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山口・広島の旅【山口県旧県庁舎・山口県旧県会議事堂】

2011-04-08 | 山口・広島の旅2011


山口二日目の朝は秋吉台国際芸術村をゆっくり目にチェックアウト、前日鍾乳洞だけ行って秋吉台を見ることをすっかり忘れてた私たちは
まずは秋吉台へ行ってみたが、雨降りのこの日は霧がかかってせっかくの景色を見ることができず・・
そのまま山口市の中心部へやって来た。
ここでいくつか見たい建物があったが子どもたちは見たくない、と言うので山口県立博物館で遊んでてもらうことに。

博物館からひとっ走り、やって来たのは山口県旧県庁舎。
大正5年に妻木頼黄や彼のスタッフであった武田五一らによって建築された。
後期ルネッサンス様式を基調としながら日本の建築様式や当時最新のデザイン、セセッションの影響も感じられる建物で、
現在は県政資料館として一般公開され、国の重要文化財になっている。

 



一見西洋風の玄関も正面の四本の柱の上部にはカーブを描いた船肘木といわれるインド様式が取り入れられていたりとさまざまな様式が
加わっている。





玄関ホール





玄関ホールの梁の部分には手描きの文様が施されている。





階段ホールの照明。





公式行事が行なわれたというこの建物で最も格式高い部屋、旧正庁会議室。
豪華なシャンデリアは建築当初からのものだそう。





旧知事室は凝った天井にシャンデリア、暖炉と重厚感あふれる部屋。





旧知事室の天井。





応接室の天井。
各部屋、格式に応じて、それぞれ全く違う天井装飾が見られた。





お隣にあるのは旧山口県庁本庁舎と同時に建築された、山口県旧県会議事堂。
現在こんなふうに両方の建物を一体的に保存しているのは、山口県と山形県の二県のみだそうで、こちらも国の重要文化財となっている。
中央の屋根にのる塔屋が特徴的な建物。





こちらの建物のメインの議場。
議長席を中心に議員席がそれを取り囲むような配置になっていている。





二階には傍聴席、記者席が復元されている。





天井や壁、柱にはセセッション風の幾何学模様の装飾が施されている。





階段親柱は外観の塔屋を模したようなデザインが。





床下換気口も植物をデザイン化した模様になっていたりと細部にまで美しくデザインされた建物だった。

この二軒の建物を見て慌ててダッシュで博物館へ戻ったら、博物館の方もなかなか子供心をくすぐる充実の展示がたくさんあったようで
逆に30分以上待たされた・・
ああ、これだったらザビエル記念聖堂にも行けたのに~と悔やまれたのだった。。



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