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2012年の小麦の会

2012-10-30 04:26:31 | 自給
小麦の会は3年前意気揚々とスタートしたのだが、原発事故、イノシシの襲来による全滅など、困難を繰り返して来た。ことし、11家族で再スタートとなった。21日、28日と2回の作業があった。1回目は鶏糞を50袋鶏小屋から取り出し、畑に蒔いた。私は殆ど仕事が出来なかった。2回目も途中参加であった。籾すりと脱穀があり、お茶の刈り込み。この時期、色々の作業が重なる時期である。1回目のトラックタ―で耕す仕事は引き受けた。いずれにしても、美味しい小麦を充分に食べられるのは、小麦の会の御蔭である。自分ひとりで小麦を作っていた時には、小麦と稲作が重なってしまい、とてもこなす事が出来なかった。そして結局はスズメにやられたり、雨にやられたりで、無駄にしていた。何故か小麦は事故が多い。昔の農家の方の、能力のすごさを痛感したものである。グループとして行えば、幾らか楽かと思う。種まきは11月18日に決まった。

今年小麦の会は、まだ形が出来たと言う訳ではないが、3人の運営委員会形式で進められている。Aさんが計画を建て、呼びかけを行っている。Kさんが代表と言う形であるが、畑の隣に住んでいる。地主さんとも一番親しい。動物の襲来や電気柵の管理など、一番目が届くので管理者的役割を担ってくれる。Iさんが会計をしてくれる。参加する人は現在11家族である。会費は3000円で小麦粉が10キロの配布が基本と成っている。それ以上採れることを願っている。20家族まで受け付ける。面積は768㎡。21日に鶏糞たい肥を50体750キロ散布した。22日にトラックタ―で耕す。丁度その夜雨が降った。土は3年前のみかん畑だった時とは大違いで、随分良くなった。草を生やしては、鋤き込んでいることが良くなっている原因だと思う。腐植質が増えると言う事が、良い土を作る原則だと思う。トラックタ―でもう一度耕す予定。

小麦はどうしても窒素分を必要とする。有機農業の場合窒素をどのような形で入れて行くかが、栽培の構想に成るだろう。堆肥をある程度の量入れる事が出来れば良いのだろう。堆肥で、窒素量を十分に入れることは労力的に難しい。また、穂肥としてどの段階で、追肥をするかも課題。又酸性土壌をどのように調整するか。クン炭を大量に作り、投入するというようなことに成るか。来年は緑肥を夏の間作ると言うのはどうだろうか。大豆を作ればという話も出ていたが、山の傾斜地の畑で乾燥をする。この点が上手く行くのかどうか。いずれ麦の無い夏の間どのように畑を利用するかは、課題に成るだろう。「ニシノカオリ」と言う品種を蒔くそうだ。もう種は12キロ準備が出来たという。実際の必要ようは、8キロ位に成る。昨年不足したので、多めに準備。余れば私の畑の方に蒔いて置いても良い。

イノシシ対策の電気柵の設置を進めている。獣害をある程度防げるだろう。電気柵もただ張ればいいという事ではない。細かい神経を使う管理をしなければ、結局侵入されてしまう。養鶏場では25年いの野生動物と戦ってきた。簡単に行くものではないが、ある程度防げることが分かれば、他の人にも参考に成る。このままでは、みんな農業を止めてしまうだろう。何かを作りたい人もいるのではないだろうか。電気柵も安く作らなければならない。その辺にあるものを集めてきて何とかする。支柱の単管は何とか集めて、打ちこんだ。碍子も再利用。ステンレス線も外した。3段にした方がいいようだ。種を蒔き終えてから、線を張ることになった。昨年は出てきた芽を何かが食べた。これも防げれば有難い。

昨日の自給作業:にんにくの植え付け等1時間 累計時間:55時間

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