もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

千本釈迦堂(大報恩寺)Ⅱ

2017年11月25日 | 歴史探歩

千本釈迦堂には「地獄の六道」へ救いに来てくださる六観音がすべて揃っている。

 

 

上段向かって左から①聖観音 ②千手観音 ③馬頭観音
下段向かって左から④十一面観音 ⑤准底観音 ⑥如意輪観音

仏像は撮影禁止のお寺がほとんどなので、目に焼き付けて帰るしかない。

 

①聖観音は一番罪の重い地獄道に落ちた人を救ってくれる。

②千手観音は子供を虐めて餓鬼道に落ちた人を助ける。

③馬頭観音は文字通り馬の冠をかぶっており、畜生道に落ちた人を救う。

 

④十一面観音は喧嘩に明け暮れた人が落ちる修羅道へ救いに駆け付ける。

⑤人間道に落ちた人は准底観音が救ってくれる。

⑥最も罪が軽い人は天上道へ迎えられ、如意輪観音の助けを受ける。

 

人間道には、不空羂索観音が救いに来てくれるという説もある。
羂索(けんじゃく)とは、人を括りつける紐のことである。

 

人間は亡くなるとすべて、地獄の六道の何れかへ送られる。一番の重罪人は地獄道へ送られ、以下順番に餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、最も罪の軽い人は天上道へ送られる。

六観音がすべて揃っているお寺は少なく、替わりに六地蔵を揃えるお寺は多い。

 

罪深い庶民を救ってくださる千本釈迦堂、是非機会にお参りください。

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