あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

小川町・輪禅寺の石仏など(埼玉)

2009-03-20 22:33:03 | Weblog
 春分の日の今日、3月20日(金)は、埼玉県小川町にある父母の菩
提寺に墓参りに出かけました。墓は、次弟夫妻が守ってくれています。

 菩提寺は、小川町の東部、上横田(かみよこた)の輪禅寺(りんぜんじ)
です。

 輪禅寺は、江戸時代に上横田を治めた武田新十郎信俊が、慶長13年
(1608)に長篠合戦で討ち死にした父・信実(のぶざね・武田信玄の
異母弟)の追福と、一族の菩提寺とするためにたてた寺です。

 山門を入ると、左側に並ぶ六地蔵が迎えてくれます。


 地蔵堂の背後で、ハクモクレンが咲き出しています。


 地蔵堂に相対して、新しい千体地蔵堂が出来ていました。

 昨年(2008年)10月19日に建立されたとのこと。 

 堂内には、高さ20㎝前後のお地蔵さんが千体、整然と並んでいます。
ご住職の奥様が土の仏様に魅せられて、3年かけて心を込めて作り上げ
た手作りのもの。

 中央は、京都の仏師・坂井浄雲氏制作の木造地蔵菩薩中尊像。

 参詣する人の心に「やすらぎ」が届くようにと、奉納されたようです。
 もう少しアップの写真も撮ったのですが、誤って消去してしまいご覧
いただけなってしまいました。

 六地蔵の先には、比較的新しい道元禅師像が立っています。


 その背後は、これも新しい観音像でしょうか、より大きな像です。


 山門の正面に建つ本堂。左手のソメイヨシノが咲くのも間もなくのこと
でしょう。

 本堂の位牌堂(いはいどう)には、武田家累代の位牌が並んでいるとの
ことです。

 本堂右手に庫裡(くり)があるのですが、庫裡の前には、幾つもの
可愛いお地蔵さんが並んでいました。これはその中の2つ。

 これも、ご住職の奥様が制作されたもののようです。

 本堂の左手から数段の石段を上がると墓地。その石段の上にある
古いお地蔵さん。


 墓地の中央には、武田信俊公以降、第10代までの子孫が葬られ、
50基あまりの墓石が並んでいます。

 武田氏一族の墓域は、小川町指定文化財になっています。

 父母の墓はこの背後の方に、北側を向いて建っています。

 山門の右手では、ユキヤナギが花を広げていました。


 山門の前は、田んぼと低い山林が迫っています。


 東側の眺め。のどかな田園と里山が広がっています。

 私は、中学卒業までこの近くで育ったのですが、当時とあまり変わらぬ
風景のように思われます。

 場所は、下の地図の中央の卍マークのところ。国道254号バイパスと
県道11号・熊谷小川線の高谷(こうや)交差点の近くです。
コメント
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