魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

ガンバレ

2023年08月01日 | 日記・エッセイ・コラム

なでしこスペインに大勝!
嬉しいが、それほど意外ではなかった。男子も女子も想定を覆して勝利と言われているが、いずれも4分6で勝てるような気がしていた。
サッカーの技術的なことは解らない。だから、一般論で、客観的に考えてそんな気がした。
スペインは超強豪国だ。日本のサッカーはその強豪を見習って、パスサッカーを取り入れ、それを磨いてきた。そして、かなりの領域に達している。

何事も、本家と二番煎じは二番煎じが有利だ。本家が苦労して編み出した方法にプラスアルファを加えることができるからだ。
例を挙げようと思ったが、学問、芸術、技術、商売の全てが、既存のものを発展させて進歩するものであり、却って特別な例がない。ただし、全く同じ事をやればパクリという。

日本がパスサッカーだけをやっていれば、体格やメンタルの面で、本家を超えることはできないが、日本はスペインを始めとする欧州とは体格も文化も違い、別の強みもある。
粘り強さや、空気を読む以心伝心と滅私奉公の一体感だ。
だから、日本がパスサッカーを完全習得していれば、パスでは本家に勝てないが、プラスアルファが活きてくる。それが、何となく勝てるような気がしていた理由だろう。
男女ともパスによるポゼッションを捨て、カウンターで一瞬のスキを突いて勝った。これは、それだけパスサッカーを会得しているということだ。

男子の場合は確かに大番狂わせだったが、女子の場合はいくら「あの」スペインとは言え準優勝さえしていない国であり、日本は仮にも優勝経験国だ。バロンドールやスペインの名前だけで番狂わせとは言えないだろう。
ところが、一方。
1位になったことで対戦する2位のノルウェーは、優勝も準優勝も経験している難敵だ。
男子のカタール大会で、1位通過した日本は、2位通過のクロアチアに勝ち切れなかった。クロアチアは前回準優勝国であり、ランキング12位だった。奇しくも、ノルウェー女子も12位だが、活路はこの際、正統パスサッカーかも知れない。
「強豪」スペインに大勝した日本は、一気に株を上げているが、むしろその期待がアダにならないことを祈りたい。
勝負は5分5分。ガンバレニッポン!

P.S.
結果は 3-1で日本の勝利!
なでしこの勢いを警戒したノルウェーが、引いてくれたので圧勝の感がある
相手は魔法に掛かったようにミスを連発した。まさに勢いだ
でも、やっぱり、五分五分だった
オウンゴールで、両者とも2ゴール!?