魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

寒い季節

2017年11月20日 | 星の流れに

木星がサソリ座に入って40日、もう9゜まで進んでいる、土星は射手座の末期症状で、メディアも相変わらずの空騒ぎだが、星を見ていれば、どれも、「やっぱり」で、しかも「うんざり」だ。

木星の影響
木星が来て、サソリ座のマツコも、体調不良で入院したそうだ。
座間の殺人事件は、ニュースが始まっただけで消してしまう。だから、事件の詳細は知らないが、「9人、自殺、殺人、白石」等は、サソリ座だ。しかし何よりも、冥王星・山羊座時代の、「命の事柄化」の世相の表れを感じて、最初に聞いた時点から、イヤになってしまった。
「命」はサソリ座。「事柄化」は、何でも数値やデータに還元する山羊座の作用。
命さえも言葉や情報として捉え、情緒や実感が伴わない。何でも知っているが、何も解らない時代が、寒々しい。

10年以上、時代を染める冥王星の影響は、誰も実感しないが、百年経てば、歴史として振り返られる「色」だ。冥王星(=サソリ座)が山羊座にいる時、木星がサソリ座に来れば、山羊座の時代が結晶化されて、目に見えることになる。座間の事件はそんな時代があぶり出されたもので、突然、起こったことではない。
なお、「座間」は音の響きはサソリ座だが、漢字の意味では双子座で、いずれにせよ商売や軍事の「駆け引き」に関わる星座だ。

犯人は現代の女衒であり、人格や命を無視した世界で生きてきた。
また被害者は、生身の実感から命を考えることのできない、ネット時代に育った若者であり、肉体や魂の次元で悩むことができず、喜怒哀楽の言葉しか知らない。自分の魂の叫びを認識することができず、死を文字の軽さでしか知ることができない。
事件は、世相の表出であり、被害者は無論のこと、加害者も時代の被害者であり、どうしようもない人間喪失に、思わず目を背けたくなる。

土星も天王星も
土星・射手座の末期症状の方も、あちこちで噴出しているが、サソリ座のように深刻ではなく、やや気が楽だ。ただし、座間の事件でもネットが大きく関与しており、ここでも射手座問題の改革が迫られる。
弁護士がタクシーで大暴れは、土星が射手座に入った時の「切り落とし事件」とも、繋がっている。日馬富士事件も、スポーツと法が絡む事件で、鳥やウサギを連想する鳥取も射手座と考えられる。
また、牡羊座の日馬富士は天王星の末期症状が出ているし、獅子座の貴乃花には、木星のサソリ座や、天王星が掛かる牡牛座は、4、10室に当たり、部屋と公の立場に葛藤が生まれる。

また、干支で観れば、日馬富士も貴乃花も申酉空亡で、これは安倍首相、メルケル独首相、安室奈美恵、新海誠らと同じ裏目期間で、これまでとは違う世界に立っている。

人も世相も様々な動きをしているが、あらゆる現象は、相互作用であり、一つの要因だけで動いているわけではない。だから、個々についての軽々な予測や判断は禁物だが、平均値としてのトレンドには、やはり顕著な傾向が現れる。