羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

月刊『秘伝』7月号

2009年06月14日 19時00分58秒 | Weblog
 朝日カルチャーセンター新宿主催「身体サミット」(2009年4月4日)のリポートが、『秘伝』7月号に掲載された。
 国内外の身体ワークを積極的に企画してきた朝日カルチャーの二階のぶ子さんの集大成のセミナーという位置づけで紹介されている。

 長谷川智さん、河野智聖さん、そして羽鳥の三人を「朝日カル三賢人」と称してくださって、お二人はともかく私はなんとなく恥ずかしい気がする。
 しかし、今回のセミナーは、野口体操が戦後の身体ワークをリードし、思いがけないところで影響を与えたことを踏まえて、話を展開する内容となった。

 あの日、野口三千三先生がしっかりおりていらしていた! と皆さんが感じられたのだから、羽鳥に憑依現象が起こったのかもしれない、と考えれば‘三賢人’でもおかしくない。

 内容についてはここでは触れないでおきたい。
 すでに書店に出ているので、手元で読んでいただきたい。

 一言、三十数年前に野口体操を朝日カルチャーで開設し、それ以来支え続けて下さっていた二階さんとの最後のセミナーがリポートされ、記事として残されたことが二重の喜びとなった。

 特筆しておきたいことがある。
 実は、二階さんの尽力なくしては、野口体操の社会化はここまで到達できなかった、と思っているのは私だけではないということ。
 長い時間を野口体操を通して、非常によい距離感で一緒に過ごしていただいた。
 これから会社を離れて、新しい関係が結ばれることが予想されることだ。
 具体的にどのような形かは、今の時点ではわからないが、必ずよい関係が生まれるものと確信している。

 まず、この記事は一つの区切りとなって、新たな出発に際してのメモリアルでもあると思っている。
 この場を借りて取材してくださった『秘伝』編集部の下村敦夫さん、ありがとうございます。

 忘れてはいけない。
 当日、ご参加くださった皆さんにもお礼を申し上げたい。
 長谷川さん、河野さん、お二人とは朝日カルチャーが結ぶご縁をいただきました。
 さぁ、新たな時代に求められる‘身体ワーク’をもっと深め、しっかりと社会に根付かせたいと思いが沸々と湧いてくる記事にまとめられた、と言う印象を持った内容にしていただいた。

 インターネットの時代であっても、やはり手元に残せる記録の意味は大きいと思う。あえてそれを‘活字媒体’と言わせていただきたい。
 蛇足:『秘伝』は、マニアックな雑誌だ!
コメント (1)
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