あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

戸隠高原 紅葉の池めぐり①(長野)

2010-10-12 23:32:22 | ハイキング
 2010年10月10日(日)
 =吉永小百合のコマーシャル人気で賑わう戸隠奥社へ=
 
 予報では、午前中は雨も残るかと思われたが、集合地のJR秋川駅に着いた頃に
は雨は上がった。参加者10人は2台の車に分乗し、9時に出発する。

 雨の予報で出発を1時間遅らせたおかげで、中央自動車道も順調に進む。みどり
湖PAで昼食をして、14時に戸隠神社奥社入口の駐車場に着いた。

 ところが駐車場は一杯、周辺の県道にも車が並ぶ。近年のパワースポット人気に
加え、9月からのJR東日本大人の休日倶楽部のコマーシャルで、吉永小百合さん
が杉並木を歩くシーンに惹(ひ)かれて来たらしい人であふれている。

 車のナンバーは、地元長野県より、関東甲越、東海、北陸、近畿など他の都府県
のものが多い。


 帰途につく車の後に駐車して、われわれも戸隠神社奥社への参道に入る。帰って
くる人が多いが、入口から予想外の人出だ。


 木造の鳥居をくぐり、まずは広葉樹の多い参道を進む。


 参道の中間、かやぶき屋根で朱塗りの随神(ずいじん)門がある。


 門の先は、樹齢約400年という立派な杉並木となる。 慶長17年(1612)に、幕
府から千石の朱印地を拝領し、その頃植樹した杉並木だという。杉並木は約500m
続いている。

 木の根元は数人抱えの太さがあり、根は複雑に絡み合っていた。


 雲が次第にとれて、杉木立の間から、ゴツゴツとした戸隠連峰の八方睨(はつぽう
にらみ)から九頭龍山(ずりゆうさん)に続くあたりと思われる岩峰が望まれる。


 次第に上りの坂の傾斜が強まり、石段となる付近からは待つ人並みが列となって
いる。この先は、奥社に参拝するのに2時間くらい並ばなくてはならないという。

 これではと奥社への参拝はあきらめ、社務所の建物下で引き返すことにした。この
あたりからも、かなり色づいてきた戸隠連邦の稜線が間近に望まれた。


 この人たちが、奥社に拝観できるのはいつ頃になるのだろうか…。


 途中にあった飯縄大明神の小さい社にお参りをして、随神門の近くまで戻って、今
回の参加メンバーが記念撮影をする。


 このあたりは、JR東日本ジパング倶楽部会報10月号掲載の↓、吉永小百合さん
の写真の場所である。


 その先の広葉樹林の間からも、往路では見えなかった戸隠連峰が見えるようにな
った。


 駐車場まで戻り、車の行き来で混雑する県道36号を1.5㎞ほど下り、戸隠神社
駐車の東側にある、今日の宿、成瀬旅館に16時15分に着いた。

 一休みして、戸隠神社五社の中心、中社(ちゆうしや)にお参りに行く。


 中社は、天岩屋(あまのいわや)に隠れた天照大神にお出まし願うため、天岩戸開
神楽を考えた知恵の神・天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)を祭り、
境内は見事な三本杉や古木に囲まれている。


 中社の周辺は、神仏習合の時代から引き継がれている宿坊旅館や、名物・戸隠そ
ばの店などが多く、成瀬旅館も宿坊として、多くの講中の宿となり、ご当主は28代目
とかいわれた。

 ちなみに、吉永小百合さんのコマーシャル人気については、10月5日付、朝日新聞
にも、以下のような記事が掲載された。


コメント
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