転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



歌舞伎美人(かぶきびと)』に六月大歌舞伎@歌舞伎座の予定が発表され、
ちょっとこれが、今の私にとっては大変な内容だとわかったものだから
きょうは午後から、とりあえず急いで6月の宿泊の手配をした。
この月は東京で何かほかに大きな行事でもあるのか、
普段5000円台で泊まれる定宿の平日料金が、なんと9000円台になっていたが、
背に腹は代えられないと思い、二泊で予約した。
そう、六月歌舞伎座の昼の部、これは私ならば二度は観なくてはなるまい。
なんたって、松緑×笑也で『名月八幡祭』!!

実は、私はこの公演予定を4月1日に見知らぬ人のtweetで偶然知り、
ええええっ、あらしちゃんが『名月八幡祭』!?と色めき立った。
しかしその日は偶然というか、エイプリル・フールだったものだから、
書いた人も周辺も盛り上がってはいたけれども、私はまだ用心していた。
あらしちゃんの新助なんて、あまりに出来すぎた配役ではないか?
そのように私の観たいものがおいそれと実現するだろうか?と。
それが本日、こうして公式サイトに公演情報としてUPされたのだから、
もう間違いなかった。
しかも美代吉が笑也だと(O_O)!!観ずにおらりょうかっっ!!

実直で、メンタル面が徐々に崩壊してクライマックスになだれこむ新吉、
あらしちゃんが演ったらハマり過ぎて私は気を失うのではないだろうか。
本水と人死に(爆)の、こんな暗い演目を、昼の部の冒頭に出すなんて!
んなものをいきなり観てしまったら、その後に弁当なんか食えるかっっ。
そもそも幕間30分程度では、私は自分を立て直せないのでは(汗)!?
だが次が猿之助の『浮世風呂』、これはまたこれできっと絶品だろう。
そして最後が吉右衛門の『弁慶上使』ですと!???
観る側の私は、天国→地獄のあと突然に極楽に突き上げられて、
最後は飛び散って終わりそうな構成だ。

ちなみにこの6月の東京2泊3日は、滞在初日に歌舞伎座昼夜を通しで観て、
翌2日目に再度、歌舞伎座の昼の部を観て、
その日の夜は紀尾井ホールでハオチェン・チャンのリサイタルを聴こう、
という日程である(爆)。
オマケに東京3日目は会社のある日だから、
始発で発ってまっしぐらに帰って来ないと、仕事に間に合わない(泣)。
ご馳走出されておかわりまでして(^_^;かっこんで、
「戴きだちではございますが」と言い捨て、とんぼ返りするような。
6月は新派花形公演『黒蜥蜴』@三越劇場も観たいのだが、時間的に無理。

Trackback ( 0 )




(写真は、娘の母校A中高の外の花壇に咲いていた、ハナニラ)

また一年が経ったので、尿路結石の定期検診に行ってきた。
尿検査・KUB(レントゲン)・エコー検査といういつもの内容で、
有り難いことに、「石の再発は、ありません」と先生から言って頂けた。
昨日は実家で、朝9時から来客があって早朝から夕方まで働き、
くたくたに疲れて夜9時から爆睡したので、
肉体労働の翌日で、検査に何か出たらイヤだなと思っていたのだが、
尿検査の項目もすべてマイナス、pH5も基準値内で、問題なかった。
結石治療を終えて4年、無事に過ごせていることに感謝せねばと思った。
変わったことがなければ次回検診はまた1年後でよろしい、とのことだった。

私がこの病院の患者になったのが2013年で、
ほかの科もそうらしいが特に泌尿器科が、朝から大混雑であることを、
通っているうちに理解するようになっていたので、
今回は午前の最後に滑り込もうと、12時過ぎに到着するように行ってみた。
そうしたら、待合室には私を入れて8人しかおらず、
検査はすぐにして貰えたし、診察もあまり待つことなく受けられて、
病院の総合受付から最後に会計を終えるところまで全部で55分だった。
「どしても早い時間が混むのよ。みんな、さっさと済まして帰りたいからねぇ」
と以前、先生が仰っていたので、朝イチを避ける作戦は割と良いようだった。

それにしても、きょう、私が泌尿器科で1時間弱、待っている間にも、
様々な年齢の、それぞれ異なる病状の方々が行き来されていた。
ストレッチャーに寝かされている女性や、
朝から尿閉で困っていると訴えるお爺さん、
手術のための麻酔の承諾書を記入している中年男性、
点滴スタンドを押しながら通り過ぎる中年女性、
午後からすぐ入院して貰いますと看護師さんから説明を受ける青年、等々。
「私は健康だけが取り柄でー」などと言い放つ人種が世の中には居るが、
病院に来て座っていると、むしろ誰だって当たり前に病気になるのだ、
と思わずにいられない。
健康などという、僥倖にも等しい幸せを己の取り柄と見なすとは、
本人としては謙遜のつもりで言っているのだろうが、
実のところ、とんでもなく傲慢な考えではないか。
健康の有り難みを実感する機会を持たない「無病息災」よりも、
病むことを知っているからこそ体をいたわる「一病息災」をこそ、
私は支持したいと思っている。

**************

帰りに、近くの神社に参拝してきた。
検査が終わり、これまでの無事の御礼という気持ちもあったし、
本日が入社式である娘へのご加護をとお祈りしたいとも思い、……。
……まあ、大変に得手勝手な信仰であるワケですが(^_^;。

Trackback ( 0 )