転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



新型肺炎「武漢だけで、2月4日までに最大35万人超が感染」英米研究チーム
(飯塚真紀子 | 在米ジャーナリスト 1/27(月) 11:38)
『世界各地への急拡大が止まらない新型コロナウイルス。』『感染者数はこの1週間で急増して2744人に達し、80人が亡くなった(米国時間1月26日17時時点)。世界の研究者たちがこのウイルスの研究に躍起になる中、1月24日(米国時間)、イギリスのランカスター大学とグラスゴー大学、そしてアメリカのフロリダ大学の研究者からなる研究チームが科学論文を発表、恐ろしい予測をした。』『2月4日までには、武漢だけで、感染者数が25万人以上に達するというのだ。論文によると、感染者数の予測区間が164,602人~351,396人とあるから、最大35万人超が感染している状況となる可能性がある。』

昨年12月頃から言われ始めていた新型コロナウイルスによる肺炎が、
いよいよ流行期に入ってしまったようで、感染者数がうなぎ登りだ(汗)。
一般人の我々にできるのは、頻回な手洗いと、手で顔を触らないこと、だろう。
あとはできれば人混みに行かないということくらいか。
接触感染と飛沫感染が主だと言われており、それが正しいなら、
感染者から2メートル以上離れていれば、理論的にはウツらない筈だ。
いや、感染者が盛大に咳やくしゃみをしてウイルスを飛ばしたときは、
この限りではないか(汗)。
ということは、もしも自分自身が風邪気味と感じたなら、
新型コロナウイルスの肺炎の可能性があろうとなかろうと、
周囲にばらまくのは御法度だから、
この時期ならば尚更、すすんでマスクを使うべきだろう。

ポゴファンとしてやはり心配なのは、来月の来日公演、ひいてはアジア公演が
果たして予定通り行われるのだろうか、ということだ。
ポゴレリチは、2月7日の高崎公演を皮切りに16日まで日本公演、
その後は韓国で2公演、更に中国公演が予定されていて、
23日北京、26日上海、29日杭州、となっている。
一ヶ月後に中国がどういう状況になっているかわからないし、
日本だって韓国だって、これだけジェット機が発達している現代においては、
いくらでもウイルスは入って来る状況だと思わなくてはならないだろう。
公衆衛生の概念では、日本はある程度進歩しているとは思うが、
免疫のない感染症がどれだけ広がるかは、2009年の新型インフルのときに経験済みだ。
ポゴ氏に限らず、今後に来日が予定されているアーティストたち誰しも、
アジア公演を中止する可能性が十分あるのではないか。

2009年の新型インフルのときには、この年の春頃から翌年の前半までに
世界中の200以上の国と地域で感染を確認、死亡者数は18000人以上、
というあたりまでの統計は見たが、その後、検査や集計を見かけなくなり、
最終的にどういう扱いになったのか、私は記憶していない。
(後日記:2009年からの新型インフルエンザがとういう扱いになったかは、
Wikiにまとめられていた。→日本における2009年新型インフルエンザ
ただ、当時のあまりにもヒステリックな報道と騒動だけは未だに忘れられない。
最初に日本で感染者が出た頃の、世間の論調と言ったら酷かった。
ウイルスを持ち込んだ人たちのせいで感染列島になり、我々は死に絶える、
的な言い様をネットの各所で目にした。私は当時、
「新型インフルに罹ることより、それを世間に知られるほうがゼッタイに怖い」
と思ったものだ。
更に前の、SARSに関しては、Wikiによると、2002年11月から2003年夏頃までに、
世界30ヶ国8,422人が感染、916人が死亡、などの数字が残っていて、
確かこのSARSの流行と致死率の高さが報道された頃、
フー・ツォンが別府アルゲリッチ音楽祭参加をキャンセルした、
ような記憶があるような無いような……(^_^;。

Twitterのお医者様がたのお話によると、今回の新型コロナウイルスの肺炎には、
抗HIV治療薬のロピナビル / リトナビル(カレトラ(R))という薬が試され、
効果を発揮したという報告が既にあるそうだ。
そういう意味では打つ手がないという疾患ではなく、有り難いと思うが、
患者数が多くなった場合、遺伝子検査をした後にこの投薬を受ける、
というような段取りが、数量的に可能な話なのかどうか、私にはわからない。
ここまでに軽症で既に回復した患者も感染者数に入っている訳だから、
重症化傾向や致死率についても、まだ統計的には調査途上にあるのだろう。
今後、更に悪い数字になって行くか、否か……?
リンク先の記事にあるような数字が、どの程度アテになるかならないか、
2月5日あたりには多少は判断できるだろう。

ときに、改めて調べてみたら、今も流行中のインフルエンザの場合、
予防接種やタミフル他の抗ウイルス剤があってもなお、
日本国内で毎年、1千万人が罹患し、直接の死者が千人前後、
関連死も入れると1万人程度の犠牲者が出ているということだ。
インフルと言われれば、自分も周囲もそれなりに罹ったことがあるせいか、
これだけの数字があってもさほど怖いと感じないなんて、
考えてみると物凄いことではありませんか(O_O)。
しかもかつて騒いだ「新型」インフルかそうでないか、なんて、
既に全くどうでもよくなりましたよね?なんで(^_^;?
確率的には今、アナタも私も、新型コロナウイルスによる肺炎より
従来型か新型か知らないがインフルで死ぬ可能性のほうが
比較にならないほど高い、という状況下で暮らしているのだ!
しかし全然、そんな実感がない!!
新型肺炎は、罹ったら最後、命が危ない感じがして大変怖いのに、
一方、インフルといえば「ま、ちょっと酷い風邪かな?」程度。
熱が高くなければ、とりあえず会社にさえ行くかもという……。
いいのか、これで(^_^;。

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