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帯広から層雲峡へ抜ける三国峠、幌加へ

2019-05-07 19:43:15 | 旅行記

北海道紀行7

帯広から幌加方面へ上川国道を行く。

タウシュベツ川橋梁も見たよ。

上川国道を層雲峡まで抜ければ、北海道の最高峰の大雪山山系の中の黒岳(1984m)に登るロープウエイがある。

時間があったのだから層雲峡まで行って、黒岳ロープウエイに乗ってリフトを乗り継いで1520mの黒岳登山口まで登ってみたかった。

雄大な残雪の大雪山が見れただろう。

後になって気が付いたことです。

ともあれ、この日は三国峠で引き返してきた。

北海道は懐が広い。

ちょっとお隣りへ行くだけで200kmぐらいある。

函館から札幌へだって400km近くあった。

旭川から稚内へ鈍行列車に乗って行ったら6時間もかかった。

そんな鈍行列車の旅をするのも、時間を持て余した「おやじ旅」だからで、何人もで行くグループ旅行じゃない。

北海道の最高峰は標高2220mの旭岳ですが、山の気候は本州の3000m級の山と同じ。

北海道の2000mが本州の飛騨山脈や南アルプスの3000m級の山々と同じです。

だから初雪が同じころです。

紅葉も同じと考えて間違いない。

これ、長年の山屋である私の経験から知っていることです。

大昔は、私は仕事をあけて山に入り浸っていたので、大雪山の厳冬期に単独で登っていたり、1ヶ月も山小屋に泊まり歩いていた。

大雪山一帯の道は、当時は舗装されてなく何処までもダートだった。

夏場だと、糠平のあたりの道はカエルの大群集で、踏みつぶしながら歩かなきゃいけないくらいだった。

踏まないと一歩も歩けないぐらいのカエルだった。

今回、三国峠に行ったのは、乗り鉄てっちゃんとして、廃線になった士幌線の遺構を見たかったのだ。

廃線になったといっても、確か昭和53年のことで大昔のはなし。

紀元前ローマの遺跡のような鉄道のタウシュベツ川橋梁。

鉄道の橋脚ですが、ローマの水道遺跡みたいでしょーーー。

放置されて50年ぐらいだろうが、紀元前3000年の感はあります

コンクリートの橋脚だが崩れかかっている。

橋脚が立っているところは、雨季には湖になったりするので、水の浸食でボロボロになったのかな。

こちらも同じコンクリート造りですね。

でも、こちらのほうがコンクリートのエッジが立ってボロボロ感が少ない。

河が低くて水に浸からないかもしれない。

橋の上は立ち入り禁止です。

橋高さは30mぐらいあって危険この上ない。

下の音更川?タウシュベツ川?の水は硫黄臭がある。

川床が硫黄で黄色くなっている。

糠平温泉は源泉かけ流しがウリですから、湯量が多いのでしょう。

上流には何もないから、川の水自体はきれいですが硫黄まみれなのかな。

これじゃ、この川には魚もいないだろう。

ここが幌加駅があったところ。

プラットホームも残ています。

最盛期の昭和30年頃には住人が350人いたそうです。

当時のこの辺りは、、、ほんとに山奥の秘境もいいところです。

人口が350人だけど、ヒグマさんも同じぐらいは生息していただろう。

野生動物のテリトリーですから。

こんな細い森の隙間を鉄路は走っていた。

熊と共存しながら人が住んでいたんですね。

大変だったろう。

クマ牧場でみたヒグマは、観光バスほどの大きさがあった。

あんなのと山で遭遇したら100回死んだも同然だ。

三国峠からしばらく下ったら広々としたところに出た。

じゃーん

15年目の、この車で道内を走り回りました。

それよりも、この広々感が素晴らしい。

たぶん、大雪山の前衛の山々だと思います。

白樺の木々です。

ここに三股山荘というレストランがあった。

ぽつんと草原にたたずんでいて「大草原の小さな家」というドラマが昔あったが、そんな感じだった。

「冬の間は雪に閉じ込められちゃうんでしょ?」と聞いたら、「ここは国道だから雪が降ったら除雪してくれるのー」とおっしゃっていた。

確かに、帯広と旭川を結ぶ国道だから北海道の中では、重要な路線のひとつなんでしょう。

道路の除雪、線路の除雪、それに各自の家の雪下ろしと大変なことばかりだ。

中国人、台湾人が冬の北海道に来て「美しい雪!」と叫んでいるけど北海道の住人にしてみれば、とんでもないことを言うなーーー!といった感じでしょう。

開けたところには、谷地(アイヌの方言で湿原)なのか小川が蛇行している。

この小川のほとりに一軒家があったのです。

隣の人家まで20kmと言ったところか、、、。

まさに「大草原の小さな家」だ!

いやいや「大高原の小さな家」かな。

春の雪解け水は澄んでいる。

この日の帯広は5月にしては超暑くて、最高気温が29℃と言っていた。

最低気温は5℃前後だった。

でもこの草原は当然のことながら最低気温はマイナス5℃ぐらいはあっただろう。

もっと温度が下がったかもしれない。

さらに下っていくと水芭蕉が咲き乱れている場所に出た。

北海道だと国道のわきに水芭蕉が咲いていた。

水がきれいな証拠です。

私が訪れていた昔の北海道の面影は、ほとんど無くなった。

広大な北海道だったが、道路が舗装されて実際の距離は同じだが、所要時間が短縮されて秘境が無くなった。

最後に大きなファイルで、ビリべシ岳、西クマネシリ岳、南クマネシリ岳の遠望です。

クマネシリというからにはクマだらけなのか?

カメラ*ニコンD5300

レンズ*ニコンのセットレンズ2本

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