中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

「人は信じられる」の出来事

2006年05月13日 08時53分50秒 | 活動日誌
 (五ツ葉のアケビ  大きいのが雌花です。我家の玄関に咲いています)


 昨日、毎週の日課である本郷駅での朝のスピーチの後、野々村市会議員と訪問行動をしました。

 スピーチのあと、野々村事務所で一休み、「さて、行きますか」。突然野々村さんの「ない!ない!あれー!」の叫びです。

 本郷駅前にバッグを置き忘れてきたらしい。携帯をならしても応答なし。あわてて私の車で本郷駅へ行ったが、どこにも見当たらない。この間40分。

 「何がはいっていたの?」
 「携帯でしょ。財布、カード、車のキー、市会議員手帳、通帳、印鑑!」
 「全財産じゃないの!」
 「拾ってくれた人を信じるしかない。信じよう。」とはいうものの、このご時勢、一抹の不安は拭い去れません。

 
 真っ青になって事務所にもどり、まず警察へ電話。次に銀行に野々村さんが手を打っている間に、「それでも」と思い、もう一度野々村携帯にかけてみました。しつこく長くかけてみましたが、応答なしです。
 「参りましたね」と思っていたら、携帯が鳴った!「あ、野々村さんからだ!」

 相手は、本郷駅前のお菓子やさん、二葉堂の店員の方からでした。「あの、ご本人さんでしょうか?・・黒いかばんですね。お預かりしています。」

 事の次第は、スピーチの場所がバス停横なので、通りかかったおばさんがバスに乗った人が置き忘れていったものと思って、拾ってくださったのです。

 足が悪くて交番まで歩けないおばさんに代わって、二葉堂さんが届けてくれる段取りになっていたのでした。そこへ携帯がなったのです。店員さんは、きっと落とした人か、あるいは友達からだと思って、私にかけて直してくれたのでしょう。適切な対応をしてくださいました。

 「やっぱり、人は信じられるね!」と、ホーッとすると同時に、二人でとっても嬉しい気持ちになりました。

 昨日の訪問活動は、真っ先その方へのお礼の訪問で始まりました。電話帳でお家をしらべてみたら、なんと、先日野々村さんが九条署名でうかがって、署名もいただき、話し込んだお宅だったのです。

 ハプニングのおかげで、いっそうその方と親しくなったというわけです。

 なぜ、バッグを忘れてしまったか。それは、いつもは事務所から車で来る野々村さんが昨日はハンドマイクを肩に歩いてきたため、バッグから車のキーを出す必要がなかったためでした。
 なぜ、歩いてきたか、このごろ彼女は万歩計をつけているんですね。この、すばらしい心構えが、昨日のハプニングにつながったのでした。

 さて、昨日の午後は、原田市会議員と地元の訪問活動を行いましたが、ある障害者のお宅での訴えには、心底、腹が立ちました。

 「障害者自立支援法で、ヘルパーを頼もうとしたら、今まではそんなことはなかったのに市の福祉課が貯金通帳のコピーを出せというのです。私は、裸で人前に出ろといわれたようでした。
 もうひとつ、私は西高の通信に通っています。西高は障害者を受け入れる施設が完備していて、困ることなく、皆さんと一緒に学べます。でも、高校統廃合で西高の通信がなくなります。
 屋代南高まで、行けというのですか。しかも、屋代南には、障害者のための設備はありません。あまりにひどいではありませんか。」(屋代南高は、長野市ではなく上田市へ行く途中、大変遠いのです。)

 コピーの件は原田さんが早速対応すると、高校統廃合でも声を上げてがんばりましょうと約束してきましたが、人を信じられなくしているのは、弱いものいじめの政治のあり方ではないか!

 人を大事にする政治こそ、信じあって暮らせる人の社会を創ってゆく土台です。

 今晩は、県政報告会があります。県民世論の力で全体として前進している県政も、高校統廃合のように賛成できない施策もあります。意見も受けつけ、交流する時間も取りますので、みなさん、お出かけください。

今日の予定は、午前中は市内で訪問活動、午後は、今年長野で開催される日本母親大会にむけての母親学習会に参加、参加者とピースウォークをしたあと、県政報告会に出席します。

 
コメント (1)
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