姪の結婚式だった。平日だったのな~~
都会のど真ん中、こんな場所だった。
すぐ近くに、でかい大学のキャンパス・駅に向かう学生で溢れていた、平日の午後の出来事だ。
綺麗なお嫁さんであった。
相手も、なかなか凛々しい、男らしい人物であった。
この式場・食べ物が旨い!かなり、驚いた。
そして、冷たいものは、冷たく。温かく在るべき物は、温かい。
過去、何度も結婚式に出たが、いままで、一番んまい式だ。
この姪は、4歳の時、父親をトラクターの事故で亡くしている。
4人兄弟の長女・その後母親が女手一つで育てた。
仕事も良く手伝い、どんなにか、母親の助けになったことだろう・・・
やさしい、そして芯の強い子だと、僕は思っている。
これ、旨かったわ・・・
しかしな、家族を乗せて、運転手だったのな。
しかも、初めて、首都高を運転しただす・・・首都高キライ・・・
しかも、何と都会は、一方通行が多いことよ!!
旨い料理・華やかな会場・お酒も、色々・・・・なのに、ウーロン茶。
拷問のようであった。
こてこても、沢山合った。
最近は、テラスに場所など移動して、スイーツ食べるってのが、多いね。
結婚式・・・
ゆう!男はな・・・そんなもの食べないのよ。
そういえば、キラちゃんも、参加していた。
あの雰囲気の中、悠然と、昼寝などしておった。
さすが、度胸は、母親から受け継いだか?
母親への、手紙には、泣いた。
*******************************
さて、このおじさんは、お前に、「詩」など贈ろう。
地上の愛
*
わたしたちはたおれた
塔が 橋が 空がたおれた
金色の草が 夕日が 地平線がたおれた
わたしたちはたおれた
はじめて 抱き合って
*
(中略)
ほおでしか
くちびるでしか
首すじを匐う(はう)あつい息でしか
わかることができなかった あなたの愛よ
ゆびでしか
なみだでしか
陽に当てたこともない肌でしか
つたえるすべはけっきょくなかった
わたしの愛よ
あなたも
わたしも
神にはなれなくて
どうしようもなくにんげんだった
あのとき
地上の愛・新川 和江