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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



子供会のお別れ会で、映画鑑賞とお食事会があった。
映画は、公開中の『ハッピー フィート』。
歌で求愛し合う皇帝ペンギンの世界に生まれながら、
音痴で全く歌えず劣等生だった少年ペンギンのマンブルが、
生来のタップダンスの才能を活かして、自分の道を見つけ
最後には仲間を危機から救うことさえ成し遂げる話だ。
結末は、動物愛護とか環境保護に関する問題提起めいていたが、
そこは、まあ娯楽なのであまり追求しないことにして・・・・(^_^;。

もとは2006年制作のアメリカ映画で、
当初、実写が検討されていたそうだが、
ペンギンにタップダンスを覚えさせることが不可能だったため(爆)
CGアニメーションになったとのことだ(詳細はウィキペディア)。

物語としての面白さやテンポの良さもさることながら、
フルCGの威力が全開になった、雄大な雪原や深淵な海中の光景、
それにスピード感あふれるペンギンたちの泳ぎや滑りなど
映画の大スクリーンならではの、視覚的な迫力が素晴らしかった。
南極の急斜面をペンギンたちが滑り降りる場面では、
思わず、スキーを履いた気分にさせられ、
イスの下で私の両足はボーゲンになって踏ん張っていた
(「怖い~~(T.T)!!止まらない~~(T.T)!!!!」と)。

少年ペンギンのマンブルが、あまりにも音痴なので、
ペンギン学校に保護者がよばれ、教師から注意を受ける場面で、
担任の先生の苦言に頭を垂れて恥じ入る両親と、
少し離れたところで雪原の氷を蹴っ飛ばしながら待つマンブル、
という構図が、とても可笑しかった。
洋の東西を問わず、ああいう場面ですることは同じなのだなと。
私も、先生を見ると何も言われないうちに謝り始めるような人間なので
ペンギン両親の苦悩がよくわかったが、同時に、
娘には、無理なことを期待しては可哀相だなとつくづく思った(爆)。

マンブルが途中で出会うアデリーペンギンの5人組アミーゴスが、
とてもゴキゲンで私は何よりも気に入ってしまった。
彼らの陽気さは、公式サイトのキャラクター紹介によれば、
『ホンモノの負け犬になるところを、お互いの存在でカバーし合っている』
という性質のものであるらしいのだが、あの台詞回しの呼吸は圧巻だった。
アミーゴスには、娯楽の神髄を見た思いだった(^_^;。

追記:全編、名曲揃いの映画なのだが、私にとって感動的だったのは、
ペンギンたちの卒業式の晩、オーロラの下でのパーティーで、
美少女ペンギンのグローリアの歌ったのが、
QUEENの『Somebody to love』だったことだ。
ふれで先生は、今も、こうやって生き続けているだな~と(感涙)。

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