魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

抜本解決

2016年02月06日 | 日記・エッセイ・コラム

ジカ熱がずいぶん騒がしい。初めて聞いた時、自家熱とか、耳化熱のような字を想像したが、単に「ジカ」という地名と聞いて、その症状も合わせ、たいした病気ではないなと感じた。あれだけ「恐怖のエボラ出血熱」さえ、WHO様の大活躍で、とりあえず事なきを得た。

もちろん罹らないに越したことはないが、妊婦以外にはそれほど恐怖の病とも思えない。もしかしたら、おたふく風邪や麻疹の方が怖いかも知れない。
鳥インフルエンザも、とりあえずは事なきを得ている。一番恐れられていることは、正体が分からないと言うことだろう。正体が分からない物は恐ろしい。
ゴジラが怖いのは、すぐ正体を現さなかったからで、現れてからは、どんなに暴れ回っても、なんだか安心して「見物」していられる。

WHOの業績は認めるが、このところの、喫煙シーンの成人指定勧告といい、今回のジカ熱騒動といい、やっぱり、乙女座の木星で、舞い上がっているのではなかろうか。
得意になって記者会見を繰り返しているが、興奮にかまけて、案外、もっと恐ろしい事を見逃している可能性がある。

ところで、多くの恐ろしい病気の媒体に関わる「蚊」だが、この駆逐こそが最も急がれる。
誰よりも蚊に好かれる体質なので、南方には行きたくても行けない。十人居れば一番目に刺される。
父は、南方でマラリアに罹って復員してきたし、冬のシベリア鉄道で、マラリアに苦しんでいる旅行者に出会ってからは、ますます、南の島には行かれなくなった。

アフリカに蚊帳を送って感謝されていると言うが、そんなことより、抜本的な駆除ができないものだろうか。バイオ技術の発展した現代。遺伝子操作で人間の血を吸えない蚊に置き換えることは、そう難しくないように思うのだが、どんな問題があるのだろう。

また、遺伝子操作が出来ないというのなら、蚊の撃墜マシンでも出来ないのだろうか。レーダーで蚊の位置を捉え、レーザー光線で撃墜するようなことが出来ないものだろうか。そんな機械を天井に取り付けておけば、バチバチバチと蚊が面白いように落ちる。これを発展させれば、ミサイルを何百機同時発射されても瞬時に撃墜できる。

やっぱり、ドラえもんに頼むしかないのかなあ。