主人と私は、ファイザー2回目接種から今日で2週間が経過したので、
名実ともに「fully vaccinated(接種完了)」と言える状態になった。
娘のほうは来週日曜に、モデルナ2回目接種から2週間を迎えることになる。
感染拡大中の今、ワクチン接種だけで無敵になるとは全く思っていないが、
丸腰だったときより随分と心強くはなった。
ファイザーもモデルナもよく出来たmRNAワクチンだが、
モデルナのほうがファイザーよりmRNAの量が多いので、
抗体価が高く、かつ長く維持され、デルタ株への有効性もより高く、
若い人ほどそうした傾向が顕著であるという調査結果が出ており、
偶然ではあったが娘は良い選択ができたと、嬉しく思っている。
一般的な副反応の心配や、最近の異物混入のニュースなどを理由に、
一部にはモデルナを忌避する向きもあるようだが、
私自身は、モデルナは非常に優れたワクチンであると考えている。
これから選ぶ余地のある立場であったなら、私はモデルナを選択したと思う。
(年寄りなので抗体価は期待したほど上がらないかもしれないが・爆)
河野太郎大臣は先日のテレビ出演で、
このあとの3回目のブースター接種の計画についてや、
1回目と2回目で種類の違うワクチンを使う交差接種の可能性について
政府内で検討中であることに言及していた。
(河野大臣、ワクチン交差接種の是非を検討「認められれば接種加速化に」 8月29日 日刊スポーツ)
また、ここには出て来ないが、まだ認可されていないノババックスにも
公開された臨床試験データを見る限り、なかなか期待できそうな印象を
私自身は持っている。
日本では武田薬品工業がノババックスの国内生産を予定している。
デルタ株の伝播力が水痘並みというCDCの発表が正しいなら、
誰であれ、予防接種なしで一生、感染から逃れ続けることはほぼ不可能で、
ワクチンを受けるか、実際に罹るかのいずれかしか無いことになる。
(追記:もっとも、「不織布マスク着用」「手洗い励行」「3密回避」
を厳重に継続するなら、予防接種なしでも感染しないで過ごすことが可能だろう。
これまで水ぼうそうについてはそこまで感染防止に撤したことがなかったから、
皆、一生のうちどこかで罹っていたのだが、
コロナの御蔭で今は感染防止のノウハウが確立したので、状況は異なる。)
ウイルスはヒトからヒトへと渡り続けるほどに変異速度が上がるので、
短期間に罹る人が多いほど、新たな変異も起こりやすくなる。
やはりここは、打てる限りの人が迅速にワクチン接種を受け、
ひとりでも多く「罹らない」人を確保することが、
コロナ禍の早期収束のためには必要であると私は思っている。
個別の身体事情とか、確固たる主義主張のある場合は別として、
希望している人には速やかに接種が進むようにと、今は強く願っている。
新しいワクチンを打って、10年後20年後に何かあったらどうする、
という不安は理解できるが、それを考えるのであれば、
コロナに罹って治癒したように見えたあと、
もし将来、深刻な後遺症が出て来るとわかったら、どうするのか、
というのも大変心配な問題だ。
初めて報告されたのが2019年、などという新しいウイルスによる感染症が、
私たちの体に将来、何を残すか残さないか、それこそ何もわかっていないのだ。
私は、自分自身のためにも、ウイルス変異を促さないという社会貢献のためにも、
ここは、「罹らない」可能性の高い方法を選択すべきだと考えている。
ちなみに、既に罹ったことのある人にとっても、ワクチンは大変に有益だ。
もともと、自然感染でできる抗体価より、ワクチン接種で獲得される抗体価のほうが高く、
既感染者が接種を受ければ、より強固な抗体ができて、再感染から守られることになる。
更に、回復後に様々な身体症状が残る後遺症=long COVIDが、
ワクチン接種を契機として改善に向かう例も報告されている。
コロナは、表面的にはなおったように見えても、体内で持続感染が続いていて、
ワクチン接種で活性化した免疫細胞が、そうした残存コロナウイルスを
消滅させるのではないかという仮説が立てられ、目下、研究がなされている。
コロナ後遺症にワクチンとリハが持つ可能性【時流◆Long COVID】(m3.com)
Trackback ( 0 )
|
|