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「日本一のニートを目指す」phaさん

2012-10-31 04:35:46 | 身辺雑記
米田智彦「新時代の生活実験者に会ってみた!」この表題には興味が湧いた。トランク1つで東京都内を遊動。昼は東京のどこかで仕事をし、夜は東京のどこかで眠る、フリーエディター米田智彦による生活実験型プロジェクト。いま日本では、従来と大きく違うライフスタイルや働き方が次々と生まれています。まるで自らの生活を材料に実験するかのように、新しい生き方を実践する若い人たちを、やはり定住所を持たずに1年間暮らした経験を持つ米田氏がインタビュー。「こうやって生きています!」というライフクリエイターたちの声をレポートします。「日本一のニートを目指す」phaさんは興味深い対談である。まああまり、為にならない所がいい。「だるい」「面倒くさい」「疲れる」世界である。しかしこの対談の話題が、江戸時代であったりして、どうも私の関心と、接してくる。暮らしを極めたという意味では、江戸時代はすごい。

確かにこの競争社会を降りてしまって、競争社会の産物である都会に依存して暮らそうとすれば、だるいことだろう。いわば都会の寄生虫。今の社会ならではのものである。もちろん相当複雑な生き方をしているようで、実態についてはこの対談では鮮明ではない。ネットの広告とか、ウエッブ上の何かで生計を立てているらしい。意味不明であるが、ノマドというらしい。ノマドは初耳だったので調べた。どうも明確なのかどかもわからないが、オフィース代わりに、カフェー等のネット環境で仕事をする人らしい。この点はほとんど興味が無い。ネットで生活すると言ってもそれは手段と場所である。実際はその先の何で収入を得ているのか。食事はどうしているのか。生活費はどのくらいなのか。家賃と言うものは払わないのか。そう言う肝心な知りたいことは分からない。

こんなニートは都会にしか居ないだろう。日本一を目指すという言葉遣いのセンスがおかしい。これは講談社の方で付けた名前なのだろうか。だるくてこんな言葉になっちゃたのだろうか。どうも、独特の共同住宅のようなものがあるらしい。米田氏は東京中の共同住宅を渡り歩いて、一年間暮らした人らしい。そこで知った生き方を、生活実験者と呼んでいる。実験と言うからには、その目的は何かあるのだろうか。京大出身とか語られる所が、どうも高学歴のドロップアウト人種と言うくくりのようだ。能力はあるのだけれど、現代日本の競争社会はどうも、だるくてついて行けないというか、ついて行きたくない。その能力を生かして、今までにない暮らしかたを生み出している人。ネット社会のかすみを食らおうと言う人たちのようだ。私が提案するのも新しい暮らしだが、全く地べたにしがみついた、地道な自給生活である。対極である。その意味でここでは書かれていない部分の実態には、とても興味が湧いた。

後ろ向きに暮らし抜く方法。似てはいるけど、米田氏とphaさんは当然違う。米田氏はエセっぽい所が良い。成りあがりたい気分がムンムンしている。phaさんはちょっと本格的、アウトサイダーの匂いがする。しかし、これも見せかけであるとしている所が今どきの感じ。今どきの野心が溢れ出ているのかもしれない。それがだるい世界の実態だろう。野心がだるくさせている。野心を放棄することが出来れば、だるさは無くなるはずである。ここでのだるさは若さのだるさである。人生を持て余しただるさ。退屈から来るだるさ、無限に時間があるだるさ。確かにそう言う所に何かが生まれる。文化人。詩人。アーチスト。そう言う人は無限に時間が無ければならない。現代の山頭火なのかなと思ったのだが。そう言うようでも無い。

昨日の自給作業:タマネギの植え付け準備1時間 累計時間:56時間
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