G・Wたけなわの今日この頃
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
G・Wと聞くと、私の心はちょっとだけキュンとするのよ。
小学4年の時、5月の3、4、5日が三連休になったの。
母親は4月から入院してたし、うちは商売してたから
私と一つ下の妹は家に居ても邪魔なだけ。
そこで3日間、妹と近所の空き地に行って
ひたすら二人でバレーボールしてたわ。
で、頃合いを見計らって夕方帰って来ると
「遅い、どこ行っとった」
祖父に怒られる。
やってられねぇぜ…と思った最初ね。
大人になると、G・Wは遊ぶ日。
近づいてくると、指折り数えてワクワクしたものよ。
子供が生まれてからは、もっと楽しみになった。
G・W、バンザイ!
で、老人になった今は引きこもり。
コロナなんて関係無いわ。
年がら年中、ほとんど家に居るんだもの。
姑がいると、出かけられないものなのよ。
行き先や帰る時間を伝えるのが面倒くさいからよ。
耳が遠いフリして何回も聞き返すし
事前に伝えても忘れたフリして、出がけに「聞いてない」と言い出す。
「何でこの女の許可を得なきゃいけんのじゃ?」
と思っちゃうのよ。
そんなこと思う自分が嫌だから、極力出かけない。
滅多に外出しない生活を続けるうちに
人が多いのが苦手になっちゃって疲れる。
私、そんなことで疲れてるわけにはいかないのよ。
家事があるからね。
帰ったらお土産置いて
フ〜、くたびれた…ゴロリン…ねえ、夕飯も外で食べる〜?
なんて言ってられない。
靴を脱いだら即、仕事。
そうしなきゃ、間に合わない。
三世代同居の外食は難しいんだから。
だって、家族みんなが揃わないと無理じゃん。
必ず誰かが嫌がって家に残るか、まだ帰らないメンバーが出るもんで
結局は何か作らにゃならんのよ。
これが年々きつくなってきて
そしたら旦那と出かけても全然面白くないのがわかってきて
じゃあ、家に居る方がいいじゃん、という結論に達したわ。
だから今や、G・Wなんて他人事。
私には人ゴミより、自分ちの庭の方が観光地だわ。
今日は夏の準備にバルサン焚く予定。
孫の結婚式で、隣のおばさんが留守だから。
チャンスよ。
あ〜、そうそう、私、連休中にやる宿題があるのよ。
連休前、本社から正社員全員に一冊ずつ、本が配られたの。
題名…『マンガまるわかりハラスメント』。
パワハラとセクハラについて、マンガと大きめの文字で
わかりやすく説明してある本。
これを読んだ感想文を400字書いて、メールか封書で提出しろ…だってさ。
本来なら講習会を開くけど、コロナで無理だから
こういう形にしましたとさ。
私、感想文は得意だけど、夫と息子たちの3人分
代筆を頼まれちゃって面倒よ。
それぞれ違うことを書かなきゃいけないじゃない。
自分で書かせるべきだって?
奴らが書くわけないじゃん。
3人とも一応は読んだから、それで上等よ。
おカミからのお達しで、大きめの会社は定期的に
こういう教育が義務化されてるの。
上からのやっつけ仕事に煩わされるより
家族には連休を楽しんでもらいたいわ。
だけどこれって、藤村への嫌がらせじゃないかしら。
だってこの本、上司が部下に行うパワハラとセクハラに
ほぼ限定された内容なんだもの。
彼のやったことが、全部載ってる。
みんなで読んで、笑っちゃった。
で、本のサブタイトルは『それ左遷・降格になりますよ』。
藤村そのものじゃん…ということで、さらに笑ったわ。
訴えられてハラスメント行為が認定された人は
左遷か降格処分を受けると決まってるのよ。
それから、藤村はどんな感想文を書くのかが話題になったの。
自分のこと、書くかなって。
でもそれ以前に漢字書けないから、感想文はハードル高いよなって。
だけど連休前に本人が言ってるのを次男が聞いたそうよ。
「人が書いたのをコピーする」
だってさ。
それしかないわな。
藤村に自分の感想文を見せてやるお人好しがいればの話だけど。
あ、ヤツは気の弱い社員から強奪するか。
私はどんなことを書こうかしら。
「実際に目の前で起きたことと、本の内容が合致していて納得しました」
とでも書いておこうかしら。
さて明後日の連休明けは、例のごとくユリ寺で料理。
マミちゃん、今回もメニューを色々考えてくれてる。
まず彼女の作りたい料理を聞いて
それを邪魔しない物を考えるのが慣例化してきたけど
隙間産業って、けっこう難しいわね。
今回の参加者は過去最低、マミちゃんと私を入れて6人。
ほぼユリちゃん一家に食べさせるみたいなもんよ。
少人数ならではの料理を選びたくて考えるんだけど
マミちゃんの手当たり次第的な料理を引き立てる物となると
いっこうに浮かばない。
参加人数が少ない分、持ち帰って届ける人数が増えるの確定だから
それも考慮して、時間が経っても傷みにくくて味が落ちにくい物となると
さらに浮かばない。
だから何も考えないことにして、私も手当たり次第に決めるわ。
「私ら、ユリちゃんちの家政婦?」
打ち合わせの過程で、マミちゃんは時々私に疑問を投げかけるの。
「お寺のために奉仕してるつもりだったけど
檀家さんがおらん時も作らされて、何か違ってきてる気がする。
ユリちゃんが、ごはんを作りたくない日に呼ばれてる?」
わかるよ…マミちゃん…当たってるよ…。
「お寺で慌てて作るより、家で作って行く方が気楽だけど
請求できない食材や調味料がたくさんあるじゃん。
ユリちゃんは気を使って色々お土産をくれるけど
私、そんなモンより材料費もらいたい」
私も同感だよ…。
「ねぇ、私らに作らせたら安く上がるけんじゃろ?」
うんうん、マミちゃん、わかってきたね…
同じ気持ちで嬉しいよ〜…
だけど、やっちゃうんだよね〜…
それがお寺の…魔力?
そんなことを話していたら、ふと料理が浮かんだ。
手羽先唐揚げ。
手羽先を揚げて、漬け汁にぶち込むだけ。
何と言っても、テイクアウトに便利じゃん。
あとは少人数の長所を活かして、高級食材を物色しようっと。
私は今、チャレンジャーよ!
燃えるわ〜!
皆様、いかがお過ごしでしょうか?
G・Wと聞くと、私の心はちょっとだけキュンとするのよ。
小学4年の時、5月の3、4、5日が三連休になったの。
母親は4月から入院してたし、うちは商売してたから
私と一つ下の妹は家に居ても邪魔なだけ。
そこで3日間、妹と近所の空き地に行って
ひたすら二人でバレーボールしてたわ。
で、頃合いを見計らって夕方帰って来ると
「遅い、どこ行っとった」
祖父に怒られる。
やってられねぇぜ…と思った最初ね。
大人になると、G・Wは遊ぶ日。
近づいてくると、指折り数えてワクワクしたものよ。
子供が生まれてからは、もっと楽しみになった。
G・W、バンザイ!
で、老人になった今は引きこもり。
コロナなんて関係無いわ。
年がら年中、ほとんど家に居るんだもの。
姑がいると、出かけられないものなのよ。
行き先や帰る時間を伝えるのが面倒くさいからよ。
耳が遠いフリして何回も聞き返すし
事前に伝えても忘れたフリして、出がけに「聞いてない」と言い出す。
「何でこの女の許可を得なきゃいけんのじゃ?」
と思っちゃうのよ。
そんなこと思う自分が嫌だから、極力出かけない。
滅多に外出しない生活を続けるうちに
人が多いのが苦手になっちゃって疲れる。
私、そんなことで疲れてるわけにはいかないのよ。
家事があるからね。
帰ったらお土産置いて
フ〜、くたびれた…ゴロリン…ねえ、夕飯も外で食べる〜?
なんて言ってられない。
靴を脱いだら即、仕事。
そうしなきゃ、間に合わない。
三世代同居の外食は難しいんだから。
だって、家族みんなが揃わないと無理じゃん。
必ず誰かが嫌がって家に残るか、まだ帰らないメンバーが出るもんで
結局は何か作らにゃならんのよ。
これが年々きつくなってきて
そしたら旦那と出かけても全然面白くないのがわかってきて
じゃあ、家に居る方がいいじゃん、という結論に達したわ。
だから今や、G・Wなんて他人事。
私には人ゴミより、自分ちの庭の方が観光地だわ。
今日は夏の準備にバルサン焚く予定。
孫の結婚式で、隣のおばさんが留守だから。
チャンスよ。
あ〜、そうそう、私、連休中にやる宿題があるのよ。
連休前、本社から正社員全員に一冊ずつ、本が配られたの。
題名…『マンガまるわかりハラスメント』。
パワハラとセクハラについて、マンガと大きめの文字で
わかりやすく説明してある本。
これを読んだ感想文を400字書いて、メールか封書で提出しろ…だってさ。
本来なら講習会を開くけど、コロナで無理だから
こういう形にしましたとさ。
私、感想文は得意だけど、夫と息子たちの3人分
代筆を頼まれちゃって面倒よ。
それぞれ違うことを書かなきゃいけないじゃない。
自分で書かせるべきだって?
奴らが書くわけないじゃん。
3人とも一応は読んだから、それで上等よ。
おカミからのお達しで、大きめの会社は定期的に
こういう教育が義務化されてるの。
上からのやっつけ仕事に煩わされるより
家族には連休を楽しんでもらいたいわ。
だけどこれって、藤村への嫌がらせじゃないかしら。
だってこの本、上司が部下に行うパワハラとセクハラに
ほぼ限定された内容なんだもの。
彼のやったことが、全部載ってる。
みんなで読んで、笑っちゃった。
で、本のサブタイトルは『それ左遷・降格になりますよ』。
藤村そのものじゃん…ということで、さらに笑ったわ。
訴えられてハラスメント行為が認定された人は
左遷か降格処分を受けると決まってるのよ。
それから、藤村はどんな感想文を書くのかが話題になったの。
自分のこと、書くかなって。
でもそれ以前に漢字書けないから、感想文はハードル高いよなって。
だけど連休前に本人が言ってるのを次男が聞いたそうよ。
「人が書いたのをコピーする」
だってさ。
それしかないわな。
藤村に自分の感想文を見せてやるお人好しがいればの話だけど。
あ、ヤツは気の弱い社員から強奪するか。
私はどんなことを書こうかしら。
「実際に目の前で起きたことと、本の内容が合致していて納得しました」
とでも書いておこうかしら。
さて明後日の連休明けは、例のごとくユリ寺で料理。
マミちゃん、今回もメニューを色々考えてくれてる。
まず彼女の作りたい料理を聞いて
それを邪魔しない物を考えるのが慣例化してきたけど
隙間産業って、けっこう難しいわね。
今回の参加者は過去最低、マミちゃんと私を入れて6人。
ほぼユリちゃん一家に食べさせるみたいなもんよ。
少人数ならではの料理を選びたくて考えるんだけど
マミちゃんの手当たり次第的な料理を引き立てる物となると
いっこうに浮かばない。
参加人数が少ない分、持ち帰って届ける人数が増えるの確定だから
それも考慮して、時間が経っても傷みにくくて味が落ちにくい物となると
さらに浮かばない。
だから何も考えないことにして、私も手当たり次第に決めるわ。
「私ら、ユリちゃんちの家政婦?」
打ち合わせの過程で、マミちゃんは時々私に疑問を投げかけるの。
「お寺のために奉仕してるつもりだったけど
檀家さんがおらん時も作らされて、何か違ってきてる気がする。
ユリちゃんが、ごはんを作りたくない日に呼ばれてる?」
わかるよ…マミちゃん…当たってるよ…。
「お寺で慌てて作るより、家で作って行く方が気楽だけど
請求できない食材や調味料がたくさんあるじゃん。
ユリちゃんは気を使って色々お土産をくれるけど
私、そんなモンより材料費もらいたい」
私も同感だよ…。
「ねぇ、私らに作らせたら安く上がるけんじゃろ?」
うんうん、マミちゃん、わかってきたね…
同じ気持ちで嬉しいよ〜…
だけど、やっちゃうんだよね〜…
それがお寺の…魔力?
そんなことを話していたら、ふと料理が浮かんだ。
手羽先唐揚げ。
手羽先を揚げて、漬け汁にぶち込むだけ。
何と言っても、テイクアウトに便利じゃん。
あとは少人数の長所を活かして、高級食材を物色しようっと。
私は今、チャレンジャーよ!
燃えるわ〜!