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あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

国際ウオーキングトレイル実踏 =三城牧場~八島湿原=(続き)

2006-06-22 22:16:08 | 国際ウオーキングトレイル実踏
2006年6月7日(水)の続き
=三城牧場~美ヶ原~茶臼山~三峯山~鷲が峰~八島湿原=

 稜線右下の斜面に見える、淡い新緑の彩りが持ちよい。


 カッコーやホトトギスなどのさえずりを聞きながら進む。1787mのピーク
の先は少し急坂、眼下に見えた扉峠にある和風レストランに向かって下る。

 扉峠の標高は1660m、ここを通過するビーナスラインに、三城牧場から
上がって来た「よもぎこば林道」が立体交差後、合流している。

 ビーナスラインを少し進んで、道標に従い右側のカラマツ林を縫う山道に
入る。1kmほどは地図上に表示されていないが、ビーナスライン沿いに
ほぼ松本市と長和町(旧和田村)との市町境に沿っている。

 ビーナスラインと離れて右に回り込むと、少し傾斜がきつくなったので、
用意してきた折り畳み杖をザックから出す。


 三峰山頂が近づいてきた。


 三峰山頂に上がると、重畳する山並みの向こうに、諏訪湖の湖面と岡谷
市街がうっすらと見えてきた。

 三峰山から和田峠への尾根は、展望の広がる笹原が続く。


 再び左にビーナスラインが近づいた辺りで、タヌキらしい動物向こうから
現れた。やまさんがカメラを構えようとしたら気づいて逃げてしまった。


 緩やかに上下を繰り返しながら次第に下って、和田古峠に出た。5月18日
に中山道ウオークの皆さんと通過したばかりだ。

 あの日はガスがかかり、寒くてすぐに通過した。3週間もたたずに再訪
できるとは…。中山道の案内板を読み返す。


 そのとき上がってきた道を国道に向かって下る。途中に白い花が咲いて
いた。国道の和田トンネル北側付近からカラマツ林の縦走路に戻る。

 16時を過ぎて、疲れが感じられる。4本の送電線下を上がってゆくのだが、
ペースが落ちてきたので、ゆっくりと上がる。

 霧ヶ峰への最後の上りは石が多く、いっそう疲労がつのる。太陽も傾き、
雲が増えて涼しくなってきた。


 17時37分に霧ヶ峰山頂に着く。山頂からは再び諏訪湖が望まれ、東には
陰のように蓼科山(下の写真)が、西にはあいかわらずの鉢伏山が展望できる。


 八島湿原に向かっての最終コースに向かう。次のピークを越えたら、八島
湿原と八島ヶ池が見えてきた。石ころの多い道を八島湿原の北西端にある
八島ヶ池のそばに下った。



 湿原は薄いもやに覆われ、その向こうに車山が見える。思ったより緑が少
なく、寒々した景観が広がっている。

 
 薄暗くなり一層冷えてきた。湿原の周辺につけられた木道を南東に急ぐ。
諏訪神社の森の近くを通過し、さらに進んで車山山麓にあるヒュッテジャベル
に19時1分に着いた。

 北アルプスなどの遠望は得られなかったが、笹など展望のよい稜線が続き、
始終ウグイス、カッコウ、ホトトギのさえずりを聞きながらの、気持ちよい
コースだった。

(天気 快晴後晴、距離 23km、地図(1/2.5万) 山辺、和田、霧ヶ峰、歩行
地 松本市、上田市(旧武石村)、長和町(旧和田村)、下諏訪町、諏訪市)


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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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信州はいいですね。 (竜馬16)
2006-06-23 20:50:21
最近とんとご無沙汰の長野県です。

今回のレポートを読ませてもらっているうちに、長野に足を運びたくなりました。



諏訪湖で夏季合宿した時に、美ヶ原なども走りました。



「三峯山から和田峠への尾根は、展望の広がる笹原が続く。」

この写真の道はとても魅力的ですね。

武奈ヶ岳の笹道を思い出します。

一度歩いてみたいです。





返信する
展望のよい縦走路 (saikoroat)
2006-06-23 21:38:58
美ヶ原~霧ヶ峰への縦走路は、展望がよく、

道もしっかりしていて、歩き甲斐のある

道のりでした。アルプスや八ヶ岳の展望

も得られて、花どきなら、さらに魅力ある

コースになると思います。
返信する

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