m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

安宅英一の眼~安宅コレクション

2007-05-09 | 美術館・ギャラリー他

東洋陶磁美術館にてこの美術館の中核である安宅氏が収集したコレクションが
かつてない規模で展示されるというので楽しみに訪れた。
中国陶磁、韓国陶磁を中心とする約1000点のコレクションの中から
国宝2点、重要文化財12点を含む約200点の特別展。

何度か来てる好きな美術館だけど、写真を撮ってもいい(フラッシュなしで)ということを今日初めて知り写真に撮ってみた。
そのうちの何点か




すごくかわいらしい韓国の青磁の水滴。
壷の口と鳥の口が注ぎ口になっている。





鶴と竹の絵の象嵌が施された梅瓶。
象嵌とは彫った溝に違う色の粘土を入れて絵を描くもの。





これも象嵌が施された陶板。
この陶板は私が最も気に入っているものだ。
厚さ5mmくらいの薄い陶板に水鳥や木々が細やかに描かれている。
眺めているとこの静かな世界の中に入り込んでいきそう~
な気がする。





写真ではよく見えないが四つの側面にはすごく細やかな模様が施されていてすごくよかった




こんな形のものは初めて見たが、ふちに溝がついているので何か積み重ねて使うものらしい・・





これまた超薄~く作られた蓮の花形碗。
美しいーー!





染付けの角瓶。
水面に写る山の絵がすごくいい加減に描かれていてほのぼの系。
絵が妙に味わい深くて面白い~




俵型の粉青砂器。
文様も色合いもいい感じ。




自然光を取り入れた展示室に展示されていた青磁の碗。
内側に美しい彫り文様が。
ライトの明かりの中で見るものと青磁の色合いが微妙に違うようだ。




上から幾何学模様?植物文様、鳥の文様と三つのパートに分かれて描かれていた絵が不思議で面白く気に入ってしまった~





これも形や文様に妙に愛嬌があっていい感じの祭器。



昔読んだ立原正秋のエッセイに出ていたな~と印象的だった白磁の青花窓絵文壷




ほんとに気品が漂うな~と思わせる鉢。




実際に本物の東洋陶磁のコレクションを使って料理人が料理を盛るという雑誌の特集が組まれたことがあり、その時の写真の展示も。
料理が盛られた器は又違って見えるのが不思議・・




中国の白磁の梅瓶。
シンプルな壷におしゃれな蓋がマッチしてるな。




中国の婦女形水注。
手が注ぎ口と取っ手になっていて面白い。




中国の三彩のお皿。
この形、今度作ってみたいなーと思う。




日本の海外輸出用の柿右衛門の人形。
こんな、相撲とってる人形初めてみた!
人形の表情がおかしすぎる!




館内から外の景色を望む。

すごく充実したひと時が過ごせた~。うれしい!
更にこの後、ついでにベルギー美術館展へはしご・・







コメント (4)
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