羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

回復の兆し

2007年04月26日 19時21分26秒 | Weblog
 いやはやホッとしたところ。
 実は、昨日から母の動きが活発になった。
 階段を一段ずつ昇降し、出来ることをはじめた。
 今日は、一段と社会復帰? いや、家庭復帰がすすんで、食後の洗い物や洗濯物の取り込みや、家の中や道路の掃除等々、はじめてしまった。

 柱を背に立って「背骨がつかなくなってしまったの」と嘆くことしきり。
「やっぱり少しずつでもからだを伸ばそう」
 涙がこぼれそうな殊勝な言葉を聞いた。

 82歳になってこの回復はありがたい。
 坐骨神経痛がきっかけで寝たきりになるのだろうか、と最初は心配し覚悟をした。トイレに自分で行ってくれるのを見て、完全な寝たきりにならないだろうと思って、少しホッとした。そのうちに立ってトイレに行くようになって、さらに先が見えてきた。
 ある日、階段を降りて昇ってくれて、「これは大丈夫かも」と思えてきた。しかし、今日のところまで回復するとは思っていなかった。
 多少の詰まった感じや姿勢によっては痛さがあるようだが、寝込む以前のほぼ75~80%は回復しているよう感じがする。

 座薬は朝晩、一日2回、9日間使った。その後は我慢をしたようだった。
「薬はあまり使いたくないの」
 正解だった。

 というわけで少しずつ日常が戻ってきた。
「一ヶ月、旅に出ていたようなものよね」
 呟きながら大学に出かける私を送り出しながら、箒と塵取りを手に門の周辺を掃くのだという。何気なく振り返って、その動きを確かめた。
 まぁまぁ、かな!
コメント
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