2009年4月3日(金)
=太田宿から細久手宿まで〈続き〉=
キリシタン遺跡での昼食を終え、出発する。
少し先に、旅人の休憩所だった十本木立場の説明板があり、さらに
進むと小屋の下に、「一呑(ひとのみ)の清水」と呼ぶ湧水が湧き出て
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/38/c0ed091799fe5fab4cd95e95ec142d0c.jpg)
皇女和宮が賞味して大変気に入り、岐阜県名水50選にも選定され
ているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/a2/b93c1453f24321c3dfa81842dbe12ca7.jpg)
竹炭工房(上の写真)もある、のどかな謡坂集落を抜けたところには、
小さな湧水の「唄清水」が残り、かたわらにショウジョウバカマが咲い
ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/85/02b2fd5ee338d6593abd3d45fdb729fe.jpg)
さらに謡坂を上がり、ラ・プロヴァンスと呼ぶフランス料理店の横を進
み、御殿場と呼ぶ峠に出た。和宮一行が休憩する御殿が造られたとこ
ろから名付けられたらしい。展望台も設けられていた。
峠を少し下ったところに、小さな観音像が立つていた。和宮が降嫁する
のを、静かに見守っていたのだろうか…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/23/786967d4f87fc77287a963cb00033d80.jpg)
近くには「馬の水呑場」の説明板もあり、このあたりが険しい道中で
あったことがしのばれる。近くの斜面に大きなショウジョウバカマが花
を見せていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/e8/89b9aa0ec11e71a8f072f40b325d5616.jpg)
津橋の集落に下り、農作業中の人に聞き、近くにあるカタクリの栽培
地を訪ねる。午前中通過した御嵩町内で、弁当販売の露店を準備中の
人から、ぜひ訪ねるよう誘われていたところである。
誘ってくれた、持ち主のYさんが戻っていて、案内して下さる。
山の斜面を切り開いて個人で育てた「地蔵洞園」と呼ぶ山野草園で、
祖母の土地だったが荒れたままだった山林を30年前から一人で整備
したという。当時、マムシを60数匹も捕まえたとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/b7/94c631a08c09a2df6f0c5b1b64a52fd5.jpg)
急斜面を少し上がったところに、ちょうど見ごろなカタクリが、たくさん
咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/b6/595fb4ce1cd8fa47e0a0ebe43392af4b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/11/38871102498d5d4d76ddd4320cf07212.jpg)
京都の北山杉も300本育てており、ほかにクリスマスローズやイカ
リソウ、下の湿地にはミズバショウも花を見せていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/9a/f41fb4601f89556dfdf84f06a386cfe7.jpg)
さらにこれから、クリンソウ、シラネアオイ、ヒメコウボネ、ササユリなど
が咲くという。10年来の中山道ウオークでも初めての、貴重な訪問先
だった。
Yさんにいろいろ説明をしてもらい、ゆっくり拝見したので、津橋交差
点でザックの番をしていたMママさんには、1時間近くもお待たせしてし
まった。(家の密集しているところが津幡交差点)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/d9/ac5735163e44291a6163344b03aaed6e.jpg)
その先も上り坂だが、ウグイスが鳴き、落ち葉がたっぷりの気持ちよ
い道。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/94/24c56a092a5a3829e6c5f8326427dce9.jpg)
鴨ノ巣一里塚は、両側に当時をしのばせる塚が、よく残されていた。
好天なら鈴鹿、伊吹、北アルプスなどが一望できるというが、今日は
見えない。
さらに幅広い山道が続き、秋葉坂三尊石窟へ。3体の石仏が石積み
の中に並ぶ。明和5年(1768)銘の馬頭観音などである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/2e/aef438aa3c80d8dd55b11190b66d030c.jpg)
西の坂から平岩集落に下った。交差点際に食料品や日用品などを販
売する商店があり、ここで「やくタイム」にするという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/72/616753442cd4dac9fce8f3eabc787043.jpg)
アイスクリームを買い、焼酎をかけて食べることを言うらしい。アップダ
ウンして汗をかいた後だけに、アルコール漬けのアイスはおいしかった。
さらにウグイスの鳴く車道を緩やかに上がると細久手(ほそくて)宿。
築後150年、尾張藩の本陣であったおなじみの宿、大黒屋に16時35
分に着いた。
毎年、定宿(じようやど)にしており、細久手宿でただ1軒、当時の面影
を残す建物である。
地元の特産品を並べた夕食をおいしくいただき、食後は、食べ物談義
などで話がはずんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/dc/f1ecc011f7b70c0c013437abcc68d848.jpg)
【コースタイム】美濃加茂・元禄荘8・00ー太田橋南詰8・30ー中恵土
交差点9・05ー上恵土神社9・20~35ー伏見本陣跡9・54ー比衣一里
塚跡10・12ー鬼首塚10・35~37ー願興寺10・50~11・10ーKマート
11・40~55ーキリシタン遺跡(昼食)12・33~13・20ー唄清水13・40
ー津幡交差点(カタクリの里往復)14・05~55ー鴨ノ巣一里塚15・32
~36ー平岩15・57~16・15ー細久手宿・大黒屋16・35
(天気 快晴後晴、距離 24㎞、地図(1/2.5万) 美濃加茂、御嵩、
土岐、瑞浪、武並、歩行地 美濃加茂市、可児市、御嵩町、瑞浪市、
歩数 41,100)
=太田宿から細久手宿まで〈続き〉=
キリシタン遺跡での昼食を終え、出発する。
少し先に、旅人の休憩所だった十本木立場の説明板があり、さらに
進むと小屋の下に、「一呑(ひとのみ)の清水」と呼ぶ湧水が湧き出て
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/38/c0ed091799fe5fab4cd95e95ec142d0c.jpg)
皇女和宮が賞味して大変気に入り、岐阜県名水50選にも選定され
ているという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/a2/b93c1453f24321c3dfa81842dbe12ca7.jpg)
竹炭工房(上の写真)もある、のどかな謡坂集落を抜けたところには、
小さな湧水の「唄清水」が残り、かたわらにショウジョウバカマが咲い
ていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/85/02b2fd5ee338d6593abd3d45fdb729fe.jpg)
さらに謡坂を上がり、ラ・プロヴァンスと呼ぶフランス料理店の横を進
み、御殿場と呼ぶ峠に出た。和宮一行が休憩する御殿が造られたとこ
ろから名付けられたらしい。展望台も設けられていた。
峠を少し下ったところに、小さな観音像が立つていた。和宮が降嫁する
のを、静かに見守っていたのだろうか…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/23/786967d4f87fc77287a963cb00033d80.jpg)
近くには「馬の水呑場」の説明板もあり、このあたりが険しい道中で
あったことがしのばれる。近くの斜面に大きなショウジョウバカマが花
を見せていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/e8/89b9aa0ec11e71a8f072f40b325d5616.jpg)
津橋の集落に下り、農作業中の人に聞き、近くにあるカタクリの栽培
地を訪ねる。午前中通過した御嵩町内で、弁当販売の露店を準備中の
人から、ぜひ訪ねるよう誘われていたところである。
誘ってくれた、持ち主のYさんが戻っていて、案内して下さる。
山の斜面を切り開いて個人で育てた「地蔵洞園」と呼ぶ山野草園で、
祖母の土地だったが荒れたままだった山林を30年前から一人で整備
したという。当時、マムシを60数匹も捕まえたとのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/b7/94c631a08c09a2df6f0c5b1b64a52fd5.jpg)
急斜面を少し上がったところに、ちょうど見ごろなカタクリが、たくさん
咲いていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/b6/595fb4ce1cd8fa47e0a0ebe43392af4b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/11/38871102498d5d4d76ddd4320cf07212.jpg)
京都の北山杉も300本育てており、ほかにクリスマスローズやイカ
リソウ、下の湿地にはミズバショウも花を見せていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/9a/f41fb4601f89556dfdf84f06a386cfe7.jpg)
さらにこれから、クリンソウ、シラネアオイ、ヒメコウボネ、ササユリなど
が咲くという。10年来の中山道ウオークでも初めての、貴重な訪問先
だった。
Yさんにいろいろ説明をしてもらい、ゆっくり拝見したので、津橋交差
点でザックの番をしていたMママさんには、1時間近くもお待たせしてし
まった。(家の密集しているところが津幡交差点)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/d9/ac5735163e44291a6163344b03aaed6e.jpg)
その先も上り坂だが、ウグイスが鳴き、落ち葉がたっぷりの気持ちよ
い道。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/94/24c56a092a5a3829e6c5f8326427dce9.jpg)
鴨ノ巣一里塚は、両側に当時をしのばせる塚が、よく残されていた。
好天なら鈴鹿、伊吹、北アルプスなどが一望できるというが、今日は
見えない。
さらに幅広い山道が続き、秋葉坂三尊石窟へ。3体の石仏が石積み
の中に並ぶ。明和5年(1768)銘の馬頭観音などである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/2e/aef438aa3c80d8dd55b11190b66d030c.jpg)
西の坂から平岩集落に下った。交差点際に食料品や日用品などを販
売する商店があり、ここで「やくタイム」にするという。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/72/616753442cd4dac9fce8f3eabc787043.jpg)
アイスクリームを買い、焼酎をかけて食べることを言うらしい。アップダ
ウンして汗をかいた後だけに、アルコール漬けのアイスはおいしかった。
さらにウグイスの鳴く車道を緩やかに上がると細久手(ほそくて)宿。
築後150年、尾張藩の本陣であったおなじみの宿、大黒屋に16時35
分に着いた。
毎年、定宿(じようやど)にしており、細久手宿でただ1軒、当時の面影
を残す建物である。
地元の特産品を並べた夕食をおいしくいただき、食後は、食べ物談義
などで話がはずんだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/dc/f1ecc011f7b70c0c013437abcc68d848.jpg)
【コースタイム】美濃加茂・元禄荘8・00ー太田橋南詰8・30ー中恵土
交差点9・05ー上恵土神社9・20~35ー伏見本陣跡9・54ー比衣一里
塚跡10・12ー鬼首塚10・35~37ー願興寺10・50~11・10ーKマート
11・40~55ーキリシタン遺跡(昼食)12・33~13・20ー唄清水13・40
ー津幡交差点(カタクリの里往復)14・05~55ー鴨ノ巣一里塚15・32
~36ー平岩15・57~16・15ー細久手宿・大黒屋16・35
(天気 快晴後晴、距離 24㎞、地図(1/2.5万) 美濃加茂、御嵩、
土岐、瑞浪、武並、歩行地 美濃加茂市、可児市、御嵩町、瑞浪市、
歩数 41,100)
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