術後から装着されていた酸素マスクや点滴の管などが、
次々と外され、きょうはとても身軽になった。
昨夜は熟睡ではなかったが、夜が長くて困ったということもなく、
案に相違して、とくにつらいこともなかった。
術後、病室に戻ってきてすぐは、生理痛程度の下腹痛があり、
それを言うとすぐペンタジン(多分)の筋肉注射をしてくれた。
これでまた眠くなった。
夜にはほとんど痛みもなく、寝返りも思い通りにできるようになった。
一度など、動きすぎてフットポンプが外れて警告音が鳴り、
そのためにナースコールをしてしまった。
夜中の発熱は37度7分だったが、自覚としては熱感は無かった。
痛みも吐き気も全くなく、病室に戻って結構すぐに枕もさせて貰い、
夜中には酸素も必要なくなったが、それより何より尿管がうっとうしくて、
看護師さんの提案でボルタレン・サポを二度使った。
これでかなりラクになった。
明け方、許可が出てうがいをしたのも良かった。
朝食は重湯とプロテインゼリー、カボチャスープ、牛乳、
それとお茶ゼリー、というラインナップだった。
そろそろと起き上がってみたらなんともなかったので、
ベッドに座って、食べた。
もし途中で気分が悪くなったら困る、と思って、
最初は用心して、半分ほど食べたところで休んだが、
誰も食器を引き取りに来られなかったし(爆)
結局、時間があったので、残りも全部食べてしまった。
ガスが出て、順調に回復していることがわかった。
早朝に採血と、抗生剤の点滴が朝夕あった。
問題なくベッドの脇に立つことができたので、
尿管も昼には抜いて貰った。これが一番スッキリした。
昼食は、ご飯だけは全がゆだったが、
おかずはいきなり「牡蠣グラタン」で、
でも運んで来て下さった看護師さんも何も言われなかったので、
これまた完食した。
術後とは思えない良い顔色だ、と看護師さんに褒められて嬉しかった。
「病棟内ならどんどん動いて下さい」
と先生にも看護師さんにも言われたので、
夕方は起きて荷物の整理をした。
そこへ主人が来て、もう起きてるのか!と驚いていた。
この頃にはもう、別に頑張っているという自覚などもなく、
普通に、「モトに戻った」気分だった。
夕食も完食して、このあたりから看護師さんも誰も、
私の部屋を覗いてくれなくなったので(苦笑)
しょうがないから、自分で食器を持って廊下の下膳車まで行った。
さすがに、術後初めて病室を出て、遠くまで広がる廊下を見ると、
歩きながら、軽く、クラっとするような感じが、した。
ともあれ、つい数日前までは「安静に」と言われる身だったのが、
今は「動いてますか~」と尋ねられる側になり
ありがたいことだと思った。
ご心配下さいました皆様、
いろいろとお励まし下さいました皆様に
心からお礼を申し上げます。
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