もう、毎年、何らかの形でお付き合いしているが、この母親大会に行ってきた。
母親大会とは?
母親大会はこんなのだ!!へGO!!
昨年の記事なのな~GO!
僕がコンサートなどでお世話になる「おばあ」達が(いや、若干若い方もいるが・・・)中心・・・なので、もうね、手伝うのだす。
今回は、正確には「駐車場係り」で、大半の日程は参加?だったのだ。
が、あの日本のレイチェル・カーソンなどと呼ばれる「富山和子」さんが、大会を締めくくる「記念講演」だったのだ。これのみ、聴くことが出来た。
場所はO町「文化むら」であった。
市町村を中心に「地域の母親大会」が行なわれ、さらに「県」の大会が行なわれ、さらに「全国」が行なわれるようである。
まあ、大きくなれば、その運営母体は大変だ。
今年は、何と!この「県大会」のホストが、我がT市を中心とした「館林邑楽」の皆様だったので、ご苦労はヒトシオであったと、拝察した。
バスをしたてて、全県からやってくるのね。
受付には、いつもの「おばあ」達が並んでいた。
この場合、男は、つかいっぱしり、状態なのな。
女性は強いよ!
僕は、会場へ向かう、ちょっと離れた場所で、車の誘導なのな。
弁当は、出ただす・・・
午後は、雨が降ってきたのな・・・
釣り用のゴアテックス着て、傘な~~
午前は「分化会」が様々行なわれ、午後は、でかいホールで、県内の各地域の「母親大会実行委員会」などが、寸劇や、「かあちゃんの主張」など繰り広げたのな。
写真・我が館林邑楽の方々な。いちばん左が、かあちゃんな。んで、その隣はフラットな。
いよいよ、「富山」さんの講演が始まった。
以下・心に残った言葉を載せ、ブログを終える。
日本の河川は急峻で、あっという間に海に流れ着く。
だが、豊かな水に恵まれているのは、毛細血管のよう用水が引かれ、その用水の溜まるダムとしての水田のおかげである。
室町末期から江戸中期にかけて大規模な治水事業が行われ多くの水田が作られた。
人々は水路を築き水田まで水を運び、そして河川の氾濫から水田を守るために木を植えた。
漁業も、豊かで綺麗な水資源を守るために、農業や林業と深く関わってきた歴史上の事実がある。
森林があることによって水は貯えられ、貯えられた水は地下に浸透し、やがて地下水となって湧き出し川に水を提供する。
日本人は木を切っては植え、木を絶やさなかったという「木を植える文化」を培ってきたのだ。
しかし、林業が守られず、切られず放置された木々は、今日森林荒廃の原因とまでなってしまった。
今、その林業・農業・漁業は、危機に直面している。
日本は世界に誇れる2つの物をもっている。それは「憲法」と「1000年以上も木を守り育てた文明」だ。世界の文明発祥の地は、皆、木を奪いながら育ち、それがまた、衰退をも生んだ。
土と緑と水は、見事な相関関係にある。「土の無いところには、緑と綺麗な水は無く」「緑の無いところに、土と水は無い」「水の無いところに土と緑も育たない」。
水を消費するばかりの、都市住民は、このことにこそ関心を持ってほしい。
見事な、論理だった。これが「富山学」と呼ばれる物か?
日本農業の伝統を再評価することこそ地球の生き残る道と説く。もはや、時間が無い・・・とあせっているようにも、思えた。そのことは、気がかりである。
我がT市・麦刈りが急ピッチだ。もうすぐ田植えなのだ。
また、広大な「水田のダム」が出現だ。耕作放棄地が増えているのも、気がかりである。
地球温暖化・・・「広い水田」は、巨大なラジエーターだ。
もし、この水田が無くなったら、どうなる?T市の夏??