転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日は昼から、国連英検特A級一次試験を受けに行った。
元日に今年の目標として「国連英検特A級を受ける」を掲げたので、
それをとりあえず果たそうと思ったのだ。
試験場は以前TOEICで行ったことのある某女子大だった。
雨の中、バスでたどり着いてみたら、
大学の門の内外には試験場に関する表示が何も出ていなくて、
受験票に印刷されている指示内容だけを頼りに、
学内案内図を見ながら、会場になっている○○館まで行った。
建物の入り口も照明が暗くて、本当にやっているのか?と
心配になったが、玄関ホールに入るとようやく、
「国連英検試験場○階」の紙が壁に貼られていた。

ひとりでエレベーターに乗り、上がっていくと、
………またしても深閑としていた。
TOEICや英検の賑わいと較べると、ここは別世界であった。
実は家を出るまえに、
「そんなマイナーなもん受けるの、あんた一人なんじゃないん?」
と主人に笑われたのだが、まんざらジョークでもなかった(汗)。
廊下を進むと、級別に試験会場の教室番号が掲示されていて、
午後の試験は特A級・B級・D級(午前がA級・C級・E級)、
私の該当する特A級の部屋に行くと、……先に男性がひとり来ていた。
それだけだった。
昨日の広島の、特A級受験生は、我々二名だけだったのだ(大汗)。

正直に言うと、私は朝、この試験をサボろうかと何度か思った。
このところ娘の就活の件や実家の老親のあれこれが持ち上がり、
主人までもが疲れが取れない体がダルいと言い暮らしていて、
私は心配の種が尽きず、ストレスがたまっていたうえに、
そもそも全然勉強していなかったし、悪いことに朝から大雨で、
もう気持ちが挫けて、敵前逃亡寸前の状態だったのだ。
しかしとにかく、払った受験料(1万円もした!!)が惜しくて、来た。
もし私が休んでいたら、この男性はソロ受験生になるところだった。
同様に、このかたが本日来られなかったならば、私が、ひとり。
当地で特A級を志願したら、「教室で監督者と差し向かい」の可能性を、
常に現実的なものとして考えておくべきだったとわかった(汗)。

特A級の一次は試験時間120分で、リスニングはなく、
択一式で答える国連知識・読解・語彙・文法、
それに200~250語程度のエッセイが主な内容だ。
二次試験に進めば15分程度のインタビューテストがあるが、
一次で求められるアウトプットは、エッセイ・ライティングのみだ。

TOEICのように1分を争う感覚で解く必要は感じなかったが、
かなり高度な語彙を知っているかどうかを試される問題内容で、
特に言い換えや空所補充など純粋に単語力を問うた箇所が大変難しかった。
知っているものは秒殺で解答できたかわり、
知らないものはどれだけ考えたってわかる筈もなく、
そのレベルの勉強量が足りているかどうかで、合否の決まる試験だと感じた。
今回の私のはおそらく6割程度の正答率だろうという感触だったので、
最近の合格点が70点前後であることからすると、スベった筈だ。

国連英検は年に二回行われるので、次回は10月下旬だ。
また受けに来て、またこの同じ二人だったら、どぼじよう(笑)。
あ、いや、この方は今回限りで合格される可能性もあるわけだが、
いずれにしても、これでは今後も受験生はそうそう増えまい。
もし受け続けたなら、きっとこの部屋は固定された顔ぶれになり、
年に2回のペースで出会い、ついには挨拶を交わす仲になり、
やがてあるとき顔を合わせることがなくなったら、
「あ、あの人とうとうウかったのか」
……等々と、私は要らぬ妄想をした(^_^;。

TOEICのときは終了後すぐに停留所に長蛇の列ができて、
バスになんかとても乗れたものではなかったが、
昨日は4人しか待っておらず、バスも滞りなく来て、
私は快適に座って家の最寄りまで帰って来た。
ってことは、隣のB級の受験生も2人とか、そんなもんだったのか(^_^;?
淡々と静かな、……成果としても物寂しい感じの(爆)
国連英検受験体験であった。

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追記:自己採点結果(6月2日)
Ⅰ 国連知識………7点/10点満点
Ⅱ 読解(内容把握)………7点/10点満点
Ⅲ 文法(誤文訂正)………7点/10点満点
Ⅳ 読解(語形変化)………10点/10点満点
Ⅴ 読解(言い換え)………7点/10点満点
Ⅵ 空所補充………3点/10点満点
Ⅶ 読解(言い換え)………5点/10点満点
Ⅷ 読解(空所補充)………3点/10点満点
Ⅸ エッセイ200~250語………?/20点満点

公式サイトに正解速報が出たので、択一のところだけ採点してみた。
80点中49点だったので、6割くらいの得点だろうという感触は正しかった。
試験がⅤ番までだったら良かったのに(爆)。
Ⅵ~Ⅷのところはいずれも、選択肢の語彙自体が
どれも難しくて意味不明で、どうしようもなかった。
時間が足りなかったとか、もっとじっくり読むべきだった、
等々の問題では、全くなかった(汗)。
エッセイは、Ⅰだけを終えたあと試験時間の最初にすぐ書いたので、
時間的余裕はあり、語数も十分足りているが、
内容はお粗末の極みで、どの程度認めて貰えているかはわからない。

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追記2:一次試験結果(6月29日)
予想通り不合格だった。わかっていたので特に残念な気分ではない。
私の得点は62点、今回の合格点は68点。
択一の箇所は上記の自己採点通りで、英作文は13点/20点満点だった。
文章内容はお粗末の極みだったが、英語としてのミスは少なかった、
という点数だろうと思う。
合格点に足りなかった6点は、主に語彙力不足から来ており、
埋めるのは私には容易ではないと思う。
英検1級のパス単を久しぶりにひもといて、地道に覚えることと、
知っていれば必ず得点できる『国連知識』に関するところは
秋の試験まで継続的に勉強するようにしなくてはと思っている(汗)。

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