先週末、滋賀県、朽木村近く、鯖街道沿いの「比良山荘」という料理旅館に行ってきました。
初めてです。今回は、このお店の冬の名物「月鍋」をいただきに。
月鍋は熊肉のお鍋なんです。熊なんて・・・と思っていましたが、一度体験してみたくお伺いしました。
比良山荘のご主人、伊藤さんはこの秋、農水省の料理マスターズでブロンズ賞を受賞されました。アコルドゥの川島さんと一緒です。地域の食材を生かしたお料理を提供され、また、この地でなくてはいただけないものを大事にしてらっしゃいます。
このお店は、春は山菜、初夏から秋は鮎、秋は松茸、冬は熊、猪のお料理です。食材を見れば、比良山系で採れるものばかり。
早速お料理です。
クロカワダケと柿、菊菜のゴマ和え。子持ち鮎のなれ寿司
鮎のなれ寿しは初めて。日本酒がすすみそうな味です。クロカワダケは地元のキノコ、食感よく美味
鯉、岩魚、鹿のお造り
鯉が身がしまっていて、美味しい。鹿はやはり少しクセがあります。辛味大根とお醤油で。
天然ウナギの筒焼き
やっぱり天然物は美味しい～・・ 白ご飯が欲しくなります。。
熊鍋
中央のテーブルの蓋を開けると、七輪がセットできるようになっています。
七輪がテーブルにセットされ、お鍋に甘めの汁と白ネギ。
沸騰してきたらお肉を入れます
きれいなお肉です。ちょっと猪みたい。見た目は脂がとても多いですがこの脂が美味。しゃぶしゃぶのようにしていただきます。
ご主人自ら、お鍋を作ってくださり、食べるタイミングを教えてくださいます。お肉の部位によって、火の入れ加減が変るので、素人にはさっぱりわかりません。言われるがままに、ひたすら食べるのみです。
汁の甘さはハチミツだそうです。ツキノワグマはやはりハチミツが好物なんだそうです。その他は木の実などを食べ、草食系なので、お肉には獣臭がないんです。とにかく、脂が美味。ほんのり甘い。
お鍋に入れる野菜は、おネギ、菊菜、セリ、なめこです。
天然なめこは香り食感よく、本当に美味しい。ここでしかいただけない味です。
セリも、この鍋によく合います。セリの根っこも入れてくださいます。珍しい！でもこの根が美味。味、香りが濃い。タイ料理も、パクチーの根っこを使いますが、それと同じような感じですね。
最後に、栃餅、おうどんを入れていただきます。薬味は粉山椒と柚子。
御飯と、香の物、鯉こくもいただきました。
デザートは柚子シャーベット、柿、金柑の蜜煮
柚子シャーベットがお口直しのシャーベットのようでスッキリ。金柑美味しかったなぁ・・
前日に初雪が降り、雪景色を眺めながらの熊鍋でした。なんて贅沢なんでしょう。。
この1年のご褒美かしら？？？
秋から、クーカルも沢山伺ってご褒美ばかり。。やっぱり贅沢かな？？？？？？
初熊、美味しくいただきました。楽しかった！
