殿は今夜もご乱心

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粉飾ファンデ

2023年06月05日 17時31分28秒 | みりこんぐらし


『資生堂プリオール 美つやB Bジェルクリーム n』

近頃、クリームファンデーションはこれ。

色は一般的な、オークル2。


何年もずっと、同級生マミちゃんの店で

資生堂ベネフィークのを買い続けていた。

おしゃれなボトルもさることながら

軽さと伸びの良さ、保湿力が気に入っていたからだ。


けれども近年、ツヤとカバー力が物足りなくなってきた。

それだけ私の肌が衰えてきたということ。

そこで意を決し、同じ資生堂でもおばさん専用に特化されたシリーズ

『プリオール』の軍門に降った。


プリオールはCMも盛んだし

ドラッグストアで販売されている大衆的なシリーズ。

価格もベネフィークの半額以下、3千円。

しかし義母ヨシコが使っているため、良い商品であることは知っていた。

87才の肌が、ツヤツヤして綺麗に見えるのだ。

これ以上、わかりやすい例があろうか。


ということで、買ってみた。

一回つけて、びっくり。

さすが高齢者御用達…ボロがよく隠れること!

私のこだわる軽さと伸びの良さ、保湿方面も見事にクリアしつつ

カバー力がハンパない。

早く使えば良かった。


私のファンデーションの付け方なんだけど

ただ肌につけて伸ばすのではない。

いつぞやネットで見て試したところ、明らかな効果を感じたやり方だ。

そのやり方というのをご紹介したいと思う。


まず大事なのは、つける量。

1回の使用量は7ミリのパール1粒分だそうだが

その1,5倍ほどを手のひらに出し、反対の指で

額、眉間、鼻先、それから両頬、下唇の両口角…

合計7点に置く。


両頬とは言ったが、基本形は目の下のクマができる所と言われている。

しかし高齢になると、目の下には小じわが待機。

肉眼では見えずとも、やっぱり細かいシワは寄っているのよ。

そこへファンデーションを置くと、小じわの中に入り込んで

目の下だけ白っぽくなってしまい、修正は不可能となる。

だから頬の高い所、つまり小じわの少ない部分に置く。

あご先ではなく、下唇の両口角に置くのは

加齢によって、ただでさえ下がりがちな口角を上げて見せるため。


7点置きが終わったら、それを顔全体に丁寧に伸ばす。

両頬など面積の広い所は

左手に残っているファンデーションを足しながら伸ばす。

標準使用量の1,5倍を顔に伸ばすのだから、いくら顔が大きくたって

顔の上で余ってギトギトになる。

旅芝居に出演できそうな厚化粧に、驚いてほしい。


この厚化粧ができあがったら、スポンジの出番。

何も付けてないスポンジだ。

スポンジは、化粧用なら何でもいい。

私はパウダーファンデーションに付いていた小さいスポンジか

別売りの大きいスポンジを使用している。

スポンジは汚れると吸収力が落ちるので

食器洗いの洗剤とぬるま湯でたびたび洗って陰干しをし

傷んだら取り替えるのは言うまでもない。


そのスポンジで、顔全体を優しくポンポンと叩く。

ギトギトをスポンジに吸わせつつ

ファンデーションを肌に叩き込んで馴染ませるのさ。


その時、絶対に横に滑らせてはならない。

ファンデーションも一緒に滑ってカバー力が無くなるので

ひたすら優しく叩くだけに徹する。

これから描かなければならない眉や

ファンデーションの溜まりやすい目の下、鼻の下は念入りにポンポン。


ひと通りポンポンが終わったら

仕上げにパウダーファンデーションを軽く乗せる。

すると自然な感じでありながら、ツヤのある陶器のような肌になる。


私はその上にパウダー、つまりおしろいをパフでポンポンとはたく。

ここまでやるとスベスベになり、老いた肌は完全にねつ造される。

アイカラーやチークカラーの配色が冴え

アップで見られても堂々としていられる。

まさに粉飾とは、このことだ。


慣れると早くできるようになるので、急ぐ時も大丈夫。

脂症の方は知らないが、乾燥肌の私には粉飾が終日保たれる。


短所としてファンデーションの減りが早いことが挙げられるが

30グラムの内容量を毎日欠かさず使って2ヶ月弱ぐらい持つので

さほど驚くほどの減り方ではない。


もっともファンデーション代が少々かさんだところで

美しい肌を入手した喜びの方が大きいため、気にならない。

高い基礎化粧品をあれこれ試すより、ずっと安くつく。

チビチビと惜しみながら

ギリギリの量のファンデーションを肌に擦り込み

化粧乗りの悪さを嘆くよりも、精神衛生上よっぽどいい。

粉飾肌によって得る自信と余裕は、プライスレス。

興味の無い方には申し訳ないけど

ご用とお急ぎでない方は、ぜひトライしてみてちょ。
コメント (2)
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