ドラム缶かまどを作る。
ドラム缶かまどは実用的なものだ。1時間半あれば作れる。ドラム缶は無料でもらっている。買うとしても1000円も出せば購入できるだろう。今回のドラム缶は20年間、オカラを詰めて乳酸発酵していたものだ。底にいくらか穴は開いているが、まだまだかまどに使うことができる。ドラム缶は肉厚なものと、薄いものとがあるので出来るだけ厚いものが良い。かまどは使う頻度にもよるが、4,5年の耐用年数と考えた方が良い。いろいろの形のかまどを作ってきたが、ドラム缶かまどが結局のところ実用的だと思う。火力が強くなるという事が、良いところである。欠点は薪がたくさんいるという事だ。お米を蒸すために使う事が多いいので、火力は強くなければどうにもならない。
まず中央で2つに切り離す。一つのドラム缶で2つできるという事になる。
火の焚口を作るので、丸く切り取るようにしておく。焚口は太い薪を使うなら大きめに作る。二つに切ってから、焚口を作ってもいいのだが、切る距離を少しでも短くするために、最初から切り離すラインを考えておく。切るのはサンダーという道具を使う。写真の緑のものだ。刃によって作業の速度が変わる。鉄の切断用のサンダー刃を購入する。一回で一枚使うぐらいの消耗になる。
切り離したら、釜が入る大きさの穴をあける。釜にはさまざまなサイズがあるから、自分の持っている釜の大きさを確認する必要がある。
蓋に穴が開いているが、穴が隅によっているのは、焚口から遠い場所に釜が来た方が良いからである。これで出来上がりだが、次に煙突の穴を考える。弱火で行くなら、このままで十分である。火力を強くしたい場合は、煙突の穴をあける。場所はやはり焚口と反対側である。ただ煙突穴をあけた場合そこから火が噴き出てくるので、上に乗せたせいろが焦げてしまうことがある。煙突をドラム缶にうまくつなげるのは難しいので、煙突のつなぎ方には工夫が必要である。煙突をつけないでも、穴があるだけで十分に燃える。
17日に麹の仕込みを行い、かまどを使った。一番手前にあるものが、ロケットストーブ。