中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

「わたしの!!でもすこしなら・・・」とっても面白い2才児。

2014年05月07日 20時37分05秒 | 活動日誌

 

 

 

 1才7か月の孫は、この頃はまさに2才児に向かっている姿をくっきりと出すようになってきています。

 

 自己主張の強さですね。

 自我全開の2才児のすがたは、やがて育ってくる社会性を身に着けてゆく土台です。

 大いに我を張ってください、というわけです。我を張って他人とぶつかって、自分の要求を認識し、自分と他人を意識してゆくのですから。

 

 付き合い方で四苦八苦する時期です。

 

 たとえば昨日はこんなことがありました。

 

イチゴのパックを抱えて「❍❍の!!」と言い張って、決して離さない孫です。

自分のものは自分のもの、人のものもほしければ自分のもの。「違うでしょ」というものなら、手を付けられないばかりに我を張って譲らない時期です。

でも、このころの子は、全部はあげられなくても、「すこし」なら、気前がいいのですよ。

 

それでこうしました。家族分のお皿を出して、「❍❍のイチゴだよね。みんなにもくれるかな。はい、これはあなたの。パパの分、くれる?」というと、一つ、お皿に乗っけてくれました。

「ママのは?」

「バァバには?」

「ジィジにもね」

「ブータンとコーバには?」(ママの妹、おばさん)

パックの在庫がが少なくなってくるので、最後は不安げです。

「はい、残った二つは❍❍の。どーぞ」  にっこりして「いただきまーちゅ!」

 

ね、とっても気前がいいでしょう?少しならいいんです。少しずつ、結局たくさんわけれくれました!!

 この時期はいったん、気持ちを受け入れることおさまりますね。そのあと「だけどね・・・」の世界があります。

 

 さて、1才過ぎたころ、ママに孫の着替えの引き出しを用意してもらいました。

最初はママが一緒に選んでいましたが、この頃は自分でズボンとTシャツを選んでいます。

今日はエリのついたボタンのブラウスを選んだそうです。ママが「それは先生が困るから、ダメ」といったら、もうきかない。「これなの!!」と言い張って、それを着てきました。

時には、洗濯で干してあるお気に入りを切るんだと駄々をこねる子もいますよ。濡れていても!

 

おし着せれば簡単だけど、ちょっと面倒でも、「自分で選ぶ」ことは自己決定ですから、大事。

 

おまるは10か月に用意してもらいました。

今は、ウンチの失敗は皆無です。おしっこもタイミングがわかってきたようで、頃合いを見ておまるに座らせるとほとんど成功。洗濯物がグーンと減りました。

ウンチは朝、規則正しく出ますが、早く寝てちゃんと朝ご飯を食べないと出にくいものです。体のリズムのバロメーターでもありますね。

 

要するに、とても手間暇かかるのが子育てだということなのです。

だから、余裕がいるのです。

この頃保育園で話題になるには「年長さんでも、抱っこ、抱っこと甘えたがる子が多い。以前はそんなことはなかった」という話しです。

労働条件の悪さ、賃金の低さ、加えて孤立の子そだて、日本は子育ての環境が貧困すぎます。

 

安倍政権が、首長に教育の内容を牛耳る権限を与え、押しつけの教育を行おうとしていますが、すでに学校に入る前の子たちの育ちの土台にひびが入ってきているのです。

 

 

コメント
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