ホテルパリのカフェから、旧市街広場へやって来た。
プラハでも、最も観光客でにぎわう名所。
広場の周りは、ゴシック、ルネッサンス、バロックと、あらゆる時代の建物が混在している。
前回、前々回の旅では、何かとこの広場に立ち寄って、あちこちで奏でられる大道芸人の音楽に耳を傾けたり、広場の片隅で、鍛冶屋さんが実演販売?してる燭台を購入したりと、いろいろと思い出のある場所だった。
今回も、町中で奏でられる音楽を期待してやってきたのだけど、
広場では、一組もそんな演奏者はおらず、、後ほど訪れたカレル橋にも
いなくて、なんかガッカリ。
コロナの影響か?!
あちこちから音楽が聴こえてくるのはプラハの旅の醍醐味のひとつだと思っていたので、今回それだけが残念だった。
広場を囲む建物、、
ゴシック様式のティーン教会。
旧市庁舎。
旧市庁舎には天文時計があって、毎時カラクリが地味に動くので、
その周りには観光客がいっぱい。
市庁舎のチャペルの入口だったか?
モザイク壁画がすばらしかった。
最初は絵画かと近寄ってみると、
細かいモザイク片でできていて、遠目で見ると、普通の絵にしか見えないくらい緻密。
近くに寄って見ると、確かにモザイク片がぎっしり。
こちらも市庁舎の最後に増築された建物。
壁面にはスグラフィトと言われるだまし絵的なものが描かれている。
ロット商会の建物も美しい。
チェコの民族的な意匠が描かれた壁面。
細かく模様が描き込まれている。
こちらの建物も、壁面には念入りに絵が描かれ、あちこちにレリーフが貼り付いている。
この後は、アール・ヌーヴォーのアパートが多く残されているパジースカー通りへ。
かつてユダヤ人が住んでいた町、ヨゼフォフが再開発され、建てられたアパートたちが、個性的な意匠で装飾されている。
懐かしい「2人の妖精の家」が現れた。
ここは27年前に訪れ、外観を写真に収めていた時、偶然アパートから出てきたおばあさんに、中に招き入れられ、玄関のタイルや、4階のステンドグラスも
見せてもらった思い出がある。
今回も、そんな偶然は起きないかな?!と、ちょっと期待したけど、
残念ながら、さすがに誰も出てくる気配はなかった。
他の物件では、度々住民の方に出くわすことはあったけど・・
入口の扉から中を覗き込んでみたら、階段ホールの美しいマジョリカタイルはあの時のまま健在で、ちらりとでも見られてうれしかった。
「2人の妖精」のアパート全体像。
外壁や彫刻などは、肌色ぽい色に化粧直しされているなあ。
昔も参考にして回った田中充子氏の「プラハのアール・ヌーヴォー」によると、こちらは「竜退治」
外壁の装飾に、いろんなストーリーが隠されているのを
想像するのは楽しい。
「竜退治」のアパートの入口。
「ふたりの小さなロシアの女」
壺を肩や頭の上に担いでる。
馬車が普通に道路を歩いてる。
観光用かな。
すばらしく美しい門を発見!
渦巻のパターンが、門とアーチに施されている。
そのポーチにも大理石モザイクが豪華に敷かれてる。
扉の上部にも念入りに装飾が施されていた。
こちらの建物の門周りも素敵だなあ。
2匹のライオンと女神様に見守られ、
ポーチのドーム天井には、アール・ヌーヴォーのデザインが美しい、
女性と植物とが一体となったレリーフ。
こちらの扉は、両扉に施された花の彫刻がとても可愛い~
民族的な植物モチーフの彫り物。
シンプル目なドアノブが、木彫りの可愛さを引き立ててる。
三つの扉を持つ玄関。
ヨゼフォフの中でも最も美しいといわれる建物。
壁面には緑と金色で、装飾が描かれている。
金色が使われているが、シックで落ち着いた感じ。
楕円形の窓の周りには植物文様らしきレリーフがあり、とても緻密。
更に町歩きは続く・・