あるきメデス

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西武ハイキングで都立公園を巡り、ところざわのゆり園を訪ねる(東京・埼玉)

2019-06-29 10:53:41 | ウオーキング
 2019年6月27日(木)

 梅雨の晴れ間ならぬ曇天だが、西武鉄道のウィークデーハイキング「都立公園を巡り、
ところざわのゆり園を訪ねる!」に参加した。


 西武球場前駅から、小さい車輌の西武山口線(レオライナー)に乗る。

 この線に線路は無く、ゴムタイヤで走行する。終点の西武遊園地駅には9時40分に着
いた。


 南口のテントで西武ウィークデーハイキングの受付を済ませ、9時46分にスタートし
た。


      
 近くのフヨウが花を競い、そばのブラシノキも咲き出した。
         


 車道を横断して都民の水源のひとつ、多摩湖(下湖)の堰堤(えんてい)下を南に延び
る都立狭山公園を進む。


 東側には、ソメイヨシノや広葉樹などの緑が続いている。



 堰堤の南端まで進み、宅部池の横を過ぎる。池の対岸にはアジサイが花を見せていた。
     


 その先は樹林下の遊歩道で、中ほどに大きなガクアジサイが花いっぱい。


    

 狭山公園南門で公園を出て西北西へ。「特養ホームやまと苑」前のお地蔵さんには、花
が供えられている。
         

 すぐ先を左折した路地の民家にはマルベリーが、たくさんの実をつけていた。
    

 近くの狭山神社に横から入り参拝する。狭山神社は地元の氏神、産土神(うぶすながみ)
として崇敬されているよう。

 現在の社殿は、平成5(1993)年の再建という。

 南側高台には圓乗院がある。創建については古い記録が消失して不明のようだが、寺に
ある歴代塔には賢誉法印(平治元(1159)年没)を始祖とするという記録があるとか。
     
 立派な鐘楼門は寛延2(1749)年の建立という。武蔵野三十三観音の第8番札所で
もある。

 鐘楼門を入り正面の本堂は、コンクリート造りの堂々たるもの。
     
 境内は豊富な緑に覆われ、聖観世音菩薩像や大きな石灯籠が目につく。
     

 大きな鉢のハスが花を見せ、近くにはキキョウも咲いていた。
     

 圓乗院の横から西に緩やかに上がって都立東大和(ひがしやまと)公園に入る。
     
 東大和公園は多摩湖の南にあり、狭山丘陵の雑木林が残る場所。昭和40年代後半に団
地開発が計画され、多くの市民が市とともに「この林を守りたい」と東京都に働きかけ、
昭和54(1979)年に都立最初の丘陵地公園として開園したとか。現在も植物保全な
どの市民活動が活発に行われているという。

 気持ち良い樹林下の遊歩道が1㎞前後続き、その中を西進する。西側の正門広場を出る
と、東大和市立二ツ池公園があり、池のスイレンがいくつか花を見せていた。


    

 東大和市のマンホールは、多摩湖の取水塔のデザイン
   

 少し先で住宅地を北へ、多摩湖南岸沿いに設けられた多摩湖自転車歩行者道に入り西進
する。多摩湖南岸の森では、ウグイスがあちこちで声援を送ってくれる。


 並走する車道の南側に、変わった姿の彫刻が目に入る。

 この地に昔住んでいた「つちんど」という頭が槌(つち)の形をした大蛇をイメージし
て、平成5(1993)年に作られた作品のよう。

     
 1㎞余り進んで、車道などを越える全長160mの鹿島橋を渡る。


 その先の東屋のところで自転車歩行者道に分かれて東北東に向かう。



 多摩湖(上湖)の堰堤下に下りて北進する。多摩湖(下湖)の水辺が見下ろせるはずだ
が、堰堤の堤体強化工事中で水辺は何10mか東側からになっていた。


 歩行者用吊り橋のある多摩湖北交差点から、北に向かって下るとプロ野球 埼玉西武ラ
イオンズの建物やメットライフドーム(西武ドーム)↓が見えてきた。


 ゴールの「ところざわのゆり園」前には11時50分に着き、ゴール受付をする。


 そのまま西武球場駅に向かう人もいたが、ハイキング参加者はところざわのゆり園に割
引料金で入場できるので、観覧することにした(大人1,100円が割引で900円)。

 開園は2005年からなので、もう15年目。近くに住みながら私はまだ来たことが無
く、ちょうどよい機会である。

 ところざわのゆり園は、もと「ユネスコ村」跡に開園したもの。狭山丘陵の地形をその
まま活かし、約3万㎡の自然林に早咲きのスカシユリや遅咲きのハイブリッド種などおよ
そ50品種、約45万株のユリが咲き、毎年6月上旬~7月上旬に公開されている。

 散策コースは2種類あり、花を眺めながら森林浴などが楽しめ、園内3か所に休憩所も
あるという。正午頃ゆり園に入ると、周辺には色とりどりのゆりが咲き競う。

 園内を一周する散策路があり、まずは反時計回りに進むことにして、右手の斜面を下っ
てみる。


    

         



    
 見たことの無い色も多く、撮りながら進むと白いゆりのエリアとなる。
    

         

    

         


 左手に回り込み、一番低いあたりから一面のゆりを眺める。
    





            

         

    


 右手(東側)最上部に上がってほぼ稜線上に進む。






 南側にメットライフドームが望まれるようになり、さらに進んで休憩所のそばまで行く。
この辺りには黄色いゆりが増えてきた。


                  


 対斜面には帯のように咲く何色かのゆりの花園が望まれる。


         

    


 ほぼ一周して「見晴の丘」と呼ぶお休み処近くには、黄色と赤の混じったゆりが咲き競
っていた。
         

     

    


 今度は少し戻り、稜線より下の中間の遊歩道を逆行してみる。後半は最初に歩いたエリ
アを進んで見晴の丘に戻り、入場券代わりにもらった扇状の園内図にある3か所のスタン
プも押し終えた。

 スタンプを示して見晴の丘で参加賞のしおりをもらう。約1時間の観賞を終えて13時
にゆり園を後にした。

 歩行中は曇天だったが蒸し暑さが続き、園内では一時ポチポチと雨粒も落ちてきた。
空腹を感じたので、ゆり園の南側、西武球場前駅への跨線橋横にあった中華居酒屋味亀で
昼食をする。


 西武球場前駅13時33分発西武山口線で帰路につく。わが家の最寄り駅までは2駅で
ある。

(天気 曇、距離 7㎞、地図 ウィークデーハイキング地図、歩行地 東京都東村山
 市、東大和市、埼玉県所沢市、歩数 15,100)


 ちなみに、ところざわのゆり園の今年の営業期間は7月7日(日)までの予定。ゆり
園のサイトはこちらへ






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