館林ロストシティーランブラーズ・フォークソングシングアウト

フォークを歌って43年の坂を今登坂中。世間に一言あってこそフォーク。軟弱アコースティックミュージックにシングアウトだ!

オハイオユニオン 今月の僕の新譜その2(12・4)。

2012-04-21 05:22:41 | お勧めCD/LPなど
土曜は音楽。

感動を持って記事を書いたんだけど・・・あまりに古い音楽の話で、今時、こんなのを聴いてるのは、少ないのかもしれないな・・

と、アップ直前に、冷静に・・・・




★「JASS AT OHIO UNION」

LPは当然持っている。そして、何度もなんども、ターンテーブルに乗った一品だ。

ジャズが生まれた瞬間を強烈に切り裂き、その切り口を見せられたような感覚で、何度も悶絶した(音楽では時々悶絶する)。

ふと、そういえば、CDって出てるべな!!

な!!

きっと、LPのほうが音はいいけど、簡便に車の中などで聞くにはCDもいいな~~
などと、思って、検索したのだった。

あっさり、かなりお安い価格で出ていた。

注文しただよ・・・

なんだかね~、中国から届いただよ。

さて、オハイオ・ユニオン!

 ニューオーリンズはジャズ発祥の地。1920年代そこで生まれ出た音楽がどんなものだったのか,ジョージ・ルイスのこの演奏は教えてくれるのだった。



このバンドの主役、クラリネットを自在にあやつるお方が、ジョージ・ルイスだ。彼は40年代のニューオリンズ・リヴァイヴァルによって再発見されたクラリネット奏者。食えなくなって、肉体労働や百姓などで食いつないでいた黒人ミュージシャンが、再発見され、スポットの下に呼び戻されるムーブメントが40年代に起こり、彼も再発見されたのだった。もっとも、週末など、小さなところで、音楽はやっていたらしいので、腕は落ちては居なかったのだが・・・

JAZZはニューオリンズで生まれ、やがて、シカゴに移って、デキシーランドJAZZに姿を変える。

それも良いが、生まれたての勢いってのは、また一塩!

本作は54年にオハイオ州立大学で行なったコンサートの実況盤。キッド・ハワードやジム・ロビンソンなどの仲間とともに、やはり、ジョージ・ルイスの凄みは見事。

さて、珠玉あつまるこの中で、最高の1曲と問われれば、ローレンス・マレロのバンジョーをフィーチャーした「世界は日の出を待っている」が度肝を抜く。

ついでながら、タイトル。

ニューオリンズの彼らに敬意を表し、JASSとなっているあたりはGOOD!


このテンポの曲もいいねぇ・・にGO!
コメント (8)
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