天気図通りの冬型の気圧配置の結果で、雨は降るはずがなかったのだ。一体どういう根拠でこんな天気予報を出す人がいるのだろう。コンピュター導入の結果なのか。外れたのはウエザーニュースである。

 大豆の収穫が午前中で終わったので、午後にはタマネギのベットづくりを行うことになった。今年はベットは縦方向だけにした。大雨が降ると、水路が出来てベットを壊すからだ。12mの細い長いベットになった。

 ベツトの上の幅は50センチくらいの狭いものにした。その方が作業がしやすいからだ。50㎝に4本を植えて、10m植えれば400本になる。これが一年分のタマネギになる。ベットの中の方に古い鶏糞を混ぜ入れた。

 鶏糞が落ち付いたところで、5日に植え付けの予定だ。今年はまたタマネギの苗が不調だそうだ。根切り虫にやられたと言われていた。ずいぶん対策はしているのだが、なかなかタマネギ苗は苦戦している。今年はまずは購入苗も使うつもりだ。

 今度は晩生の苗が売ってないと言っていたら、堀井商店にあるというので、慌てて買いに行き、夕方からタマネギ苗は植えこんでしまった。5時まで作業をしたら、ずいぶん薄暗くなり寒くなった。久しぶりに冬を味わっている。

 タマネギのベットの上には穴あきトンネルをかけたいのだが、トンネルをかけると草取りが大変という事だった。今の予定では1月最後の1週間と3月初めの週に小田原に来る予定だ。大麦と、小麦と、タマネギの草とり。そして3月にジャガイモの植え付け。それで、遠藤種苗に2穴のビニールを買いに行った。

 問題は石垣の方の田植えである。1月初めに苗床の準備播種。苗作りをしながら田んぼの代掻き、最後の一週間抜けて小田原にくる。一月の最後の週は石垣に居なくても大丈夫なようにしないとならない。小田原から戻り、田植えをすることになる。田植えが2月10日ごろに終われば、3月初めには小田原に来ることはできるだろう。

 このあたりの難しい日程調整が必要である。しかし、何としてもこれを上手くこなしたい。小田原での活動は充実している。少し無理しても来たい魅力がある。1月最後の週に小田原に来るのは、麹の仕込みと、味噌の仕込みである。

 寒くて去年は参加しなかったのだが、今年はちょうどその時期に水彩人の総会がある。これは出なければならないものだから、合わせて味噌づくりには参加しようかと思っている。まだ決めきれないところはある。

 大豆畑の後にみんなでそばガラを播いた。渡部さんの準備が良くて仕事が終わりそうな時を見計らって、そば殻を運び込んでくれた。下の畑には20袋。上の畑には20袋。大勢いるので撒くのも早い。ここまでやれれば、午後トラックターで耕運できる。27日にすぐに耕運が終わった。

 それで、28日には小麦とライ麦を播いた。ライ麦はジャガイモを作る所の緑肥である。何も作らないで、裸地にして置くと、拭きおろしの冬の風で、表土が飛ばされてしまう。3月5日までにどのくらい伸びるだろうか。

 ジャガイモは畑の半分を3月5日に植え付けるという事だ。今年は私は参加できなかったのだ。それなのにみんなが私の分まで植えてくれた。来年こそ自分で植えるように参加したい。ジャガイモが半分というのはジャガイモは連作障害があるというので、去年作った場所では作らない。

 そこでジャガイモの場所が空くことになった。それでは小麦をやらないかという話が急きょでた。私は是非ともやりたい、草取りには頑張って来るので、是非やりたいとお願いした。それは小麦を止めて、大麦にしてしまって、小麦の会を止めた人がいたという事がある。

 小麦を止めた理由は精粉することが困難という事がある。様々な理由があるが、ともかく面倒くさいし費用もかさむ。そこで、今度は各人が家庭用製粉機を持つか、あるいは粒のまま使う人に限定という事にした。小麦を続けるなら、家庭用製粉機は良いと思う。様々なものが粉にできるのだから、自給生活には必需品というものかもしれない。

 そこで急きょ28日の午前中には小麦の播種という事になった。45㎝の畝幅にして、草が抑えられなかった場合は、一列置きに耕運機で潰してしまう。草が抑えられたら、45㎝のままで収穫まで持って行ける。大麦も同じ考えで、45センチ畝にした。

 草取りにできる限り来るつもりだが、どこまでできるかまだ分からない。ため池の草刈りもあるから、1月3月5月と一月おきくらいには小田原には来ないとだめだろう。小田原のみんなに迷惑をかけないように、この時に草取りを頑張るつもりだ。

 そして、土手の修復を行った。見学者が舟原ため池に行く道筋に狭い部分があり、ここが崩れている。以前土のうで積み上げて修復した場所がまた崩れた。どうしても田んぼからの水が沁み込んでくるので、道が崩れてしまう。今回は麻袋の土のう袋で直した。

 麻袋を鉄筋で串刺しにして、斜面に止めるような形だ。どこまで持つかはわからないが、草が生えてしまえばかなりの強度は出るはずだ。今回は1メートルほどの単管パイプを斜面に10本打ち込んだ。水抜きの為である。この道は一般の見学者が通る場所なので、しっかりしたものにしなければならない。

 今回中央の堤の部分を直して、上の池には水が溜まり始めた。このまま何とか漏らないでくれたらば、次は下の池の石垣の補修をしたい。ここが漏らなくなれば、ついに溜池は完成である。出来れば、下の池には小田原城の蓮を移植したいと思っているのだが。なかなか貰えないでいる。農政課に頼んでみることにしたい。

 
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