あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

大阪市内を半日巡る

2009-04-28 22:07:21 | ウオーキング
 投稿があと先になりましたが、中山道ウオークへの参加前日の3月
31日に、朝日新聞大阪本社で開催されたヘンロ小屋展を訪ねたとき
に、周辺の寺社などを巡ったレポートです。

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 2009年3月31日(火)



 前夜宿泊した、谷町4丁目のビジネスホテルを8時25分に出た。
阪神高速道路下の通りを西に向い、まず、地下鉄本町駅に近い坐摩
(いかすり・通称ざま)神社に行く。

 摂津国一宮で、住居や旅の安全、安産などの守り神として信仰を
集めているようだ。境内には、火防の神だという陶器神社もある。

 四つ橋筋を北に進み、靱(うつぼ)公園に寄る。園内のソメイヨシノは、
3~8分咲きくらいだった。


 さらに北へ、肥後橋を渡り中之島にある朝日新聞大阪本社に行く。

 この建物は、やがて取り壊され、高層ビルになるらしい。

 今日の主目的は、このビル1階のアサコムホールで開催されていた
『歌一洋「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」展』の観覧である。
10時オープンに合わせて入館した。

 四国の遍路道に、ボランティアで89棟のヘンロ小屋を造ろうと、近畿
大学の歌 一洋教授が地元の方と進めているプロジェクトの紹介で、
すでに完成した32棟の模型や、写真家・溝渕ひろし氏の写真などが
展示されていた。

 期間中常駐されているという四国八十八ヶ所霊場会公認先達の山下
さんにお会いするはずだったのだが、ご都合で来られないとのこと。久
しぶりの再会を楽しみにしていただけに、本当に残念だった。

 次の目的地に向かい、土佐堀川北岸沿いを東に向かう。対岸に見え
るのは、住友ビル本館だろうか。

 このあたりには、近代化遺産ともいうべき、明治から昭和初期にかけ
て建築されたらしい建物が幾つか目についた。

 そのひとつが、淀屋橋北詰にある大阪市役所。


 手前は日本銀行大阪支店。東京・日本橋の日本銀行本店に似た建築
様式に見える。


 二つのビルの南側にかかる淀屋橋も、石造りでなかなか趣がある。


 橋の近くのケヤキの新緑が、みずみずしい。


 市役所の隣は、大阪府立中之島図書館。ソメイヨシノがかなり花を
広げ、建物は見えにくいが、ブルーのドーム屋根が印象的。


 その東、栴檀木橋の北側には、大正7年(1918)開館で国重文の
大阪市中央公会堂がある。

 「赤レンガの公会堂」として親しまれているようだ。

 大阪市市章のある堺筋橋で中之島を離れて天神橋一丁目へ。天神橋
一番街に入る。

 北に向かって3㎞の長いアーケードが延び、商店街は今も賑わって
いる。

 その中ほどで右折して、大阪天満宮に参拝する。

 天暦3年(949)、村上天皇の勅願で菅原道真を祭神として創立
されたという。
 
 菅原道真にあやかり、学問、詩文の神、芸能の神として信仰を広げ、
社殿横には、幾重にも積み重なり何千、何万とも知れぬお札が奉納
されていた。

 北に出て、「繁昌亭」と呼ぶ寄席の先を北西に向かい、堀川戎(ほり
かわえびす)神社にも参拝する。

 境内の一角に榎木神社の小さな社があり、「地車稲荷」ののぼりが
立っていた。
 
 さらに北西に進んで、町名にもなっている太融寺(たいゆうじ)へ。 

 弘仁12年(821)、嵯峨天皇の勅願で弘法大師が開基。本尊の木造
千手観音立像は、平安時代のもので、市内に残る古仏の一つという。

 境内には、宝塔、不動堂、大師堂、客殿など、多くの建物が並んで
いた。新西国三十三観音霊場など、幾つもの霊場にもなっている。

 今日訪ねた坐摩神社、大阪天満宮、太融寺は、神仏霊場会加盟150
社寺中の3社寺なので、霊場会の朱印帳にご朱印をいただいた。

 大阪の鉄道の玄関口、阪神・阪急梅田駅やJR大阪駅は近い。12時
40分にJR大阪駅に着いた。

 地下街で昼食をして、翌日からの中山道ウオークへの参加に備え、青
春18きっぷを使い、JR東海道線上り電車で尾張一宮駅に向かった。


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