ショパンの葬送が第三楽章に差し掛かったとき、
黄泉路がこれほど穏やかなものだったとは…、
と危うく説得されそうになった。私はまだ死んでないというのに。
ポゴレリチの描く死界には、現世のいかなる平和や平穏とも違う、
異次元の、果てしのない安らぎがあった。
アケローン川は音もなく清らかに、途切れることなく流れ続けているのだな……、
とも思った。
そして、その延長で聴いたリストのロ短調のむこうには、
前回のような「無」ではなく、透明な「永遠」を感じた。
ヤバいって。こんな演奏会は。マジで(汗)。
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