転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



宝塚・宙組の和央ようか重傷(中日スポーツ)

『・・・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで宙組の選抜メンバーによるライブショー「W-WING-」(20日開幕、齋藤吉正作・演出)に主演。通算4公演目だった夜の部で負傷。公演は中止になっていた』。

もともと新聞記事を全面的に信じてはいけないとわかっているが、
私でも簡単に指摘できる誤りがあるのは困ったものだ。
20日開幕だったら、どーやって私が17日に観たんだよ(--#)。
この公演の初日は20日ではなく16日だったし、
事故のあった21日18時半公演は、通算4公演目ではなく9公演目だった。

というのは一般読者には完全にどうでもいいことだろうとは思うが、
そんな些末な数字的データに、わざわざ言及する以上は、
劇団公式サイトでちゃんと確認してから書けばいいのにと思う(--#)。
こういう失点を重ねると、ほかの記事内容まで、
なんとなく、テキトーに調べた程度で書いたのかな、
と勘ぐりたくなってしまうではないか。

『◆命綱は着用せず
 歌劇団によると、事故が起きたのは同日午後8時20分ごろに行われた第2幕「10th Fly WAO!!」の場面。舞台上手側からフライングした和央が、中央への移動中に2メートル強の高さから転落した。ワイヤの先にある革製の輪から右手が抜けたらしい。この場面では命綱はつけていなかった』

事故の経緯について、劇団の公式発表では、
『右手で握っていたフライング用の装置より、握り手が抜け』
となっていたのだが、この記事の表現はもっと簡潔だ。
つまり『手が抜けた』から転落した、ということか?

『ワイヤの先に革製の輪』って、字面通りだとすると、
何か、「吊革」程度の装置のように聞こえるのだが、
実際にはどの程度の仕組みになっていたのだろうか。
片腕だけに全体重がかかり、「抜け」たら即、転落という状況の中、
あの加速のついた場面をやっていたのかと思うと、改めて目眩がする。
2メートル強という高さは、彼女が今回披露した宙乗りのうちでは、
多分、いちばん低い位置だったと思うので、
その点だけは、不幸中の幸いといったところだろうか。

ところで、私は、たかこ(和央ようか)さんの今回の事故に関して、
自分が不吉なことを言ったのが悪かった、という文脈で、
「言霊」に思いを至らせたと、昨日、ここで書いたが、
周囲の和央仲間も大なり小なり、同じようなことを思い、
反省までしていたことが、次第にわかって、苦笑してしまった。

私同様に、舞台を観て、事故でも起きてはと心配になったことを、
「私が縁起でもないことを思ったりしたから(T.T)」
と悔やんでいる友人がほかにもいたし、
問題の場面でまさに、「怖い!腕が外れたらどうなるの!」
と具体的な連想をしてしまったのが、その通りになったので、
あんなことを考えなければ良かったと泣きそうになっている人もいた。

また、たかこさんは、以前、大劇場公演『カステル・ミラージュ』でも、
公演終盤に怪我をして、しかし最後まで休演しなかった、
という一件があったのだが、友人いわく、
「あのときも、私が行った公演で、たかちゃんは怪我した。
今回も、21日夜公演を私はチケット用意していた。
今回はたまたま行けなかったから事故は見てないけど、
私が買った公演に限って、たかちゃんが、怪我してしまうなんて、
私が悪いのでは(T.T)」

そりゃ単に、アナタがあまりにも頻繁に観劇しているために、
普通の日も事故の日も、劇場に行く予定になってしまっている、
っつーことでは、と私は思ったが(殴)
(注:熱心なヅカファンは通常、同じ公演を何十回でも観る)、
こういうとき、ファンがある程度共通して考えるのは、
『私が何かしたから、不運を呼び込んでしまったのでは』
ということなのだな、と私は今回のことで学んだ。

ともあれ、こんなことが起こってしまった以上、ファンの立場では、
詳しいことは知り得ないし、何が出来るというものでもないが、
せめて、たかこさんに御見舞いのお手紙でも書こうかと思っている。
私はファン歴はそれなりにあるのに、ファンレターなるものは、
トップ就任前にたった一度出したきりなのだ。

友人は、「つらいとき、いつもたかちゃんに慰めて貰った。
今度は、私たちが力になりたい」と言っていた。
私もそうだ。介護のことなど、いろいろと悶々としていたときなど、
本当に、いつでも、たかこさんの舞台を観ることで元気になれた。
彼女とは直接話をしたことなど勿論ないし、
私人としては、どういう人なのか、全然知らないけれども、
「和央ようか」は、いつも、私に、他の誰もできないことをしてくれた。
ささやかだけれど、何か、思いを届けることが出来ればと、今は思っている。

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