魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

困難持病

2020年08月28日 | 占いばなし
安倍首相がまた辞めることになった。
仮病ではない。本当に病気だ。色々むづかしい病気だと説明されている。
しかし、これは一白独特の病気だ。「融通無碍」の「水の一白は幻」の項でも述べたように、基本は心因性の体調不良から起こる持病の一つだ。

多くの人は、病気は、病魔が独立して存在するように思っているが、自己コントロールができなくなった時に病気になる。
病気の多くは、ウイルスや細菌の侵入との戦いだが、疲労やストレスで、コントロールを失って自ら患うこともあれば、感染に対抗できなくなることもある。
いずれにしても、病は自ら招くとも言える。心と身体のバランスが崩れれば発病し、終いには命を落とす。
占学の寿命は、このバランスが最大限に崩れる時のことだ。稀に、逃れる人もいる。

ふつう人は、この心と体のバランスを忘れて、無自覚のうちに崩してしまう。あるいは、健康になろうと過度にバランスを刺激して、かえって崩してしまうこともある。「健康のためなら死んでもいい!」と言うやつだ。
だから、ふつうは不本意に病気になる。
ところが、一白は、もともとが悩みの星、病気の星だ。正常な時には、他人の病気に気を使うことで元気になる。他人の悩みや不幸、秘密に目が向き、そこに関わることで活路を見出す。ビジネスでは人が見落とすスキ間産業に強く、裏取引や、秘密に関わる仕事でも成功する。また、人の心の裏、性産業や悩み事を聞き出す仕事にも向いている。悲しい小説や、恨みを晴らす小説もうまい。
裏の世界に生きる一白が、表の世界で生きると、行き詰った時、自然に裏に退避する。
不可思議な持病を抱えている一白が多いのは、持病が安全弁になるからだ。

一白以外の人は、災難として病にかかるが、一白は安全弁として病にかかる。(もちろん無自覚に)
死んだふりをする虫は、意図的に死んだふりをするのではない。本当に気絶するのだが、
仮にそこで食べられてしまったら、それはそれで楽だし、捨てられたら、しばらくして歩き出す。
一白は、本当に病気になるが、決して、意図して仮病になるのではない。とてつもない困難の前では、自然に裏の世界に回帰する。つまり、持病を誘発するのだ。これがわからないと、不可思議な持病を、難病と受け止める。日本には、病気の人や死んだ人を責める文化はない(昔はあった)。

ただ、とてつもない困難は、個々の生い立ちでレベルの差がある。厳しい環境で育った人と、恵まれた環境で育った人では、ストレスも困難も、受け止め方が全く異なる。