転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



文化功労者・尾上菊五郎「マイナンバーかと思ったら栄えあるものを…」(10月30日 スポーツ報知)
『10月は東京・歌舞伎座に出演していた。「何かいただける、という連絡を受け、てっきりマイナンバーでもいただけるのか、と思ったら、栄えあるものとお聞きし、びっくりしました」。照れ隠しのユーモアが飛び出す。』『2003年に人間国宝に認定。文化功労者は、現役の歌舞伎俳優では坂田藤十郎(83)、市川猿翁(75)、松本幸四郎(73)に続いて尾上菊五郎(73)が4人目となる。妻で女優の富司純子(69)からは祝福とともに「『文化』はあなた、『功労者』は私ね」と言われたそう。』『1942年に7代目、尾上梅幸の長男として生まれた。73年に7代目に菊五郎を襲名し、42年になる。名門に生まれ育ちながら「一時は歌舞伎に疑問を感じ、入り込めないような時期もあった」と振り返り、「でも今が一番、おもしろいと思える時かもしれない」。若い世代への芸の伝承を考えながらも、自身もまだ守りに入るつもりはない。』

旦那さん、おめでとうございます!
マイナンバーでも頂けるのかと、とはいかにも旦那さんらしい仰りよう(^^)。
純子夫人も相変わらず冴えていらっしゃる。
まことに、純子夫人がいらっしゃればこその音羽屋であるよ。
『趣味を聞かれると「モグラ叩きのようなゴルフ。」』、…どんなんや(笑)。


菊之助「身の引き締まる思い」父・菊五郎から役引き継ぎ(10月27日 スポーツ報知)
『歌舞伎俳優の尾上菊五郎(73)が27日、都内で行われた東京・国立劇場の初春歌舞伎公演「通し狂言 小春穏沖津白浪 小狐礼三」の製作会見に出席した。』『河竹黙阿弥作の14年ぶりの再演。前回は礼三を演じ、今回は日本駄右衛門を演じる菊五郎は「14年前のことは何も覚えておりませんが、きれいずくめであっと驚かせる趣向で」。父の菊五郎から礼三役を引き継ぐ尾上菊之助(38)も「身の引き締まる思い。アクロバティックな立ち回りを」と抱負を語った。公演は1月3~27日まで。』

毎年恒例、菊五郎劇団による国立劇場新春公演。
今度は『小狐礼三』だ。
14年前のは私は観ていない。
過去二年ばかり初日から国立に駆けつけていたのだが、
この公演に関してはできるなら音羽会新年会に合わせて行きたいと思っている。
今年度のお集まりがクリスマス会でなければいいがね(爆)。


松竹大歌舞伎秋季公演:菊之助が初役「魚屋宗五郎」(10月27日 毎日新聞)
『尾上菊之助が初役で「魚屋宗五郎」の宗五郎に挑む「松竹大歌舞伎秋季公演」が11月1~25日まで全国を巡業する。』『2本立てで序幕が舞踊の「教草吉原雀」(尾上松也、中村梅枝、坂東亀三郎)、続いて「魚屋宗五郎」。梅枝のおはま、松也の磯部主計之助、尾上右近のおなぎの配役。 音羽屋(菊五郎家)の代々が得意としてきた宗五郎を初演する菊之助は「ご期待に沿えるように宗五郎を演じるのが目標です」と抱負を述べた。埼玉県羽生市からスタートし、25日の大分市で千秋楽を迎える。問い合わせは03・3545・2200。【小玉祥子】』

上の記事もそうだが、菊之助が昨今、次々と菊五郎から役を受け継いでいる。
幼かった丑ちゃんが、もはや立派な跡継ぎへと成長したのだ、という感慨がある。
梅幸と菊五郎に挟まれて、まだまだ頼りなかった小さい丑之助の印象が、
私のようなファンには未だに昨日のことのように思われるのに!
初役の今回は、おそらく菊五郎のやり方を忠実に踏襲していると思うが、
これからの年月をかけて、菊之助らしい宗五郎が完成されて行くことだろう。
本日の羽生公演が初日だったわけだが、漏れ聞いたところでは
あまりにも美し過ぎる宗五郎であったとのことだ。
菊五郎が演じると味わいは深いが、設定としての宗五郎は実はもっと若いだろう、
と私は常々思っていたので、菊之助は実年齢の点でもぴったりではないかと思う。
寄り添う梅枝の女房おはまも目覚ましいものであった由、
まさに次代のトップコンビお披露目全国ツアー(笑)となりそうだ。
よくぞ、22日長門公演のチケットを買っておいたものだ。
18日に、ほんの目と鼻の先で広島公演をやることになっているのだが、
全席抽選で、私はチケットが当たらなかったのだからどうしようもない(--#)。

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