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新潟の旅2017【新潟県政記念館&白山公園の藤】

2017-06-05 | 新潟の旅2017

最後の見学場所、新潟県政記念館へやってきた。

明治16年に新潟県出身の棟梁、星野総四朗により新潟県会議事堂として建てられた建物。

その後約50年使用された後、

新潟郷土博物館、戦後は県庁分館などに転用されてきたそう。

現在は重要文化財となり、新潟県政記念館として公開されている。

  

 

中央に塔屋をのせた左右対称の建物は、中には議場を始め、知事室、議長室、委員室など14の部屋がある。

前に寄り過ぎて撮ったので写真には写ってないけど、この上には更に風見がついた八角形の塔屋が乗っている。

 

 

両翼の建物。

 

 

洋風の透かし彫りの破風飾りにお寺の欄干につけられているような和風の擬宝珠が棟飾りと

妻飾りに使われてるのがオリジナリティがあって面白いなあ。

 

 

議場は吹き抜けで、クイーンポストトラスという洋風小屋組になっているそうで

圧巻の大空間が広がる。

 

 

階上の傍聴席を支える鋳鉄柱には唐草模様の繊細な透かし装飾が。

 

 

 展示室には当時のシャンデリアも展示されていて、その豪華さに目を見張った。

 

 

各部屋の天井には漆喰の飾りがそれぞれつけられていたそうで、現存するのは三室。

こちらは松の木。

 

 

梅の木も。

受付がある管理室には猿と栗の木の装飾が。

受付の方がいうにはこの部屋は鬼門にあたるので、邪気を取り去るという意味を込めて

猿のレリーフなのだとか。

写真撮らせてもらってけど、暗くてぼけてしまってた;

洋風の豪華な天井飾りはよく見かけるけど、こういう和風のものはあまり見かけないなあ。

 

 

重厚なマントルピースや家具などが残された部屋も。

 

 

階段親柱のデザインは議会の開会に用いられたベルがデザインされているのだとか。

もう一つの階段では「鳴り天井」と言われる珍しい現象が体験できた。
 
階段の途中で手を叩くと、ハチの羽音のようなブーンという残響が聞こえる。
 
狭い階段と高い天井によって音が共鳴するためなのだそう。
 
面白くて何回も手を叩いてしまった;
 
 
 

塔屋へは2階からこんな橋のようなスロープを渡り、急な階段を上るといけるようだけど、

常時は公開されていないそう。 この唐突な渡り廊下が不思議・・

 

 

そして県政記念館には隣接して白山公園があり、ちょうど藤の花が満開!

行きと帰りのバス待ちの間に公園内をうろついた。

 

 

池に掛かる橋が藤棚になっていて、白い藤がとてもきれいに咲いていた。

 

 

 こっちは紫の藤。

華やかできれいだなあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨降りだったけど、池の周りの新緑も、苔もイキイキしてて雨の日ならではの

しっとりと落ち着いた庭園風景を楽しんだ。

 

 

今回の新潟の旅は文化財の旅館をじっくり楽しめ、スケールが違い過ぎる豪農、豪商の館を巡り、

屋敷と庭が一体となった邸宅の美や職人技の数寄屋建築の数々の意匠を味わい、

更にはお宝発見というおまけまでついて、とっても充実した旅だった~

ご一緒してくれたぷにょさん、ありがとう~!

 

 

 

コメント
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