転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



ポゴレリチは今回、ベートーヴェンを通じて、
若き日の輝かしい出発の情景や、やり場のない激情や孤独、
大切な人への追慕、などを様々に描いていたと思うのだが、
私が本当に驚いたのは、それらすべてが、
限りない『想い出』として響いたことだった。
ショパンの夜想曲作品48-1での激しい慟哭でさえも、
現在進行形ではなく、既に浄化された追憶であるように、
私には感じられた。

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