櫂伝馬船の艫には女形の采振(ざいふり)が、狭い4斗樽の上で踊る。
勿論お囃子と共に音頭取が「ホーランエンヤ?」と声を張って謳いあげる。
漕ぎ手は櫂を漕ぎ、舵取りは巧みに櫓を操る。
幼さを残すがなかなかの美女ぶりで、容姿に似合わぬ激しい舞を披露する。
当日オイラが見た中で随一の女形はこの美しさ。かざした手がちょっと男らしいかな?
采と称するしなやかな棒の先端に、飾り布を巻きつけたものを打ち振って激しい舞を披露する。
足元は狭い4斗の酒樽、輪を描いて運航する伝馬船は揺れるので、立っているのも至難の業か?
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