魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

チャラ男

2016年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム

正月に「国会議員の育休はおかしい」と書いたら、一月もしないうちに、育休宣言をした本人が不倫を暴かれてしまった。
表面づら、聞こえの良いことを言うやつは要注意だ。キャッチフレーズとして響きの良い言動を振りまくやつは、言葉や物事を深く考えないチャラ男であり、国会議員の育休の矛盾など深く考えないから言えることだ。
そして、残念なことに、世の大半の人はチャラ男の放言に引っかかる。だから政治家をやっている。

そして、得てして、男性より女性の方が引っかかりやすい。だいたい、「男性、女性」の使用も、チャラ男のツールだが、この場合は生理的傾向だから、男性女性という。
くどいが、例えば「女性のファッション」はチャラ男用語で、ファッションを男女別けすること自体がジェンダー問題なのだから、「女のファッション」と言うべきなのだ。

NHKなどが、この「男性、女性」使用にこだわっているが、犯人は「男、女」と呼んで、言葉の貶めに荷担している。過去に何度も言うように、「男と女」は大切にしたい言葉だ。
しかし、NHKの功績で、今や「男と女」を使うのが難しくなり、簡単には使えなくなった。仕方がないから、自分だけでも正確に使い分ける努力をしようと思う。

話を戻して、なぜ、女性はチャラ男に引っかかりやすいかと言えば、女性は「場」に生きているからだ。言い方を変えれば保守的で、前に進むことより、現在地でより良く生きたい気持ちが強いから、「確かそう」なことを言われると、自分が確かめるより、言い方で選んでしまう。

これは広告に騙されるのと同じで、「既に皆さんよくご存じのアレ」がコレですと、どこにも論拠がないのに、状況証拠を並べて、最後に、「コレです」と強く言えば、安心してしまう。
セールストークも、口説きのテクニックもこの要領で、政治家の言葉が、まさにこれだ。
何かよく解らないけど、何となくよく聞くことを、わたしがその専門家ですとか、専門家の話によると、とかの前提で、解決策を断言する。
この点、今回の宮崎チャラ男は、若いのに立派な政治家の資質がある。

「女」より「女性」の方が正しい言葉だと思っている女性は、チャラ男によくよく注意して欲しいものだ。
安全安心を望んで、危険に陥る。
女の夢は、目覚めた時同じ男の顔を見ること。男の夢は、目覚めた時違う女の顔を見ること。


ネコ騙し

2016年02月10日 | 日記・エッセイ・コラム

今日のWBS報道には驚いて、笑った。笑うほど驚いた。
燃料に水を混ぜる技術で、水と軽油50%50%で、全く問題なく車が走る。
山梨の、エネコ・ホールディングスという会社が開発した、水と油を融合させる界面活性剤の技術だ。
さらに、水の割合を87.5%まで増やしても、ほぼ同等の燃焼効率が得られる。依頼した分析機関の担当者も驚いていた。

この乳剤という意味のエマルジョン燃料は、当然、CO2の削減にも燃料代の節約にもなるが、使用許可が下りない。その理由が、課税対象が減るからだという。
ここでまた呆れて、笑った。笑うほど呆れた。

許可の下りない日本国内を尻目に、海外から問い合わせが殺到している。タイやインドネシアの政府筋から契約に来ている様子が紹介されていた。
エネコの開発担当の山本さんは、今後ガソリンにも広げていきたいと話していた。
にわかには信じられない。エネコ騙しのような話しだ。

フォルクスワーゲンは燃料消費を誤魔化すために手の込んだインチキをして、社運から、国運まで傾けている。
そんな、ややこしいことをしなくても、「答えは水の中にあった」だ。

日本で許可が下りない理由は、他にも色々あるのかも知れないが、資源輸入国の日本にとって、最優先推進事業の一つではないだろうか。
特区などではなく、是非とも、今すぐにでも使えるようにして欲しい。
政治と金の問題も解らないではないが、政治のすべきことは一杯ある。


禍福往来

2016年02月09日 | 星の流れに

このところ射手座の土星と、乙女座の木星の影響か、やたら乗り物事故が続いている。
「あれ、同じニュースだろ?」と思ったら、別の老人が別のコンビニに突っ込んでいた。

今日は、ドイツで電車が正面衝突した。これは射手座の土星でもあるが、このところのドイツは、牡羊座の天王星の末期症状が出ているようだ。
天王星が入ると、初めは、業績を上げてものすごい人気するが、それで過信した上、期待に応えようと無理をして、かえって、とんでもないことになってしまうことが多い。
これは個人でも国や企業でもそうだ。魚座の時代に脚光を浴びたシャープ亀山モデルは、天王星が去る頃からおかしくなって、今に至っている。

ドイツは、EUの中心になって期待され過ぎ、最近になって、ワーゲンや難民問題で、だんだんおかしくなってきた。同じ事は、イギリスにも言えるが、今のところ顕著な現象は見えない。中国に肩入れしているのは、ドイツと同じだから、これから出てくると思われる。
フランスは、テロ事件など、どうも射手座の影響がありそうだが、EU全体は牡羊座と見なすことができそうだから、難民、金融など、やはり、これからさらに大きな問題になりそうだ。

天王星通過でとんでもないことになった例として、水瓶座通過のロシアや北海道があるが、それが回復するには、吉相になる星座まで待たなければならなかった。近年、牡羊座に来てほとんど脱出できたようで、10年はかかっている。
ちなみに、日本の天秤座に天王星が来たのは1970年前後だが、オイルショックなどを経て80年代には、バブルで大回復したように見えていた。


春節祭り

2016年02月08日 | 占いばなし

今日は太陰暦の正月だ。明治までは、日本も中華圏に属するこの正月を祝っていたから、旧正月と呼ぶ。
新月を朔日(ついたち)とする一ヶ月の中に、雨水を含む月が正月になる。
雨水は魚座の0度だから、言い方を変えれば、旧暦の正月中に必ず魚座になる。

年の干支の始まりは立春が初日に当たり、名前からも立春を含む月が正月になりそうなものだが、実際には、太陰暦で春を年の初めと考えると、雪が消える雨水から始める方が実感がわく。太陰暦には閏月があるからズレる事もあるが、七夕なども晴天の星空になることが多い。

なお、このように二十四節気と絡めて正月を決めるやりかたは、正しくは太陰太陽暦と呼ぶが、一般に、旧暦は太陰暦として知られている。

太陰暦の本家中国でも、今では太陽暦を用いているが、春を祝うお祭りとして春節と呼び盛大に祝う。公害問題で爆竹を禁止しても、爆買いで祝い、北朝鮮も負けじとミサイルで祝っている。


ミサイル

2016年02月07日 | 星の流れに

今度はミサイル発射。サソリ座の火星はまだ続いている。
今年は火星が、サソリ座と射手座の間を出入りする。2013~4年の天秤座のように、連続8ヶ月も入っているのと、何度も出入りするのと、どっちが影響が大きいのか、何とも言えない。

ドリルで穴を開ける場合は、同じ圧力をかけ続けるのと、ガンガンと衝撃を与えるインパクト・ドリルでは、後者の方が穴を開けやすい。
惑星は出入りする時の方が衝撃が大きい。経済刺激も、量より、いわゆるサプライズの方が効果的だ。世相を動かす要因は、第一は自然現象で、次は心理作用だ。

そうすると、今年のように、順行逆行を繰り返しながら、サソリ座と射手座に二度ずつ入る方が影響が大きいかも知れない。
サソリ座に入るのは、1月4日と5月27日(逆)。射手座に入るのは、3月6日と8月3日。

サソリ座の火星が入った時から、北朝鮮は前掛かりのままだ。火星は思慮の無い粗野な若者を表すが、北は金正恩、韓国は若者が慰安婦像撤去反対で座り込んでいる。

なお、台湾の地震については、地震(サソリ座)被害というより、手抜き工事問題であり、乙女座の木星の方が影響していそうだ。


抜本解決

2016年02月06日 | 日記・エッセイ・コラム

ジカ熱がずいぶん騒がしい。初めて聞いた時、自家熱とか、耳化熱のような字を想像したが、単に「ジカ」という地名と聞いて、その症状も合わせ、たいした病気ではないなと感じた。あれだけ「恐怖のエボラ出血熱」さえ、WHO様の大活躍で、とりあえず事なきを得た。

もちろん罹らないに越したことはないが、妊婦以外にはそれほど恐怖の病とも思えない。もしかしたら、おたふく風邪や麻疹の方が怖いかも知れない。
鳥インフルエンザも、とりあえずは事なきを得ている。一番恐れられていることは、正体が分からないと言うことだろう。正体が分からない物は恐ろしい。
ゴジラが怖いのは、すぐ正体を現さなかったからで、現れてからは、どんなに暴れ回っても、なんだか安心して「見物」していられる。

WHOの業績は認めるが、このところの、喫煙シーンの成人指定勧告といい、今回のジカ熱騒動といい、やっぱり、乙女座の木星で、舞い上がっているのではなかろうか。
得意になって記者会見を繰り返しているが、興奮にかまけて、案外、もっと恐ろしい事を見逃している可能性がある。

ところで、多くの恐ろしい病気の媒体に関わる「蚊」だが、この駆逐こそが最も急がれる。
誰よりも蚊に好かれる体質なので、南方には行きたくても行けない。十人居れば一番目に刺される。
父は、南方でマラリアに罹って復員してきたし、冬のシベリア鉄道で、マラリアに苦しんでいる旅行者に出会ってからは、ますます、南の島には行かれなくなった。

アフリカに蚊帳を送って感謝されていると言うが、そんなことより、抜本的な駆除ができないものだろうか。バイオ技術の発展した現代。遺伝子操作で人間の血を吸えない蚊に置き換えることは、そう難しくないように思うのだが、どんな問題があるのだろう。

また、遺伝子操作が出来ないというのなら、蚊の撃墜マシンでも出来ないのだろうか。レーダーで蚊の位置を捉え、レーザー光線で撃墜するようなことが出来ないものだろうか。そんな機械を天井に取り付けておけば、バチバチバチと蚊が面白いように落ちる。これを発展させれば、ミサイルを何百機同時発射されても瞬時に撃墜できる。

やっぱり、ドラえもんに頼むしかないのかなあ。


誰が為に

2016年02月05日 | 日記・エッセイ・コラム

WHOが喫煙シーンのある映画を成人指定せよと言い出した。理由は説明するまでもないだろうが、
こういう動きは、社会的活動の場を男女機会均等にせよとか、クジラは殺すなと同じ、自分たちの価値観を押し付ける「宗教」だ。

病気を減らそうと単一目的で動いている組織は、近視眼になる。
文化・経済を無視して、WHOが今時こんな出しゃばった行動をとるのは、やはり乙女座の木星だろう。
乙女座は人体で言えば腸。社会では職場。意味では労働と管理。乙女座の人は、異常なほど病気に関心がある。これは身体の管理意識が強いからだ。従って、医療との関係が深く、治療を受けることも多い。サラリーマンが健康話をしたがるのも乙女座現象だ。
一方、乙女座の裏となる真反対の魚座は、福祉や映画を表し呼応する。

今回の喫煙シーン問題は、木星が来た乙女座WHOの勇み足だが、やはり魚座の、映画がとばっちりを受けている。タバコも魚座だ。
喫煙シーンを否定するぐらいなら、中韓の露骨で下品なプロパガンダ映画の、せめて検証ぐらいしてはどうだろうと思うのだが、こういうことには微塵も関心がない。

映画を観て、子供が皆それに感化されるというなら、あらゆるアクション、あらゆる戦争、あらゆる飲酒、あらゆる博打・・・結局、観る映画は無くなってしまう。
要するに、タバコを全面否定したいヒステリーだ。

禁酒法や売春禁止法が、どんな結果を生み出したか、考えてみたことがあるのだろうか。
今は、大学進学率やアカデミー賞候補に黒人を半分入れよなど、逆差別も横行している。

人の文化は杓子定規には行かない。子供は善悪諸々の大人の行状を観ながら成長していく。当然、良い奴にも悪い奴にも育つから、世の中は面白い。
誰もタバコを吸わず、酒も博打もやらず、差別は無く、悪も無く天使のような人ばかり住む世の中になったら、人間は幸せだろうか。

WHOは「誰」の為にこの勧告をしたのだろう


国と企業

2016年02月04日 | 大転換

立春。あけましておめでとうございます。今日は丙申二黒の年の元日です。
占いでは今日が本当のお正月、初春だ。実際、今が春の始まりだといわれれば、冬至頃の1月1日より納得できる。

新春早々、シャープは鴻海の買収案を受け入れる方向に傾いたと発表した。日本の政府系の産業革新機構の倍以上の出資案で、シャープは鴻海の軍門に降るという。
鴻海の提示した「本領安堵」に、高橋興三社長は安堵した顔で発表した。
思えば、天王星魚座時代の亀山工場が、シャープ激動の始まりだった。

ますます進む、グローバル企業対、国家のせめぎ合い。これもその一つだろう。
産業革新機構は、液晶を日の丸企業にまとめて、海外勢に対抗しようと考えているのに対し、鴻海はビジネス勢力拡大の観点で迫っている。

産業革新機構のナショナリズム視点は、グローバル化していく今、忠孝感情だけで人を動かすことは出来ないことが解っていない。
産業革新機構が、シャープから液晶事業を切り取ろうとしているのに対し、グローバル企業の鴻海は、丸ごと飲み込もうとしている。日本国の家来として家名の断絶をするか、鴻海国の家来になるかの問題だ。産業革新機構は、いまや、国家への忠節は薄れつつあることを解っていない。

鴻海にとって、シャープの看板などどうでも良い。丸呑みすることで、体内バクテリア化するのが目的だ。
共生理論では、共に生きることでさらに強力な生命活動が生まれる。近頃では腸内フローラが話題だが、個々の生命の姿を残したままで生きれば、互いに状況に合わせた活動をすることで、単なる連合を超えたシナジーが生まれる。

日本として、グローバル企業を受け入れる心がけが出来ていなければ、国家そのものが弱体化することを、どれぐらい理解しているのだろう。
今起こっている大転換は、どう改革していくかでもなく、革命でもない。
どんな未来が待っているかを見通し、そこに向かって進んでいく。その過程で、取捨選択をするしかない。

最も大切なことは、「柔らか頭」だが、国を動かす優等生達に、そんなことが出来るだろうか。


節分立春

2016年02月03日 | 占いばなし

もう節分。近頃は「丸かぶり」など、変なものが流行っているが、これもまた新しい楽しみとなって、風物詩になるのだろう。
今日で乙未、三碧の年が終わる。三碧の年は、三碧、六白、九紫の人は良くも悪くも曲がり角の年で、押し迫った今頃が、最も深みにはまった状態になる。

ちょっと思い浮かべても
三碧の人は オバマ、プーチン、クルーズ候補
六白の人は ジャニー喜多川、甘利明、清原和博
九紫の人は トランプ候補

まさに、曲がり角の佳境にいる。ジャニーや清原に至っては年男だ。

4日の立春から、丙申、二黒の年が始まる。今度は、二黒、五黄、八白の人が気をつける番だが、ハッキリ効果が現れるのは、やはり、今年後半から来年にかけてとなる。


高山深渓

2016年02月02日 | 星の流れに

米大統領選が本格始動した。ヒラリーは、またも際どい雰囲気だ。前は「CHANGE」に逆転され、今度はサンダースおじさんの「REVOLUTION」に追い詰められている。

サンダースおじさんは乙女座だ。木星が来ると、良くも悪くも過去が出る。また、木星は若者を表す。サンダースおじさんの前からの主張が若者に支持されているわけだが、オバマの時と同じように、ストレートな夢は若者を惹きつける。そして、その結果が今のオバマ政治だ。

若者のストレートな夢は、腐敗し行き詰まった社会を打開するが、その破壊を利用して権力を握ったり、侵略したりするのは、結局はトンビの、老獪な第三勢力だ。
あらゆる革命が一度の破壊で収まったことはないし、近くはアラブの春も、今のような状況を生み出している。

「Yes We Can」で「Change」したアメリカに、中国はつけ込むし、ISも生まれた。
素晴らしいことを言うサンダースおじさんは、オバマに続く第二の笛吹き男だ。
一方で共和党でも、庶民の気持ちを代弁して、言いたい放題の漫談家トランプが人気して、極右のクルーズと互角の勝負をしている。

中道の古き良きアメリカは瀕死の重傷だ。国民は政治に絶望し、従来型の政治家を拒否している。それはブッシュに始まり、オバマがダメ押しした。
貧困層はトランプで遊び、右派はクルーズに狂い、若者はサンダースの夢フライを買う。

このアメリカの混乱は、冥王星の射手座通過。ピークの後の衰退だ。
人も国も事物も、ピークを過ぎた直後は脱力感に襲われる。アメリカの混乱は、目的意識の喪失による。
加えて、海王星魚座の幕末の再来、アメリカなら南北戦争の再来だ。

山高ければ谷深し。これと、同じ運命を今、中国が辿っている。

 


財産管理

2016年02月01日 | 日記・エッセイ・コラム

日銀のマイナス金利で、銀行の金利が下がると心配が広がっている。
これまでの常識が崩れる事態に、誰もどう対応して良いか解らなくなった。
お金は銀行に預けておけば、安心の上、金利が増える。それが常識だった。

しかし、原点に帰って考えてみれば、安全に守ってもらうのがタダの上、お金までもらえてしまう。初めて聞いた人は「これは、おかしな話しだ」と疑っただろう。
それが今では、誰もが当たり前だと信じている。

そうだ、タダで預かってもらうのは、本来おかしいのだ。
昔は、宝石や金塊は、肌身離さず自分で守るか、倉庫に収めて警備の人間を雇って守る。命がけか、金がかかるものなのだ。だから、銀行に預けるだけで金が儲かるのは、アリババも顔負けの近代錬金術であり、信用という呪文で出し入れする盗賊の洞窟だ。

現代人は、この摩訶不思議な銀行洞窟を当たり前だと思っている。そして、さらに、仮想通貨時代に移行し始めているのも、価値の移転が容易に出来ると信じる、近代錬金術に慣れきっているからだ。

仮想通貨を使う人は、摩訶不思議な盗賊洞窟の仕組みなど考えない。当然のごとく便利に出し入れする。これに抵抗がある人でも、銀行預金の金利が貰えるのはおかしいなどとは考えないだろう。

仮想通貨も銀行預金とその金利も、何時消えてもおかしくないものであり。仮想を信じられない人は、銀行などに預けたりせず、金貨や延棒を壺に入れて庭に埋めておかなければならない。そんな壺が、今も時々発見される。

そうして、壺を庭に埋めることを考えるなら、金利どころか、手数料を払って、銀行に守ってもらうのは、当然と言えば当然だ。
しかし、そうして、手数料を払ってまで預かってもらっても、銀行倒産や突然の通貨切替が起こらない保証はない。
やっぱり、預金より金融商品なのか、宝石や金塊を埋めて置くのか、持っている人の悩みは絶えない。

以前、自動車人間のシャーシの人が、お金が無いお金が無いと愚痴っていた。確かに、シャーシの人は見栄っ張りだから、常にお金が無いと感じるが、実はシャーシの財産とは現金ではなくて、人間関係だ。多くの良い友達は満貫の金に勝る価値がある。
誰からでも助けて貰える人は、現金を持っていなくても、大変な財産家なのだ。