地場・旬・自給

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醤油作り

2008-01-13 05:32:27 | 自給
小麦を4キロ、山下さんが分けてくれたので、ついに醤油作りが始まる。以前から大豆の会で醤油作りに取り組みたい。と言う話は出ていた。農の会でやるのに、小麦を買うと言うのでは、ちょっと変だと言う事で、取り組みが遅れていた。以前は、小麦を冬に成ると、田んぼの裏作で作っていた。そういえば織座農園の窪川さんから分けてもらった種だった。スズメが集まると言う事と、作業が煩雑になると言う事で、田んぼの会が大きくなるにしたがって、私は止めてしまった。農の会全体で見れば、かなりの人が小麦を作っているのだが、パンにしたり、乾麺にしたりで、需要が逼迫していて、お願いできない状況でもあった。それが、今年は山下さんが無理をして自給分を、分けてくれることになり、いよいよ取り組める事に成った。ありがたい。来年は何としても自分で、小麦を作るつもりだ。

醤油の協働の取り組みは以前から聞いてはいた。みんなで大樽で仕込んで、出来た醤油を分けている。長野のほうの人達だと思った。本格的に取り組むと成ると、あれこれ必要なものが、出てくるが、今年は、先ず作って見ると言う事だ。4キロの小麦と言う事は、大豆が4キロ。麹菌が25グラム。塩が3キロぐらい。水が10リットルぐらい。材料はある。味噌作りと一番の違いは、発酵を全量で行うと言う点だろう。だから発酵室が広く必要になる。今回は、フランキでやる予定だ。一番手入れ以降は、電気毛布の上に広げて何かをかぶせて見る。今年上手く行けば、フランキに変わる、醗酵室を用意する必要があろう。醤油は上手く行けば、15リットルぐらいは採れるのか。500mlづつ分ければ、30軒で生醤油が楽しめる。現在味噌の会が参加家族が、50軒だから、せめてこの3倍はやらないと活動にはならない訳だ。

米、お茶、味噌、醤油と来たら、次は油になる。聞くところによると絞りたての油ほど、香り高いものはないらしい。こういう自給は一人では合理的でない。みんなで取り組めば、何とかできるかもしれない、と言うレベルの事だろう。この辺が活動の思想と言う所か。中には、一人で残部やってしまう、特別な人もいるかもしれない。一般に、昔なら、醤油絞りや、油絞りは業者に頼むとか、出来たわけだ。今はやろうとしたら、全部を自前でこなせなければ、何も進まない。そうした意味で、「地場・旬・自給」の農の会の活動はこれから、いよいよ本筋に進んでゆくのではないだろうか。今までは、どうしても新規就農の活動に傾いていた。もちろんこれからもそうした問題はあるし、新規就農者と、市民自給農を目指す者との、かかわりも模索して行かなくてはならない。地域での市民的な集まりは、確かに動き出している。油については菜の花の栽培は、何度か試して、そこそこやれることは見えてきた。油絞りの機械をどう準備するかが、一番の課題だろう。

醤油は15日の夕方4時から仕込みを行う。と言う事は14日早目に大豆は水に浸す。15日の早朝から、大豆を煮ることになる。大豆が煮えた頃の4時に、小麦を炒り始める。よく炒れたら、すり鉢で砕く。この間に大豆を40度にして水をざるで切る。小麦に麹菌をまぶす。更に全体を良く混ぜる。そこで、フランキに仕込む。その温度は32度。18時間後に一番手入れ。16日の昼頃になる。その後は28度を目標に広げて、その11時間後に2番手入れ。で26度が目標。盛り込み後45時間で17日の夜に出麹。そこで、塩水とあわせて、仕込み。寒い場所で管理。そのまま3週間でもよし。あるいは表面に浮いたものを5日ごとに砕いて沈める。その後は暖かい所に移動する。3カ月置きに攪拌する。そして9ヶ月寝かせる。1年たったら、布で濾せば完成。

昨日の自給作業:鶏糞取りと堆肥撒き1時間30分。 累計時間:8時間
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