ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

新北投温泉*台北近郊

2020-01-09 09:53:03 | 台湾

2020台湾紀行2、新北投温泉(台北からMRTで1時間かからない)

台湾には温泉が多い。

不思議なことに火山はないけど温泉は日本と同等にあります。

台湾の成り立ちが、大陸プレートと太平洋プレートのぶつかりで、褶曲でできているからだが、火山がないのが不思議。

毎年、、、台湾は15cmづつ標高が高くなっているという。

2020年の台湾紀行で、最初に訪れたのは新北投温泉(シンベイトゥ)。

桃園空港から直行しました。

キャリーバックをガラガラ引きながらMRTから乗り換えて新北投駅に降り立ち、ロッカーを探して入れた。

さすがに桃園空港から新北投への直行列車はないので、いちど台北まで出て乗り換えです。

良く利用するMRT淡水・象山線で淡水方向へ乗り換えです。

こんな時に便利なのが台湾の悠遊カード(EasyCard)。

日本のスイカみたいなもので、列車、バス、コンビニなどの決算で使えます。

まれに地方へ行くと、使えないこともあるのもスイカと一緒です。

空港に着いたら台湾は悠遊カード(EasyCard)販売店で買って、コンビニでチャージしておくと便利です。

新北投温泉街へはMRTの北投で新北投線に乗り換えます。

それまでは、ただのMRTだったが、新北投線に乗り換えると、いきなり観光温泉列車になった。

車内に檜風呂がデーンとある。

むろん本物じゃなくデスプレイですが、、、。

床も壁も木目調です。

新北投の駅舎は近代的ですが、少し前までは味のある旧駅舎を使っていた。

日本統治時代の日本人にしては懐かしく思えるたたずまいです。

こんな列車をつい最近まで使っていた。

台湾の人は古いものをよく大事に保存しています。

それを観光資源にしているのだな、、、!

駅前は台湾でよく見かける普通の街並みです。

中山路(どこの町でもメインストリートは中山路)を登っていくと温泉街です。

パンフレットをもらい地図を見ながら散策です。

温泉博物館をはけーーーん。

旧日本統治時代の公衆浴場をリニューアルしたものです。

ボロボロになって朽ち果てていた建造物を、市民たちの手によって生きがえらせました。

昔の日本の温泉の姿そのままです。

入口でお金を払い、靴を脱ぎ、靴箱に入れます。

靴箱は日本の銭湯そのまま。

木札を抜くと鍵がかかる。

畳の大広間もそのまま。

チャドルをかぶったマレーシア系の方も寝転んでくつろいでいた。

おかしな光景です。

街のあちこちに温泉マーク(日本と一緒)がモチーフとして使われている。

大浴場は立派な造りです。

なんというかローマの温泉みたいだ。

ステンドグラスなぞ教会みたいでもある。

温泉教会か???

床はタイルが敷き詰められていて、当時の贅を尽くした造りです。

建造物は人が造ったもので、時代が変わり人が変わると打ち捨てられることがある。

ボロボロになっていたこの温泉施設を、地元の有識者、若者たちが何とか復活させて、以前のように町のシンボルにならないかと、、、お金を出し合い、知恵を出しあって再建した。

すぐ隣の、日式温泉(裸で入浴)の龍乃湯も再建されて、今では多くの観光客をよんでいる。

台湾人は気質がおおらかだと思う。

古いものや、他国から支配されたことをも含めて、ありのままの歴史を受け入れて歴史観光にしている。

日本や中国本土は古い建造物などを壊して新しものを作るけど、台湾の文化は古いものをうまく生かすことかな。

この写真は1990年代のものです。

懐かしい感じがします。

まるで日本の過去を見ているようです

温泉には川がつきもので、川沿いに温泉街があります。

台湾は基本、亜熱帯から熱帯に属するので、西表島に似てガジュマルのような木が多い。

温泉街をどんどん登っていくと、地熱谷に出ます。

地熱谷は日本の地獄谷と全く一緒です。

ぐつぐつ湯気が出てあぶくが出る池にたどり着きます。

日本の温泉観光地と同じでしょ

流れ出るお湯にミョウバンでも入っているのか、川は緑色だった。

台湾は島国なんでスケール感が日本と似ている

温泉卵はデフォでしょ―――。

瀧乃湯は、これも日本統治時代からあった、日本風の裸で入る公衆温泉です。

戦後、ボロボロになって寂れていた温泉街を、地元市民が発起してひとつづつリニューアルして、建物や温泉を復活させていった。

いまでは一大観光地になっています。

瀧乃湯の入り口です。

番台みたいなものですが、さすがに脱衣所には向いていない。

男湯は左、女湯は右です。

脱衣所は細長く狭い。

今のような日本の日帰り温泉よりもだいぶコンパクトな造りです。

瀧乃湯

台湾台北市北投區光明路244号

www.longnice.com.tw

温泉公衆浴場は150元=600円あたり。

台湾の物価を考えると高めです。

貸切になる家庭ブロは600元=2400円

公衆浴場の常だけど熱くて熱くて入れませんーーー状態だった。

京都の銭湯が「熱くて誰が入るのかな」、、、その事を思い出した。

台湾人のお客さんに混じって日本人らしき人もいた。

風呂場の感じは、現代の銭湯というよりも昔の湯治場に近いのだと思います。

また~~~りして、、、フライトの疲れをとって、、、、台北に戻りました。

時間つぶしのつもりでしたが、、、新北投温泉に来て良かった!

新北投は台北から楽に日帰りできます。

ロッカーは

お金を入れて閉めると、暗証番号が打ち出された紙が出てきます。

出すときは番号を打てばロックが解除されます。

中央駅(大都市の駅)のロッカーは3時間まで60元で、以後も加算されていくものがあるので注意。

ここのロッカーは一日料金だった。

新北投は台北から近く半日コースなのでお勧めします

2020台湾紀行1、台北101カウントダウン花火

2020台湾紀行2、新北投温泉(台北からMRTで1時間もかからない)

2020台湾紀行3、読人館(聯藝埕)100年前の豪商の館をホテルに造りかえた

2020台湾紀行4、見晴懐古道(森林鉄道跡)

2020台湾紀行5、太平山荘

2020台湾紀行6、翠峰山屋で日の出を見た

2020台湾紀行7、翠峰湖で苔を見る

2020台湾紀行8、台湾伝統料理を太平山で食べる

2020台湾紀行9、帰路は鳩之澤温泉でまたーり

2020台湾紀行10、Kホテル、柯逹大飯店(台北松江)の朝食は良い

2020台湾紀行11、朗舎、台中のホテル(PETRICHOR)

2020台湾紀行12、集集線の旅、二水(台中、彰化の先)から入る

2020台湾紀行13、日月潭(高原湖)めぐり

2020台湾紀行14、台中第二市場を散歩

2020台湾紀行15、台中第二市場で大根餅を食べる

2020台湾紀行16、台中市役所(喫茶軽食堂になっている)

2020台湾紀行17、台中州政府舎(100年前のレトロがいい)

2020台湾紀行18、中国語で彩虹眷村は「虹色の村」

2020台湾紀行19、台中の東海大学

2020台湾紀行20、高美湿地は夕日の写り込みで有名な海岸

2020台湾紀行21、分子薬局(Molecure Pharmacy)台中にできた前衛薬局

2020台湾紀行22、鹿港で創業1800年代の肉包の阿振肉包(饅頭屋さん)

2020台湾紀行23、鹿港の古寺、龍山寺を訪れた

2020台湾紀行24、鹿港老街 台湾で最初に栄えた港町

2020台湾紀行25、審計新村は公務員宿舎をリノベーションしたクリエイター村

2020台湾紀行26、台中の審計新村近くの軽食Sun Berno

2020台湾紀行27、臺中市第四信用合作社(宮原眼科に次ぐ日の出グループのショップ)

2020台湾紀行28、Lo Babh Mi Pasteur 越南法國麵包(ベトナムサンドイッチ)

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 台北101カウントダウン花... | トップ | 読人館*台北迪化街 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

台湾」カテゴリの最新記事