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ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

初回、東京マラソンの意見交換会

2016-02-01 16:37:40 | 日記・エッセイ・コラム

2007年のことです。

東京マラソンは何回目かもう知らないが、初回の大会が終わって1ヶ月目に、ボランティア・リーダーたちを集めて意見交換会を、お疲れ様会を兼ねて開催されました。過去記事ですがこれからボランティアをやられる方、大会を企画されている方などに参考にしてください。私は現在は東京マラソンのボランティアは、考えることがあって、やっていません、新宿マラソンのボランティアは地元なので続けています。

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ボランティアをやって、すでにレポートは提出しているけど、日数がたたないうちに、実際に我々(ボランティア)の口から意見を出し、聞くという企画でした。ボランティアは12000人、リーダーは宇佐美さんが率いるNPO法人から選抜され、お手伝いしました。

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ゲストの谷川真理さんは走った立場からの発言です。タイムは2:49:54。

いつみてもスタイルがいい。十何年前に東京国際女子で優勝した時から変わっていないのがすごい。

お話も上手で人を引き込む力があります。

さて、意見交換会で仰天の事実。給水係りで一ヶ所だけですがボランティアが一人も来なかったところがあったそうです。

周りのテーブルから人を回したのだろうけど、ボランティアなんで責任感のありどころが、人それぞれという危惧していたことがあった。

他には荷物預かりのさい、決められたトラックに預けなかったものが、つまり間違ったところに預けたのが、30~40個あったという。終了間際でトラックのシャッターが閉じられていて、開いていたトラックに頼み込んで預けたものらしかった。

しかし、30000個のうち30個ぐらいの荷物の預けミスだから0,1%。初回だし考えようによっては上手く出来たのかもしれません。

いちばん、多く言われたことが、荷物預かりと返却のスペースが足りなかったこと。特に返却場所は狭すぎて、これが広ければ、いろいろあった問題は全て解決したんじゃないかと。

次に案内板がスタート地点で特に足りなかったこと。都庁のあたりは複雑で近隣に住んでるものですらわかりにくい!

ゴールしてからの荷の受け渡しや、動線が長すぎること、ゴールしてから着替えられるまでが時間がかかったことなど。ゴールしてトイレに行きたくても、荷物をもらい着替え場所へ行かなきゃ無かった等々。

環境(清掃)、コース係りでは、リタイヤをした人への救済活動の良い指示が、なされていなかったのが反省点だった。車椅子でリタイヤされた人の連絡が出来なくて、大きな事故がなかったからよかったけど、救護体制がやや不備だった。

東京メトロのポンチョはギリギリになって、配布が決まったそうで私らも当日まで知らなかったので、ボランティア達は右往左往して手に入れてきた。

評判が良かったのが、都立高校生達の働きで、ボランティアが若い人たちに定着してくれればいいことだと思います。予定にはなかった学校側の点呼があって、遅刻することがあったらしいが、自主性に任せたほうが良かったのではということぐらいですね。学校の先生方の勇み足じゃないかな。

コース上のトイレ問題は、ボランティアに直接かかわらなかったので意見として出なかったが、大きな次回への問題点でしょう。

食べ物に関しては、谷川さんが面白いことを言っていました。谷川さんらサブスリーの人たちは、パンや浅草名物の人形焼が置いてあることすら知らないで、ただ水のみ飲んで突っ走ったそうです。だけど往年の名ランナー山下佐知子さんは5時間かけて走ったが、それら人形焼もパンの影も形も見ていなかったそうです。つまり、3時間~4時間あたりのランナーがごっそり持って行ったんじゃないかと。

遅いランナーほど食べものが欲しいので、出すタイミングを遅らしたらどうかと提案がありました。、、冗談ですけどね、、、絶対量が足りなかったんですが、ひとりで2個や3個とっていく人がいる中で、6000個はすくないです。

都の実行委員の方もいらしていて、平成15年より計画がスタートしたんだと言っていました。警察と道路の閉鎖時間の詰めばかりで、大会の形を作るのが精一杯だったと。試行錯誤は大会前日まであり、我々ボランティアにも変更事項が当日まで知らされていなかったこともあった。その辺は柔軟に対処して、事を進めていったのがボランティア達なんだと私達は自負しています。

次回も私らに任せてくれとの発言もあり、東京マラソン・ボランティアのエキスパートまで出来てくるのかと頼もしい限り。NYマラソンではベテランの係員がいらっしゃるそうです!

2008年03月13日 東京マラソンボランティア報告書

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080313

2009年0410日 東京マラソンボランティア懇談会(有料)

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090410

2009年04月28日 東京マラソンDVDをいただいた

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20090428

2010年03月09日 東京マラソンボランティア給水係りの写真をいただいた

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100309

2010年02月28日 東京マラソンは雨だった

http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20100228

 

 
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高松から直島に渡る、島自体が現代アートの神殿

2016-02-01 13:02:48 | 旅行記

今回の四国行きの目的は直島のベネッセ・ミュージアムを見たいと思ったからです。

高松港から小豆島や直島へのフェリーが出ています。

写真は前日に下調べした時のもので晴れていましたが、翌日は雨になりました。

よく見ると、このオブジェは直島の入口を表す現代アートなのか、、、。

その時は気がつかなかった。

フェリーで中は広々としています。

車を積むのでがらんどうです。 

高松⇄直島⇄宇野

快適な船の旅を1時間で直島に着きました。

直島に進研ゼミで有名なベネッセ・コーポレーションが島ごと美術館に作り上げたと聞いて何年ぐらいになるかなー。

いつか行ってみたいと思っていたが、、、香川のうどんは食べる機会はあっても、直島までは足が伸ばせなかった。

直島までフェリーで渡っていろいろ見ると丸1日が必要です。

直島は本州の宇野から近いので、高松経由じゃなく宇野経由で往復したら日帰りが可能です。直島は香川県なので四国の方には申し訳ないが、その方が便利です。

直島の周りには豊島など同じような島々がある。

島巡りも楽しいかもしれない。

高松からは宮之浦につきます。

そこからは村営バスで島の反対側までいき瀬戸内の町並み保存を見学。

町並み保存を家プロジェクトと呼んでいます。

ただ保存しているだけじゃなく、ちょっと現代風にアレンジしているところが、現代アートっぽい感じかな。

観光客のコースはさらに村営バスでつつじ荘に行き、そこからベネッセの無料バスに乗り換えます。

村営バスは100円だったと思う。

マイクロバスなのですぐにいっぱいになるが、島道は細くて駐車場も少ないのでしかたない。

夏休みなど繁忙期はマイクロがいっぱいあるらしく回転数で対処するのだろう。

家プロジェクトと言っても変わった家があるわけじゃない。

古い瀬戸内の街が整備されて、新しく設計された集会所も風土に溶け込んで、なおかつ現代を強く主張している、、、わけだ。

キレイにして小さな表札や目印が目新しい。

草間彌生のモチーフは直島には至る所にある。

草間彌生が似合うからいいけどねー、松本にある草間彌生ミュージアムの方が強烈ですが、直島の草間彌生は村に一体化している。

直島は現代アートの島なのだということでしょう。

うーむ、現代アートぽいツバメの巣だ。

こんな感じの路地が続きます。

直島はベネッセが運営する地中美術館やベネッセハウスミュージアムはもちろん、直島の家プロジェクトも見ておきたいところ。

家プロジェクト

 
ひとことで言うと、、、島生まれの人がUターンで直島に戻り、古い家をおしゃれにした感じです。それと家をキレイにしても、村や町としての集会所が昔ながらじゃつまらない、、、ということで、神社やお寺までちょっと手を加えて現代アートしている。
碁会所らしいが、こんなに清められたら誰が使うのかーーー、建築アートだから使うことを前提にしていないようだ。つまり、使われない現代アートの碁会所ということ。

 

ただのお寺だろうが、遠近感を加え面白がっているようだ。

手を加えていないとは、、、思えないから。

直島プロジェクトは、けっこう徹底的にやっていると思われる。

このしめ縄と奥に見える階段の妙(異様)がいい。

天に昇るような急階段がしめ縄越しに目に入ります。

この通路でさえ何か高貴な感じを与える空間です。

唐突な感じで階段が存在する。

現代アートは存在というのが根本的なテーマだったりしますから。

階段を数段昇ると左右の白壁がなくなり巨木が現れてきます。

神聖な奥社に通じているんだなーと表現している。

階段の先には鳥居があって、雨と靄にけぶるたたずまいは神聖さを、これまた表している。

狛犬は神社だけでなくお寺にもあります。

中国より伝わったもので、獅子の像をみて変な犬だと日本人は解釈して狛犬になったようです。

大陸には虎はいましたが、日本には虎、獅子はいませんでした。

虎はともかく獅子は雪が降るようなところには似合わない。

大猫なんだからね。

現代風な侘び寂びの世界だな。どう見たって手が込んでいるよーーー。

怪しい白い石!

シャレコウベがゴロゴロ転がっているかと思った。

どう見てもセンスは現代的だから、なにか「やった」なと身構えます。

案の定、伊勢神宮の一番古い形式の神殿を参考に新たに作り直したそうだ。

あの階段はガラスブロックでできている。

しかもガラスの材質は、、、光学ガラスだそうです。

これを考え出して創作された方は写真家の杉本博司。

護王神社

http://www.sugimotohiroshi.com/appropriateJP.html

地下に通じるガラスの階段もあります。

まづ、地上の護王神社をお参りして、山腹にあるトンネルで地下の礼拝堂に行くらしい。私たちは地下の存在を知らなかたので、地上部分だけを見て怪しい神社だなーと感じ入った次第。よくできているけどミニチュアーサイズでしょ、普通の神社に比べたら、、、。

護王神社は山のてっぺんにあって下って行くとにまた戻ります。

1月に早々と白梅が咲き出していました。

雨にけぶる本村港を眺めていたら、小舟に乗った外人さんが船から上陸してきた。

大きなザックを背負って、いったいどこの島から来たのだろう。

白人の旅は我々の想像を超えたところまで入り込んでいることがあります。

こんな辺鄙でマニアックなところに、、、というほど。

どこかの島に釣り船でもチャーターして行ってきたのだろう。

若い男女でした。

それを案内していたのが、やはり直島に住んでいるような白人男性だった。

日本人も世界中に出かけているが、他国の人も面白いところに出没しています。

四国は仏生山温泉が注目
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/1a11818f7609f51efb950f430cbe3df3

直島の地中美術館とアートたち
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/15d78080b2ad0420692114dd56e4be30

四国は高松から金比羅さんへ
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/da68fd0c0e9074f690797c55c2f94325

サンライズ瀬戸、寝台特急で高松往復
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/b37a4112804dfa38ab8a9f39fd201d14


つづく

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