2012年11月25日(日)
東京、西東京市にある西武鉄道の旧保谷(ほうや)車両基地で開催された、「西武鉄道
100年アニバーサリーイベントin保谷」に出かけました。
会場は、西武池袋線の保谷駅北口から歩いて5分ほどのところにあります。
このイベントは、西武鉄道の前身である武蔵野鉄道の会社設立から今年で100周年を迎
えたことを記念して開催されました。
今回の目玉は、旧保谷車両基地で長年保存されていたSL5号蒸気機関車の静態保存修
復が完成したので展示されるとのことでした。
会場入口から入って、まず回ってみたのは架線作業軌陸車と呼ばれる車輌です。
その先にあったのが総合検測車。線路のゆがみや架線の状態などを、走行しながら検査
する機械で「線路のお医者さん」ともいえるもの。
これはオーストリア製、3か月周期で終電車から初電車までの深夜に走行して検査をし
ているとのことでした。
次は軌道モーターカー。レールや砕石などの交換材料を保線基地から専用台車に乗せて、
この軌道モーターカーで牽引して現場まで運びます。
重量物を扱っているので、クレーンを使用して取り卸しを行っており、この車の動力は
電気では無くディーゼルエンジンで走っています。
軌道モーターカーには、ダンプトロと呼ばれる車輌が連結されていました。
ダンプトロは、主に砕石を運ぶ保守用車で、砕石の補充や交換の際には、扉を開いて荷
台をこのように傾けることで、積んである砕石を取り下ろすことができるのです。
その近くには、フワフワと呼ぶ子供用の遊具がありました。
フワフワの向こうに電気機関車とSLが並んでいたので、回ってみました。
以前は、わが家周辺の西武池袋線で走行していたのを見かけたこの電気機関車E11型機
も、貨物運転が廃止されて見えなくなり、久しぶりの拝見です。
こちらが、静態保存修復を終えてお目見えしたSL5号機。
イギリス、ナスミス・ウィルソン製で、現存するイギリス製の同型機関車は国内に3両し
かないという貴重な車輌のようです。
製造は明治29年(1896)で、鉄道省(旧日本国有鉄道)や西武鉄道の前身、川越
鉄道で活躍したものです。
近くの建物の壁面には、武蔵野鉄道が開業当時の大正4年(1915)に撮った保谷駅
の写真が。
東京オリンピックが開催された、昭和39年(1964)の保谷駅改札口です。
こちらは、同じ西東京市内の西武新宿線東伏見駅の昭和38年(1963)年の写真。
レールスターと呼ばれる装置では、小さいお子さんの記念撮影をしてもらえます。
これは、災害が発生したときや線路に異常が発生したときに係員が乗車し、線路を点検
する際に使用する自転車です。
会場ではほかに、鉄道保安機器の展示、ジオラマ展示、鉄道グッズや飲食物の販売など
もあり、子どもさんなど家族連れの人で賑わっていました。
こちらが、下車駅の西武池袋線保谷駅北口。97年前の開業当時とはすっかり様変わり
しています。
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100年アニバーサリーイベントin保谷」に出かけました。
会場は、西武池袋線の保谷駅北口から歩いて5分ほどのところにあります。
このイベントは、西武鉄道の前身である武蔵野鉄道の会社設立から今年で100周年を迎
えたことを記念して開催されました。
今回の目玉は、旧保谷車両基地で長年保存されていたSL5号蒸気機関車の静態保存修
復が完成したので展示されるとのことでした。
会場入口から入って、まず回ってみたのは架線作業軌陸車と呼ばれる車輌です。
その先にあったのが総合検測車。線路のゆがみや架線の状態などを、走行しながら検査
する機械で「線路のお医者さん」ともいえるもの。
これはオーストリア製、3か月周期で終電車から初電車までの深夜に走行して検査をし
ているとのことでした。
次は軌道モーターカー。レールや砕石などの交換材料を保線基地から専用台車に乗せて、
この軌道モーターカーで牽引して現場まで運びます。
重量物を扱っているので、クレーンを使用して取り卸しを行っており、この車の動力は
電気では無くディーゼルエンジンで走っています。
軌道モーターカーには、ダンプトロと呼ばれる車輌が連結されていました。
ダンプトロは、主に砕石を運ぶ保守用車で、砕石の補充や交換の際には、扉を開いて荷
台をこのように傾けることで、積んである砕石を取り下ろすことができるのです。
その近くには、フワフワと呼ぶ子供用の遊具がありました。
フワフワの向こうに電気機関車とSLが並んでいたので、回ってみました。
以前は、わが家周辺の西武池袋線で走行していたのを見かけたこの電気機関車E11型機
も、貨物運転が廃止されて見えなくなり、久しぶりの拝見です。
こちらが、静態保存修復を終えてお目見えしたSL5号機。
イギリス、ナスミス・ウィルソン製で、現存するイギリス製の同型機関車は国内に3両し
かないという貴重な車輌のようです。
製造は明治29年(1896)で、鉄道省(旧日本国有鉄道)や西武鉄道の前身、川越
鉄道で活躍したものです。
近くの建物の壁面には、武蔵野鉄道が開業当時の大正4年(1915)に撮った保谷駅
の写真が。
東京オリンピックが開催された、昭和39年(1964)の保谷駅改札口です。
こちらは、同じ西東京市内の西武新宿線東伏見駅の昭和38年(1963)年の写真。
レールスターと呼ばれる装置では、小さいお子さんの記念撮影をしてもらえます。
これは、災害が発生したときや線路に異常が発生したときに係員が乗車し、線路を点検
する際に使用する自転車です。
会場ではほかに、鉄道保安機器の展示、ジオラマ展示、鉄道グッズや飲食物の販売など
もあり、子どもさんなど家族連れの人で賑わっていました。
こちらが、下車駅の西武池袋線保谷駅北口。97年前の開業当時とはすっかり様変わり
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