転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



マイペースで遠くへ行こう
自転車  バンドマン忌野清志郎さん
(朝日新聞)

『秋元康 ナビゲート 夢中力』に清志郎が出ていた。
人間が本来持っている生きる力を追求したいと思ったのがきっかけで、
自力で遠くへ出かける自転車を選んだ、という記事も良いのだけど、
何より、『バンドマン』という彼の肩書きが最高だと思った。
さすが秋元康氏、『分かって』いらっしゃる、と嬉しかった。

『バンドマン』、という言葉は清志郎が好んで使うものだ。
RCサクセションが80年4月5日久保講堂で行ったライブのCD
(『Rhapsody』)のタイトル曲にもなっている、
『ラプソディ』のサビに部分に、この言葉が繰り返し出て来る。
これが彼の、ひとつの原点だと、ファンとしての私は思っている。

 ♪バンドマン 歌ってよ
 ♪バンドマン 今夜も また 
 ♪ふたりのための ラプソディ

いつまでもひとりのバンドマンであり続ける清志郎は、
『忌野清志郎ほど、若いミュージシャンたちに尊敬されているベテランもいないだろう』
などと言われることなど、本当は似合わないと私は思う。
でも、この人が築いたものに、多くの賛同者や崇拝者がいて、
彼に続く『バンドマン』たらんと志す若い人が
過去にも現在にも、少なくないのだって事実だ。
ボガンボスの「どんと」や、
ヒルビリーバップスの宮城宗典みたいに、
RCサクセションに憧れ、そして先に逝ってしまった人だっていた。

清志郎の完全復活祭が2月に東京であるが、
私は残念ながらそれには行けないことになってしまった。
でも、その追加公演が、3月に京都でも行われることになったので、
退院できたらそれを目標に頑張ろうと、今、思っている。
清志郎の経てきたことに較べたら、ごくごく平凡なものだが、
私なりに、「人間が本来持っている気力や体力」を思い出し、
自分流の「完全復活」を目指したい。
こうやっていつも目の前に清志郎がいてくれることに
自分勝手にだが、遠くから、そして心から、感謝している。

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