
テレメールで取り寄せた願書や要項がだいたい揃った。
娘が受けたいと言って、担任の先生や予備校の先生と相談して選んだ、
六校分の学校から、先日来、次々に大きめな封筒が届いた。
それでとりあえず、出願だけは滞りなくせねばならない、
と思って、私が勝手に開封し、ちょっと要項を読んでみたのだが、
……いや~、今時の大学入試って複雑なのだね(^_^;。
たまたまなのだが、第一志望と第二志望については、
東京で一般入試を受けるだけなので、これは私が受験生だった頃と、
手続き的にはほぼ同じものだった。
所定の書類を揃えて、出願期間中にそれらを送付すれば完了だ。
しかし、そのほかには、募集が何段階もある大学もあり、
これがなかなか、入り組んでいるのだった。
今時は、私大でも、センター試験の点数だけで合否判定される
センター利用入試が多くの学校で実施されていて、
更に地方入試を組んでいるところも少なからずあって、
それらがまた、「全学部統一」「個別」などと複数チャンスがあり、
最後に大学本拠地で受ける一般入試まで入れると、
同じ大学の同じ学部を3~4回は受けられるようになっているのだ。
少子化で大学も学生確保の努力をしているということなのだろうが(汗)、
こちとらとしては、どの願書をどの封筒でいつまでに出すのかが、
同じ大学なのに何通りもあって、要項を読んだだけでウンザリだ。
出願する段階でまず、読解力と記憶力と事務処理能力と根気を、
厳しく問われている気がする(大汗)。
まあ、いろいろ揃えたり書いたり貼ったりして送るのは娘の仕事で、
私なんかがいちいち理解していなくてもいいのだが、
しかし支払いをするというところだけは親の務めだから、
やはり大まかにでも、こちらも把握しておかないと、
何だか不明なものに対してお金だけ出すことは出来ない。
受験料だって、バカにはならんのだよ。ホンマに。
あとは首尾良く複数大学に受かってしまったときのために、
入学金の支払期日も先に見ておかないと、
本命の発表前に手続きせねばならない大学ばかりでは、大変なことになる。
出願のほうは、どの形式の入試でも、だいたい1月4日以降、
1月の第二週にかけて受け付け開始となり、
1月下旬までに締め切られるものがほとんどだが、
センター利用の場合は、センター試験前に締め切り日が設定されている。
センターの自己採点が済んでから出願先を選ぶ、のは不可というわけだ
(後期募集のある大学はその限りではない。←これがあるとまた複雑)。
センター利用は、一般入試で受けるときより偏差値が高め
(=募集人数が少なくて狭き門になりがち)なので、
どのくらいの点数が取れそうで、それならどこに合格できそうか、
よく考えて出願先を決定せねばならず、加減が難しそうだ。
そのあたりは、予備校と模試データとが教えてくれているようだが。
それで、実際に受験のために東京に何日か滞在するのは、
およそ2月の中旬頃になりそうだが、
宿泊日数によってはその間に、先にセンター利用で出した大学と、
地方入試で終わった大学の、合格発表が出始めることになる。
これがまた、まさに今時なのだが、どこも基本的にネット発表で、
合わせて、自動応答の電話確認という方法も設けられており、
一方で「本学での掲示発表はありません」という大学も複数あった。
時間になって掲示板の前に殺到し、必死で番号を探して、
「あった(涙)!!」(または「……!………(T_T)」)
というあの瞬間は、もう、無いんですね、こういう大学だと。
すると合格電報なんてのは、最近はもう消え行く文化なのだな。
昔は面白かったのにねえ、『サクラジマ 不発』とか『チンボツ』とか。
こ【合格電報】ごうかくでんぽう(知泉Wiki)
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