えー、毎度バカバカしいブログを一筆・・・と、正月らしく落語風に書いてみたものの、どうにも冗長なので、元の文体に戻したら、内容まで変わってしまった。
と、言うわけで・・・
辰年の正月だが、本当に辰の影響が始まるのは立春だから、まだ卯年だ。世間が辰年の話題で盛り上がるのを観ているのは何とも落ち着かない。まあ、11月のクリスマスセールのようなものだと思うことにしている。
十二支と九星が重なるのは、最小公倍数の36年だから、36歳と72歳は本当の年男年女で、108歳を迎える人は少ないから、72歳が一般に最後となる。希少な歳だが、あまり良い歳にはならない。元の要素がダブるので、よほど元運の良い人には良いことがあるが、少しでも悪い要素があると、日頃見えないことが突然、現れてくる。あるいは、日頃は好結果になっていることが過剰になり、むしろ禍になる。
したがって、かなり要注意の歳になる。何でもないことまで悲観的に考えて、わざわざ、問題を起こしてしまうこともあるので、この歳に思い立ってやるようなことは、出来れば先送りにした方が良い。
36歳(女は数え37の厄)は実は厄より怖いかも知れない。現代では、72歳も現役だから、同様に、厄年のようなつもりで、行動は控えめにした方が無難だろう。と、言っても衝動は抑えられない。後で、「あ、ホンマや」と思うのが関の山だ。なお、プーチンも小池百合子もこの年生まれ。
ただ、万事塞翁が馬と言うこともあるから、日頃隠れている悪要因が露わになり、改めて、注意深くなることは悪いことではない。
ともあれ、立春以降は三碧の辰年となる。同じ辰年でも5種類あるから、全く同じというわけではないが、三碧と重なった36年前と72年前の辰年を振り返ってみると、
1988年(昭和63)は、バブル真っただ中。1952年(昭和27)も、朝鮮特需のバブルが続いていた。両者に共通するのは実体経済は既に止まっていたことだ。つまり、実在しない龍が、三碧(雷)の稲妻と轟きの中を昇っていく、お祭り騒ぎの歳になる。
日本の資金源
辰年は、星座で言えば牡牛座に木星が来る年だ。牡牛座は食べるための稼ぎを表すが、天秤座の日本にとっては真逆になり、相続問題、つまり他人の収入問題になる。他人の生活問題が日本に影響する時だ。朝鮮特需も80年代バブルも、他人の事情が影響し、それに悪ノリした祭りであり、後の双子座(巳年)で「勉強」させられることになる。
では、日本の本来の収入源は何かと言えば、サソリ座(戌)であり、日本経済はこれで生きていくことができる。
サソリ座は「死と再生」であり、既存のものを創り直すイノベーションが日本の収入源になる。もちろん、マンガやアニメも現実に対する創り直しであり、あらゆる芸術もこれに当たるが、芸術そのものは日本の個性だが金にならない。金になるのは骨董品の方だ。
オリジナルではなく、形骸の方が金になる。アニメも鉄腕アトムは金にならなかったが、様式化された後のアニメやグッズの方が金になる。
また、「核」やエネルギーもサソリ座だから、日本こそがエネルギーで稼ぐことが出来る。化石燃料時代、何も無い砂漠に突然石油が湧いてアラビアンナイトを享受する中東のような潜在力を、日本は秘めている。ただし、何時誰がそれに気づき、実際に何を掘り起こすかは日本人(政治と経済)次第だ。